「仕事が辛い…。
でも、そう感じるということは、自分の仕事の仕方が間違っているのかもしれない…。」
そんな悩みを、抱えていませんか?
真面目なあなたが、仕事への辛さを感じる原因は、
あなた自身の“完璧主義”が、過剰になっているからかもしれません…。
そこでここでは、エニアグラム タイプ1の性格的な「仕事が辛くなってしまう原因と対策」を紹介します。
※「エニアグラムって、何?」という方はコチラ。
>>エニアグラムとは?
※エニアグラムタイプ1の性格特徴はコチラ。
>>エニアグラムタイプ1の性格特徴と適職
※「自分のエニアグラムタイプが分からない」という方はコチラ。
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エニアグラムタイプ1が“仕事が辛くなる”パターンとして、過剰な“完璧主義”に陥ることがあります。
それは、自分や他者を追い込んでしまうことに繋がってしまいます…。
エニアグラムタイプ1の仕事が辛い原因①:完璧主義過ぎて、仕事に時間がかかる&自分を追い込み過ぎる。
エニアグラム性格分類のタイプ1は、「正しくありたい」という思いがあります。
よって、“完璧主義”という特長があります。
これは、タイプ1の長所です。
しかし、“完璧主義”の悪い面が出てしまうと、
- 細部にこだわり過ぎて、仕事に時間がかかる
- 自分に過度なプレッシャーをかけて、必要以上に疲弊する
という形で、仕事が辛くなっていくことがあります。
(真面目だからこその悩みと言えます…。)
“完璧主義”自体は、タイプ1の長所なので、それを直す必要はありません。
ただし、その悪い面が出てきた際に、ブレーキを掛けられるようには、しておきたいですよね?
そこで、オススメの対策を紹介します。
「追い込まれている」と感じた時には、「“やるべきこと”の“目的”に立ち返ること」がオススメです。
つまり、
- なぜ、それをやっているのか?(目的の確認)
- なぜ、今やっていることがベストな方法なのか?(方法の選択)
- 最低限どこまでやれば、目的を満たせるのか?(目標の設定)
のように、
“方法”や”目標”の前提となっている“目的”を確認する、ということです。
なぜ、“目的に立ち帰る”のが有効かというと、
タイプ1は、行き詰まると、細かい点が気になるようになり、大局を見失うことがあるからです。
例えば、タイプ1は、
(切羽詰まっている際には、)
今やっている仕事の「目標」や「やるべきこと」は即答できますが、「目的」は即答できないことがあります。
これは、「“目標”や“やるべきこと”を、完璧に対処しよう」とフォーカスし過ぎた結果、
「視野が狭くなって、目的を見失ってしまう」ということがあるためです。
本来、“目標”や“やるべきこと”というのは、目的を満たすための手段です。
よって、手段は、目的に合わせて柔軟に調整されるべきですよね?
よって、行き詰ったら、物事から一歩引いて俯瞰して、
その仕事の“目的”に照らし合わせて、
“やるべきこと”を見直す柔軟さを持つようにするのがオススメです。
※補足
この話を、冷静なときに聞くと
「それって、当たり前のことじゃない?」
と感じるかもしれません。
でも、ゆとりがない時のタイプ1は、
意外と“やるべきこと”と感じていることが目的に合ってなかったり、
必要以上に自分を追い込んでいたりすることもあります。
なので、ぜひ意識してみて下さい。
エニアグラムタイプ1の仕事が辛い原因②:「べき」論で他者を批判して、人間関係がギスギスする。
タイプ1は「正しくありたい」と願うので、
「あるべき姿に対して、やるべきことをちゃんとやりたい」と感じています。
(そのため、「~すべき」というのが、口癖だったりします。)
タイプ1は、そういった“自分の基準値”を、他者にも求めることがあります。
その結果、(無自覚に)満たすべき基準値を満たしていない他者を、批判してしまうことがあります。
そしてそのせいで、良好な人間関係を失うことで、仕事が辛くなっていくことがあるわけです。
これは、“完璧主義”が、他者に向いた場合の悲劇とも言えます。
…ただ、タイプ1のあなたには、悪気はないんですよね?
タイプ1は、
「正しくありたいけど、自分が正しくあれているかどうか分からない」というプレッシャーにさらされていて、
(自分自身に対してもそうするのと同じように、)
他者へも“厳しい態度(批判)”を取ってしまうことがある
と、いうだけなわけです。
しかし、実際問題、他者への批判は“反発や不満”を生むものです。
そしてそれは、あなたが批判される要因になってしまうこともあります。
そうなると、もう泥沼です…。
だから、そうならないための対策として、知っておいて欲しいことがあります。
それは、
「あなたにとって“やるべきこと”と感じることが、必ずしも他の誰かにとっても“やるべきこと”なわけではない。」
ということです。
…納得いきませんか?(汗)
では、こう考えてみて下さい。
『「人の数だけ正解がある」という考え方を認めることは、
「他人の“正義”に敬意を払える」ことであり、
それは、「人として正しい行い」である。』
エニアグラムタイプ1”仕事が辛い原因と対策”まとめ
エニアグラムタイプ1が「仕事が辛い」と感じてしまう原因と対策について、まとめます。
- タイプ1は「正しくありたい」と願うため、“完璧主義”の面があり、「細部にこだわり過ぎて時間がかかる」とか「自分を追い込んで疲弊する」ことがある。
こういった場合は、“目的”を見失いがちなので、目的に立ち返って、“やるべきこと”を柔軟に見直すのがオススメ。 - あるべき論をかざして、他者に批判的になることで、良好な人間関係を失うことがある。
よって、一方的に自分の正義を押し付けることなく、「人の正義を認めることも正しさ」だと考えるのがオススメ。
私は、あなたが「正しくあろうとする」姿勢が、応援される環境になることを願っています。
さらに、“エニアグラムタイプ1の適職”について考えるのなら、こちらも参考にどうぞ。
あなたの“完璧主義”が、正しく活かせる職の条件について整理しています。