エニアグラムの“センター(中枢機能)”を分かりやすく解説!

Chiyo1

突然ですが、次の3つの中で、あなたがもっとも“求めているもの”は何ですか?

  • 自立していること
  • 関心を持たれていること
  • 安心していられること

これは、エニアグラムの各性格タイプと関連していて、“センター中枢機能”と呼ばれています。
そこここでは、その“センター”について説明します!
(この考え方が分かると、性格の違いに対する理解が一段上がると思いますよ!)

  

あなたの欲求対象は?エニアグラムにおける“センター(中枢機能)”とは?(ガッツ、ハート、ヘッド)

エニアグラム(センター)人は、物事に対処するときに“本能”・“思考”・“感情”を使っています。
 …と、いきなり言われてもイメージしにくいかもしれません。

そこで思い浮かべて欲しいんですが、あなたの周りに「直観的な人、良く考える人、情緒豊かな人」など、いませんか?

こういった人達の違いは、「“本能”・“思考”・“感情”のどの機能を良く使っているか」の違いだと言えます。
そして、エニアグラムではこれらの分類を、“センター中枢機能”と呼んでいます。

【センター(中枢機能)のポイント一覧】

中枢機能
センター
分類
タイプ
求めて
いるもの
避けたい
感情
特徴概要
・本能中枢
・ガッツ
センター
189 自立 怒り 直感的で、行動派。裏表がない。
・感情中枢
・ハート
センター
234 関心 人の気持ちを汲めて、情緒豊か。好き嫌いが明確。
・思考中枢
・ヘッド
センター
567 安心 不安 物事を一歩引いて見ていて、論理的。理屈重視。

 

Chiyo1

3種類の“センター(中枢機能)”の違いの中でもっとも大切な点は、“求めているもの”です。
(ガッツセンターは自立、ハートセンターは関心、ヘッドセンターは安心。)
これが起点となって、各センターの性格特徴へと繋がるからです。
というわけで、それぞれ詳しく見ていきましょう!

エニアグラム 本能中枢(ガッツセンター)|タイプ189

エニアグラムガッツセンター

【性格特徴】

本能が優先して機能する、直感的なタイプです。
物事を身体で「感じる」ことが多く、感じたままに(意識は介在せずに)行動することが多いです。
そのため、まずは体験してみて判断します。(行動派で、運動神経が良い人が多い。)
また、表裏のないサッパリした性格の人が多いのも特徴です。

【内的性格構造】

最大の関心事は「自分の存在が自立しているか」です。
自立した状態(自分の存在)“を脅かされることを恐れるので、“怒り”を感じやすいタイプです。
また、「自立できているかどうか」に意識が向くので、時間感覚は“現在”に向きます。
(子供時代に「自立できること」を強く求めた経験のある人が多い。)

【各タイプが求める“自立”とは?】

  • タイプ1:自分が正しく完璧でいること。(間違っていないこと。)
  • タイプ8:自分の存在感を示せていること。(支配されていないこと。)
  • タイプ9:自分は平和な世界の1人でいること。(争いに巻き込まれていないこと。)

 

エニアグラム 感情中枢(ハートセンター)|タイプ234

エニアグラムハートセンター

【性格特徴】

感情が優先して機能する、情緒的なタイプです。
感情とは他者と関わる中で生まれるものなので、“人間関係に重きを置くタイプ”と言えます。
情緒豊かで、共感能力の高い人が多いです。
また、心が豊かなので、想像力やイメージ力が高い人が多いのも特徴です。 

【内的性格構造】

最大の関心事は「相手が自分に関心があるか」です。
人からの関心が下がること“を恐れるので、“恥”を感じやすいタイプです。
人からの関心によって自分のイメージ(アイデンティティ)を意識するので、“これまでに人から向けられた関心”を意識します。
そのため、時間感覚は“過去”に向きます。
(子供時代に「親からの関心(認めてもらうこと)」を強く求めた経験のある人が多い。) 

【各タイプが求める“関心”とは?】

  • タイプ2:人から愛されること。(嫌われないこと。)
  • タイプ3:人から評価されること。(無視されないこと。)
  • タイプ4:人から特別視されること。(人と同じと思われないこと。)

 

エニアグラム 思考中枢(ヘッドセンター)|タイプ567

エニアグラムヘッドセンター

【性格特徴】

思考が優先して機能する、論理的なタイプです。
“考える”ために、現実や人から距離を置くこともしばしあります。
言葉の理解が早く、論理的に考えられるのも特徴です。
“一人で考える”ことが多いので、クールな雰囲気を持つ人が多いと言えます。
(※タイプ7は明るいですが、OFFの時(家にいるときなど)はクールです。) 

【内的性格構造】

最大の関心事は「安心を得られるように、物事を体系的・論理的に捉えること」です。
まだ起きていないこと“を心配するので、“不安”を感じやすいタイプです。
その不安“を払拭し、”安心”を得るために、(将来への安心感を得るために、)物事を理解することに努めるのです。
そのため、時間感覚は“未来”に向きます。
(子供時代に「安全で安心できる環境」を強く求めた経験のある人が多い。) 

【各タイプが求める“安心”】

  • タイプ5:社会で有能であれること。(分からないことがないこと。)
  • タイプ6:社会から必要とされること。(疎外されないこと。)
  • タイプ7:社会を楽しめること。(ネガティブな考えと向き合わなくて良いこと。)

 

エニアグラム センター(欲求対象)と神経伝達物質ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)との関係!

エニアグラム ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)3種類の神経伝達物質(セロトニン、ノルエピネフリン(=ノルアドレナリン)、ドーパミン)の活動の高低を調べたところ、エニアグラムのタイプとの相関があったことが、アメリカのエニアグラム研究グループThe Enneagram Instituteから報告されています。

それで、面白いのは、3種類の欲求対象を示す“センター(中枢機能)”は、神経伝達物質のノルエピネフリン(=ノルアドレナリン)の活動の高低と相関がある点です。
ノルエピネフリンは、ストレスに反応して放出され、“不安”と深い関係があることが知られています。
これを踏まえてみると、“センター(中枢機能)”で“不安”を感じやすいのはヘッドセンター(思考中枢)に属するタイプ5・6・7です。
どれもノルエピネフリンHighとなっているので、タイプ5・6・7の「不安の感じやすさ(安心を求める傾向)」は、科学的にも確からしいと言えそうです。

 

Chiyo1

ここまでの、“センター(中枢機能)”の説明では、各性格タイプが「何を求めるのか?」を紹介しました。
さらに、「(求めるものを)どういう戦略で手に入れるのか?」についても、エニアグラム各タイプと関連付いた考え方が存在します。
詳しくはこちらをどうぞ。
>>あなたの対人態度タイプは?エニアグラムの社会的スタイル(ホーナイ分類)“を分かりやすく!