エニアグラムタイプ1適職診断セット(強み一覧と適職性、自己PR例文、モチベーションとストレス)

適職診断はちゃんとやるべきだと思う。…でも、正しい方法が分からない!」

そう悩んでいませんか?

エニアグラムタイプ1のあなたの適職診断として、“知るべきこと”はここにまとめました。
本気で就活したいと思っているのなら、是非ご活用下さい!

エニアグラムタイプ1適職診断の概要
  • 強み適職性”|タイプ1は完璧主義なので、ミスの許されない仕事に向く!?
  • 自己PR例文”|タイプ1は真面目さを、妥協しない姿勢としてPRできると良い!?
  • やる気が出る仕事条件”|タイプ1は「正しさを追求できること」が、仕事でやる気がでる条件!?

↓記事は“目次”の気になるところからどうぞ!

 「自分のエニアグラムタイプがまだ分かってない…。」という方はコチラ。
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エニアグラムタイプ1の性格特徴

エニアグラムタイプ1性格

Chiyo1

エニアグラムタイプ1の性格を一言で言うと、「しっかりした真面目な人」ですね!

エニアグラムタイプ1の性格特徴を簡単におさらいしておきましょう。

  • 正しくありたい」が、動機の人。
  • 完璧さを求める人。
  • 公平性を重んじる。
  • 責任感が強い。
  • 自分の中に“高い基準のルールがある。
  • ~すべき」、「~ねばならない」の言葉を多用。
  • 「こうあるべき」という高い水準の理想を掲げて、細かいところまでちゃんと詰めて、手を抜かずに完璧に達成しようとする。

エニアグラムタイプ1の仕事のスタイルの傾向は次の通りです。

  • 妥協せずに、高い基準で仕事をする。
  • 地道に目の前のことにコツコツ取り組める。
  • 不正やミスが無いないように、自分にも他人にも厳しい。

エニアグラムタイプ1の性格特徴の詳細についてはコチラ。
>>性格診断エニアグラム タイプ1の特徴  

2.エニアグラムタイプ1の適職診断!(強み・適職性・適職例)

エニアグラムタイプ1適職性

2章では、エニアグラムタイプ1適職を診断します。
そのために、次の順でお伝えしていきます。

エニアグラムタイプ1|強み一覧

 

Chiyo1

タイプ1の強みは、“真面目さ”や、“理想を追求していくストイックさ”だと言えます!

エニアグラムタイプ1の強みを紹介します。
(次項以降で、この強みをベースに、“適職性”や“自己PR”を考えていきましょう。)

タイプ1の強み一覧

【対自分に関わる強み】 やり抜く力
主体性
改善・成長意欲
使命感・責任感
規律力
【対他人に関わる強み】 誠実さ
真面目さ
リーダーシップ
指導・育成力
否定力
【対課題に関わる強み】 論理的思考力
正確性
計画力

タイプ1は、自分の高い理想を体現することにストイックに取り組む姿勢があります。
(やり抜く力、主体性、改善・成長意欲、規律力、論理的思考力、計画力)

また、「正しくあること」を強く望むため、真面目で、倫理感が強いのも特徴です。
(使命感・責任感、誠実さ、真面目さ、否定力、正確性)

さらに、タイプ1が組織を管理する立場になれば、組織を“あるべき姿”に導いていくことができます。
(リーダーシップ、指導・育成力)

 

ここからさらに、エニアグラムタイプ1の“特徴的な強み”についても見ていきましょう。

Chiyo1

ここで言う“特徴的な強み”とは、仕事をする上で利点になるような特徴的性質です。
適職を考える上で重要になるので、一般的強みとは別にして紹介します!

タイプ1に特徴的な強み

品行方正
(人として正しくあれる)
道徳や公平さを重んじるので、人に礼儀正しく接する。
論理的思考が得意 物事を公正に捉えられるので、順序立てて整然と考えて決定を下せる。
世の中を正すことに
貢献する
社会をより良くしたいと思っているので、高い理想を掲げ努力できる。
完璧主義 物事の細部にまで目を行き届かせ、間違いのないように取り組む。
責任感が強い 真面目で正しくあることを望むので、模範的に物事に取り組む。

 タイプ1は、正義感が強く、完璧主義なので、高い理想を掲げて物事を正しい方向に導いていけると言えます。
(この点は、他のタイプと比較しても、タイプ1特有の強みと言えます。)

そのため、組織の中では模範的な活躍が期待できます。
(いわゆる優等生タイプと言えます。)

エニアグラムタイプ1|適職性(向いてる仕事)

Chiyo1

タイプ1は、“ミスが許されない仕事”や、“強い責任感が求められる仕事”などに向いていると言えます!

エニアグラムタイプ1に“向いてる仕事”(=適職)について見ていきましょう。 

タイプ1は、「正しくありたい」という動機があることから、

  • 倫理観や責任感が強い
  • 完璧主義的
  • 高い目標を掲げる
  • 間違いなく取り組む

という“強み”を発揮します。
その“強み”が、“職種や組織が求めること”に合致するときに、本領を発揮できると言えます。

つまり、

  • やるべきことを、きちんとこなすこと
  • 順序立てて、正確に行うこと
  • 高い品質の成果物であること
  • ミスなく緻密に行うこと

などが求められる職が、“適職”だと言えます。

 

タイプ1の「倫理観の強さ、完璧主義さ」の強みにフォーカスすると、“人や社会を先導する立場になる職”にも向いていると言えます。
(例えば、教師、政治家、評論家、新聞記者、聖職者、その他社会活動に取り組むリーダーなど。)

タイプ1の「責任感の強さ、仕事のプロセスも手順通りきちんとこなすこと」に加えて、「組織改革への意欲」という“強み”にもフォーカスすると、“秩序立った組織”の中でこそ活躍できると言えます。
(例えば、国家公務員、大企業の要職など。)

タイプ1には、“地道にコツコツ頑張れる職人肌の気質”もあるので、“専門性を必要とする職”に適性があると言えます。
(例えば、会計検査官、会計士、税理士、銀行員、薬剤師、歯科医、パイロット、レストランシェフ、看護師、翻訳家、機械工、整備士など。)

エニアグラムタイプ1|適職例一覧

 その他、エニアグラムタイプ1の適職例を以下に示します。
(※適職度は「★>☆>〇」です。) 

エニアグラムタイプ1適職例 適職度
公認会計士
会計事務所スタッフ・企業の財務経理部員
アクチュアリー(保険数理士)
秘書・総務事務, アシスタント
役員秘書
広告・宣伝担当
監査
経理担当者
ビジネスアナリスト(業務の分析・設計の専門家)
バイヤー(仕入れ担当者)
最高経営責任者(CEO
コンプライアンス(法令順守)責任者
カスタマーサポート担当者
起業家
財務経理の管理職
財務経理のスタッフ
ファイナンシャルアドバイザー
ファイナンシャルアナリスト
人事の管理職
投資家
マネジメントアナリスト
マネジメントコンサルタント
マーケティングの管理責任者
プロダクトの管理職
プロジェクトの管理職
金融(個人・中小企業担当)
営業の管理職
販売代理
自営業・スモールビジネスオーナー
税理士
大工(内装工)
大工(一般建築)
エレベーター技術者(施工と保守)
現場監督
総合建設業(ゼネコン)
工場長
教育研究者
校長
教授
言語聴覚士
教師
行政サービスの管理職
確認検査員(建築)
都市プランナー
公務員(事務職)
消費者権利に関する仕事(消費者庁など)
裁判官
パラリーガル(法律事務, 弁護士秘書)
企業責任に関わるコンサル
環境保全運動家
NPO代表
法科学鑑定人(科捜研など)
行政契約の担当
政治家(市議, 市長, 知事, 国会議員)
プログラムマネージャー(NPO, 行政)
社会正義・社会的公正に関わる人(NPO
会計検査官
財務省や会計検査院の職員
臨床検査技師
カウンセラー(臨床心理士), ソーシャルワーカー(社会福祉士)
歯科衛生士
歯科医
医師
看護師
薬剤師
薬剤師アシスタント
理学療法士
精神科医心理学者
システムアナリスト(ITシステムの分析・評価の専門家)
データベーススペシャリスト・管理者
ヘルプデスク(製品の技術的な問い合わせ対応者)
情報システムの管理職
ITのサポートエンジニア
ネットワーク・システムスペシャリスト・管理者
ソフトウェア開発技術者(プログラマーなど)
品質保証・品質管理
俳優
芸術家
商業アーティスト(グラフィックデザイナー, プロダクトデザイナー)
コピーライター(広告・ウェブサイト)
評論家(芸術・エンタメ関連)
編集者(コピー, 出版, 新聞)
ジャーナリスト
編集長
メディアプロダクションスペシャリスト
音楽家
カメラマン
音響・照明・レコーディング技術者
テクニカルライター(家電取扱説明書などの専門的技術の文章作成)
作家(作詞, 小説, 脚本)
エンジニア
科学者
執事
シェフ
保育関係
飲食店員
エステティシャン
整理収納アドバイザー
サービス業の管理職(ショップ, レストラン)
トレーナー
葬儀師(葬祭ディレクター)
インストラクター(ヨガ, 瞑想など)
修道士・修道女
宗教指導者(牧師・司祭)
宇宙飛行士
客室乗務員
原子炉運転技術者
パイロット・航空機関士
警察官
輸送機関の調査官(鉄道警察など)
航空管制官
スポーツ選手
スポーツコーチ
コーチ(キャリア)
環境科学・環境保護の技術者
発明家
法律家(特に検察官)
司書
点検・保守の技術者
整備士(自動車, 航空機, 船など)
測量士
主婦・主夫

 

エニアグラムタイプ1適職のまとめ
  • タイプ1は、“正しくあろうとする”ことに関わる強みを活かすことで、“人を導く職”、“組織をより良くする職”、“専門性を要する職”などが向く。
  • また、「公平さ・正確さ・責任感」の“強み”は、タイプ1自身が大切にしたい価値観でもある。
  • 「公平さ」を活かすと、例えば法曹関連(裁判官、検察官など)なども向く。
  • 「正確さ」を活かすと、例えば経理関係(税理士、会計士など)なども向く。
  • 「責任感」はあらゆる組織で活きる。(※ただし、秩序ある組織、または秩序が求められる組織において。)

Chiyo1

 ※補足
ちなみにタイプ1は、自分の人生設計も順序立てていくことを望みます。
よって、結婚・子育て・マイホーム購入などの“ライフイベントを考慮しやすい職”を意識するのもオススメです。
(例えば、“勤務地が固定されている職”、“年収推移を予測しやすい職”など。)

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3.エニアグラムタイプ1が適職に就くには?(自己PR・例文)

エニアグラムタイプ1自己PR適職が分かったら、今度はその“適職に就く”ために、エントリーシートや面接への対策が必要になってきます。
そこで、エニアグラムタイプ1の強み自己PRをしていくために、次のことを紹介していきます。

エニアグラムタイプ1|自己PRの強み言い回し一覧

Chiyo1

タイプ1は、その真面目さを、妥協せずに物事に取り組む態度として話ができると良いと思います!

エントリーシートや面接での“強み”についての質問を想定して、エニアグラムタイプ1の“強みの言い回し”について見てみましょう!
(応募する企業が求める人物像を考慮して、効果的な表現を選んでみて下さい。) 

タイプ1の自己PRに使える強みの言い回し①

分類 強み 強みの言い回し
対自分 やり抜く力 最後まで諦めずに努力できる、責任感を持って目標達成に取り組む
主体性 関わることに対して自分事として取り組み、積極的に提案や行動をする
改善・成長意欲 物事に取り組む際に、妥協せずに、より良い状態を追求する姿勢がある
使命感・責任感 自分の立場や役割を考えて、やるべきことをやることができる
規律力 ルールを守る。規則正しく行動できる。真面目。
対他人 誠実さ 人や物事に対して誠意を持って向き合うようにしている
真面目さ 人や物事に対していい加減な態度は取らず、精一杯に取り組む。
リーダーシップ チームの中で、目標を決めたり、引っ張っていくことに意欲を感じる
指導・育成力 人に、教えたり、励ましたり、話を聞いたりして、成長を助けることに意欲を感じる
否定力 否定的なことでもはっきりと伝えられる
対課題 論理的思考力 物事を順序立てて、筋道立てて考えれる
正確性 精度の高いアウトプットを仕上げることに意欲を感じる
計画力 物事を達成する上での必要なことを洗い出して、時間軸で整理できる

 

タイプ1の自己PRに使える強みの言い回し②

特徴的強み 自己PR用言い換え 人から言われる言葉
品行方正
(人として正しくあれる)
礼儀を大切にしている 礼儀正しい
人への接し方が平等
論理的思考が得意 物事を公平に扱って考える 話が筋道立っている、
論理的思考力がある
世の中を正すことに
貢献する
不公平なことは見過ごせない
目標志向
正義感が強い
ストイック
几帳面 几帳面 完璧主義
仕事に見落としがない
責任感が強い 責任感が強い 真面目、誠実、
自律している

 “強み”の言い回しとして、「人から~と言われる。」という言い回しも有効です。
(該当する強みや文脈にもよりますが、効果的に織り交ぜて使うのがオススメです。)

エニアグラムタイプ1|自己PRのためのエピソード選定

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タイプ1の強みを語るエピソードを考えてみましょう!
自分を追い込んだ」と思えることや、(自分では自覚はないけど)周りから「ストイックですね」と言われたことなどはないですか?

“強み”を自己PRする文章を考えていきましょう!
自己PRをするには、その説得力を得るために具体的なエピソードが必要です。
(「“強み”の主張」と、「“エピソード”による証拠」がセットになって、説得力のある自己PRになるからです。)

そこで、自分の過去のエピソードを振り返ってみて、“頑張ったこと”や“上手くいったこと”を思い出してみましょう。
あなたの“エピソードを探るヒント”を、次に示します。

タイプ1の自己PRのためのエピソードのヒント

特徴的強み エピソードのヒント
品行方正
(人として正しくあれる)
礼儀を持って、人から信頼された・クセの強い人とも信頼を結べたという経験。
論理的思考が得意 話が分かりやすいと評された経験。物事を公平に扱い解決に導いた経験。
世の中を正すことに貢献する 「あるべき姿」のために、妥協せずにやり遂げた経験。
几帳面 物事の細部までこだわって間違いを回避した経験。
責任感が強い 自分の役割責任を最後まで果たした経験。

タイプ1の“真面目さ”に紐づく強みである“礼儀正しさ、公正性、正義感、几帳面さ、責任感”は、このタイプにとっては、「当たり前のことを当たり前にやっているだけ」という感覚かもしれません。

しかし!
タイプ1は他のタイプと比べて、“当たり前”の基準が高いので、十分に“強み”として通用することが多いと言えます。
(自分の何が強みと言えるのか、自分だけでは分からない場合は、周りの人に聞いてもらうのも有効です。)

ただ…、タイプ1は真面目なので、「自分では当たり前だと思っていることを“強み”として語るのは抵抗がある」と、思う方もいるかもしれません。
その場合は、「(それらの強みについて、)周りの人からはそういった強みがあると言われる」という言い方で、話を展開するのも有効と言えるでしょう。

もし、それでも抵抗を感じるようなら、こう考えてみて下さい。
就活の場において、あなたには「採用担当者に、あなたの人間的特徴を把握させる責務がある」のです!

…どうでしょうか?
「私は自分の強みを語るべきだ!」と、感じられてきましたよね?

エニアグラムタイプ1|自己PR例文(新卒の場合&転職の場合)

エニアグラムタイプ1の自己PR例文を見てみましょう!

自己PRをする場合は、“N字型のストーリー”のフォーマットを使うのがオススメです。
“N字型のストーリー”とは、“⓪日常⇒①ピンチ⇒②強みの発揮⇒③解決”の順で話すことです。
これによって、採用担当者の心に残る話ができると言えます。

N字型ストーリー

それを踏まえて、エニアグラムタイプ1の方の自己PR例文を紹介します。

新卒の場合(ガクチカ

例)強み「正義感」、応募職種「弁護士(犯罪被害者側)」

私の強みは、公平であることにこだわれることだと思っています。
周りからは「正義感が強い」性格をしていると言われます。
私は生徒会に所属しているのですが、(⓪日常)
以前に、私の代と先輩の代とで意見の食い違いがあり、トラブルが起きたことがありました。(←①ピンチ)
当時、両者には互いにけん制し合う険悪なムードもあったのですが、私は対立ではなく対話をすべきだと考えました。そのため、自分の代の主張だけでなく、先輩の代の主張も聞き、公平に考えて、どうすべきかを話し合う場を作ることをしました。(←②強みの発揮)
その結果、トラブルは解消し、周りからは「勇気がある」という声をかけてもらいました。また、次の会長選出時には、同世代や先輩たちからの推薦があり、会長を務めることにもなりました。このことは、自分の公平性を重んじる姿勢を評価頂いたのだと思っています。(←③解決)
物事を公平に扱うことを大切にし、やるべきことを冷静に実施する姿勢は、被害に合われた弱い立場の人を守る弁護士の職務にも活かせるものと考えています。(聞き手ニーズとの結び付け)

 

転職の場合

例)強み「几帳面」、応募職種「経理の職」

私の強みは、几帳面なところです。間違いがないように、準備やチェックは入念に実施するように心掛けています。
前職では、医療事務に勤めていたのですが、(←⓪日常)
そこでは、患者さんのレセプト(診療報酬明細書)の計算が合わないということが、度々ありました。(←①ピンチ)
その際、私は「ミスを良く見つけられる」と言われ、よくチェックを頼まれていました。私はミスしないように、計算がややこしい症例ケースは事前によく調べて、自分なりに整理したノートを作るなどして、ミスしない工夫をしていたためだと思っています。(←②強みの発揮)
整理した知識は周りとも共有し、勉強会を企画したりもしました。その結果、レセプトの計算間違いほぼ見られなくなりました。(←③解決)
不備の許されない仕事において、間違いのないようにするための準備を怠らない姿勢は、経理の仕事でも活かせると考えています。(←聞き手ニーズとの結び付け)

 

エニアグラムタイプ1|自己PRの弱み対策

Chiyo1

タイプ1の弱みは、“真面目さ”という強みの裏返しとして、“堅いこと(柔軟性に欠ける)”とか“細かいこと(几帳面)”でしょうか。

適職を考える時は、“強み”をベースに探るべきです。
(強みが活きる職でこそ、自分も満たされながら、周りにも喜んでもらえる(=稼げる)からです。)

しかし!
「あなたの弱みは何ですか?」というのも、エントリーシートや面接では鉄板の質問になっています。
これにもちゃんと答えられることが、“自己分析できていること”をPRするために必要です。

よって、ここではエニアグラムタイプ1の“弱みについても紹介します。

タイプ1の自己PRに使える弱み対策

分類 強み 強みに対応する弱み
対自分 やり抜く力 こだわりが強く出て、
柔軟性に欠けることがある。
主体性 物事を自己完結して考えがち。
独断的となり、人に任せるのが苦手。
改善・成長意欲 細かいことを気にし過ぎることがある。
使命感・責任感 問題や仕事を一人で抱え込みやすい。
規律力 融通が効きにくいところがある。
対他人 誠実さ 用心深い。人見知りする。
真面目さ 要領が良くないときがある。
リーダーシップ 我が強く、独りよがりになることがある。
指導・育成力 他者に過干渉になることがある。
否定力 相手の意見を“(否定せずに)受け入れること”
ができていないことがある。
対課題 論理的思考力 理屈っぽいところがある。
正確性 “広く浅く”や”スピード”
が求められる場面は苦手。
計画力 几帳面なところがある。

タイプ1には特徴的な強みとして、“真面目さ”があります。
しかし、それを前面に打ち出すと、“柔軟性の乏しさ”や、“視野の狭さ”を心配される可能性があります。
なので、それらの弱点は「自覚はしていること」を示した上で、対策まで示せると良いでしょう。

“対策”と言うのは、例えば、
「多様な人の意見も参考にするようにしている」
「熱くなったときこそ、物事を一度俯瞰的に捉えることを心掛けている」
ということなどです。

ただ、それら“対策”まで具体的に示せなくても、及第点かもしれません。
なぜなら、そもそも自分の“弱点”の自覚していることを示すことだけでも、“視野の狭さ”への疑いを晴らす効果はあるからです。
(本当に視野が狭い方の場合は、“自分を客観視すること”すらも難しいためです。)

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4.エニアグラムタイプ1のやる気が出る仕事条件とは?(モチベーション・ストレス)

エニアグラムタイプ1やる気が出る仕事条件2

4章では最後に、エニアグラムタイプ1が“やる気が出る仕事条件(職場環境)”を説明します。

適職に就けても、その仕事を“継続”できないと、意味がないですよね?
そして、“継続”を得るには、”モチベーションが上げる”&“ストレスを少なくなる”環境選びが重要です。

“モチベーション”に詳しいアメリカの心理学者ハーズバーグは、「職への満足度は、“モチベーション要素があること”と“ストレス要素がないこと”の両方が必要。」と言っています。

ハーズバーグの二要因理論

そこでここからは、“エニアグラムタイプ1のモチベーション&ストレス環境”についてお伝えします。
(企業選びの際の、チェック項目としても役立ててみて下さい。)

エニアグラムタイプ1|モチベーションの上がる仕事の条件

Chiyo1

タイプ1のモチベーションが上がる職場条件の中で大事なのは、「自分が正しいと信じることが、組織の正義として扱われること」だと言えます!

エニアグラムタイプ1がモチベーション高く仕事ができる職場環境について紹介します。 

自分と会社の理想がマッチしているとモチベーションUP

タイプ1は、「正しくありたい」という感覚があります。

よって、「自分の理想とすることに対し、迷いなく、妥協なく、全力を注げる状態」があれば、もっとも活き活きと活動できます。
そのためには、「“自分の理想”と“職場(または企業)の理想”の方向が、一致していること」が重要です。
(それがあればこそ、「“自分の理想”を追求すること」が、「組織内での“正義”」として扱われるためです。)

(↑ここサラッと言ってますが、スゴイ重要です。
逆これがないと、タイプ1はものすごいストレスに晒されることになります…。)

采配を持って信じることをやれるとモチベーションUP

さらにその上で、「“采配”があること」が重要になります。

「“采配”があること」というのは、「理想を進める上での権限があること」です。
理想に対して妥協なく取り組み、プロセスにも順序立ててキチンと取り組むことが大切なタイプ1にとって、それを実現できる“権限(決定権やリソースなど)”があることが大事だからです。 

組織に明確なルールがあることでモチベーションUP

「“明確なルール”があること」も重要です。

「明確な“ルール”があること」というのは、「規律が明確に定義されて、それがしっかり守られている組織であること」ということです。
例えば、逆に、

  • ルールのない無法地帯
  • 求められることがコロコロ変わる
  • 場当たり的に対応することが求められる

などのような職場だと、「やるべきこと」が定まらず、タイプ1の強みである「一貫性のある“理想”の追求」が活きないからです。

仲間が真面目で尊敬できることでモチベーションUP

社員が勤勉であること(怠惰な人がいない、周りも理想の体現に協力的、上司が尊敬できる、など。)」も大切です。

タイプ1は、ストイックさがあるので、周りが真面目に頑張っていると、感化されて自分も頑張るタイプと言えます。
(逆に、“不公平さ”を見過ごせないので、同じ職場にダラけている人がいると、気になってイライラしてしまうでしょう。 )

 

エニアグラムタイプ1モチベーションが上がる職場の条件まとめ
  • タイプ1は、「自分の正しさを証明するために邁進し、間違いは指摘し、完璧を目指す」ことができる環境でこそ、モチベーション高く活動できる。
  • そのために、「自分の理想とその職の理想が一致」し、かつ「所属する組織の中に“采配”と“明確なルール”があること」が大事。
  • 勤勉な同僚”と働ける(&怠け者がいない)ことも重要。

エニアグラムタイプ1|ストレスを感じる仕事の条件

Chiyo1

タイプ1のストレスが溜まる職場条件の中で大きいのは、「批判されること(または、その恐れがあること)」だと言えます!

エニアグラムタイプ1が“ストレスを感じてしまう職場環境(仕事条件)”について紹介します。 

“仕事を間違いなく進める”ことが重視できないとストレス!

タイプ1は、「正しくありたい」という思いがあるので、「間違うこと」が大きなストレスです。
(だから、「自分が間違うこと」がないように「細かいところまでしっかりチェックできる」ことは、タイプ1の長所なわけです。)

そのため、「自分が間違う可能性にさらされる」時点で大きなストレスになります。
例えば、

  • 「正しい」とは思えない目的や目標に向かって、仕事させられること
  • 不確かな情報しかない中で、決断することを求められること
  • 正しい手順を踏むための、時間や予算を与えられないこと

など、です。
よって、タイプ1がストレスなく仕事する上では、「ちゃんとした目的・判断手順・進め方で仕事ができる職場環境」であることが重要と言えます。 

(些細なことでも)批判されるとストレス!

タイプ1は、「間違っている」ことを避けたいと思っているので、自分が批判されることに敏感です。

タイプ1が批判されるシーンとは、例えば次のことなどです。

  • ミス(の可能性)を指摘される
  • 掲げる理想が「独りよがりだ」と言われる
  • 自分の行動(ストイックさ)についていけない人から不満が出る

 

よって、そういったことがないように、“自分の理想と追求できる采配があること”や、“周り人も自分の理想の体現に協力的なこと(=非協力的な人や批判的な人がいないこと)”も、タイプ1がストレスなく仕事する上で大切な要素と言えます。 

 

エニアグラムタイプ1ストレスを感じる職場条件まとめ
  • タイプ1は、「正しくありたい」ので、「間違うこと」がストレス。
  • 「正しい」と思える仕事ができない職場はストレス。
  • 「間違い(の可能性)」を指摘(批判)されることに敏感なので、“前向きで協力的な同僚”がいる職場(=“批判的な人”がいない職場)であることも重要。

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Chiyoエニアグラムタイプ1適職診断」の最後に。

Chiyo

ここまでお疲れ様でした!
“エニアグラムタイプ1の適職”については以上です。

これを読んでくれているあなたが、就活中か、これから就活予定か、あるいは適職迷子の社会人なのかは分かりませんが、“職選び”は人生レベルで重要なテーマだと思います。
そこに対して、少しでも“気付き”を提供できたのなら嬉しい限りです!

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

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