エニアグラムタイプ5適職診断セット(強み一覧と適職性、自己PR例文、やる気が出る仕事・出ない仕事)

「自己分析は、そのやり方さえ分かれば、正確に分析できる自信があるのに…。」

この記事では、そんなエニアグラムタイプ5が、“就活で必要になる自己分析情報”を体系的に把握できるような適職診断をお伝えします。
この知識があれば、就活は大幅に有利になると思います!

エニアグラムタイプ5適職診断の概要
  • 強み適職性”|タイプ5は分析力が高いので、データを相手にする仕事が向いてる!?
  • 自己PR例文”|タイプ5は探究心の強みを、根気強さとしてPRできれば良い!?
  • やる気が出る仕事条件”|タイプ5は知的刺激があると、仕事へのやる気が出る!?

↓“目次”の気になるところからどうぞ!

 

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1.エニアグラムタイプ5の性格特徴

エニアグラムタイプ5性格

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エニアグラムタイプ5の性格を一言で言うと、「考えることを重んじる学者肌な人」ですね!

エニアグラムタイプ5の性格特徴は次の通りです。

  • 有能でありたい」が、モチベーション(動機)の根源。
  • 分析力に富み、論理的思考を重んじる人。
  • 膨大な“知識を得ることにこだわる。
  • 「客観的・事実・分析・観察」の言葉を多用。
  • 頭(思考や知識)を使って物事を整理・管理できることに満足感を覚える。
  • 複雑なデータを分析力に長け、その本質理解や未来予測を楽しむ。

 

エニアグラムタイプの仕事のスタイルの傾向は次の通りです。

  • 冷静で、物事を客観的に分析できる。
  • 知識を増やすために、地道に勉強し続けられる
  • 事実を組み立てて分析している時間が楽しく、1人で深く思考する時間が必要。
  • チームワークを重視するより、個人の裁量で仕事できる方が本領を発揮できる。

 

エニアグラムタイプ5の性格特徴の詳細についてはコチラ。
>>性格診断エニアグラム タイプ5の特徴  

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2.エニアグラムタイプ5が適職診断!(強みと適職性の把握)

エニアグラムタイプ5適職性1章では、エニアグラムタイプ5の適職診断します。
そのために、次の順でお伝えしていきます。

エニアグラムタイプ5|強み一覧

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タイプ5は、客観的な分析や、学者肌ならではの知的探求心が強みのポイントですね!

エニアグラムタイプ5の強み一覧を示します。
(次項以降で、その強みをベースに“適職性”や“自己PR”を考えていきましょう。) 

タイプ5の強み一覧

【対自分に関わる強み】 好奇心
探究心
集中力
感情をコントロールする力
持続力
【対課題に関わる強み】 論理的思考力
分析力
正確性
計画力
広い視点で捉える力

タイプ5に対する“強み”一覧における説明をしていきます。

タイプ5は「有能でありたい」がモチベーションです。
その“有能さ”とは、とりわけ“頭の良さ・知識の豊富さ”を指します。
(つまり、“どれだけ知っているか”と“どれだけ考えられているか”が、重要だということです。)

そういった価値観を持っているので、知識や思考をもって客観的に世界を理解しようとします。
それによって、社会に自分の“有能さ”を示せるように活動します。
(論理的思考力、分析力、正確性、広い視点で捉える力)

また、興味のある特定領域の知識を深堀りすることに喜びを覚えるのも特徴です。
(好奇心、探究心)

加えて、自立していて、「一人で考える」ことを得意とします。
(集中力、感情をコントロールする力、持続力、計画力)

 

さらに、タイプ5の“特徴的な強み”についても紹介しましょう。

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ここで取り上げる“特徴的な強み”とは、性格特徴の中でも、“特に仕事に影響する特徴”を指します。
そのため、ここまで紹介した強みとは分けてフォーカスしていきたいと思います。

タイプ5に特徴的な強み

集中力が高い 「ひとりで集中する」という行為自体を好む。
物事を整理して
考えるのが得意
複雑な情報を構造的に整理・分析して、未知のことを予測するのが得意。
客観性が高い 私情にとらわれず、偏見を抜きにして、物事を冷静に公平に判断できる。
感受性が豊か 物事を観察して分析するのを好むので、人の表情や仕草から本心を読み取る能力も高い。
自律的に仕事ができる 個人で活動するのが性に合うので、自分で情報を集め分析し、自分で考えて取り組める。

 タイプ5の特徴的な強みは、次のものが挙げられます。

  • 知識を深めることに熱心になる
  • 考えを整理するのが得意
  • 自律的に活動して高い集中力を発揮する、など

 共通点として、思考力や知識を重視する“学者肌”の特徴に結びついていると言えます。

エニアグラムタイプ5|適職性(向いてる仕事)

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タイプ5は、思考力や分析力が高いので、他人(の気持ち)よりも、データや事実を相手にする職が向いていると言えます!

エニアグラムタイプ5に“向いてる仕事”(=適職)について見ていきましょう。

タイプ5は、「有能でありたい」がモチベーションで、“考えること”や“分析すること”を好むのが特徴です。
よって、“人”を相手にする職よりも、“理論やデータ”を扱う職の方が向いていると言えます。

  • 膨大なデータを分析すること
  • 具体的な情報を分かりやすい抽象的に概念化すること
  • 論理的に考察すること

これらに、やりがいを感じるためです。
つまり、“分析力、観察力、客観力、俯瞰力、論理的思考力が活かせる職”に向くと言えます。

加えて、タイプ5は「自分の知識を広げたい!深めたい!」という欲求が強いので、“専門的知識を活かせる職”にも適職性があると言えます。
(これらを踏まえると、例えば、専門家、研究職、アナリスト、リサーチャー、システムエンジニア、プログラマー、歯科技工士、翻訳者、経営コンサル、法曹(※ただし法廷に立つような弁護士・検察は除く)、会計士、税理士、弁理士、監査などが挙げられます。)

あるいは、タイプ5は、直接的な専門家としての活動だけでなくでも、“専門知識を間接的に活かせる職”なども向きます。
(調査員、翻訳家、評論家など。)

また、タイプ5は、“一人でできる職”が向きます。
「自分のエネルギーは、自分の裁量で使いたい」と思っていて、「一人で静かに集中して仕事をすること」を理想とするからです。
よって、

  • 仕事の進め方に裁量権がある
  • 考える時間が十分にある
  • チームで動くより個人で進めていける

という職だと、強みを発揮しやすいと言えます。
(例えば、学者、技術者、 発明家、などが挙げられます。)

エニアグラムタイプ5|適職例一覧

その他、エニアグラムタイプ5の適職例を以下に示します。
(※適職度は「★>☆>〇」です。) 

エニアグラムタイプ5適職例 適職度
公認会計士
会計事務所スタッフ・企業の財務経理部員
アクチュアリー(保険数理士)
広告・宣伝担当
監査
ビジネスアナリスト(業務の分析・設計の専門家)
最高経営責任者(CEO
総務の管理職(給与・福利厚生)
起業家
財務経理の管理職
財務経理のスタッフ
ファイナンシャルアドバイザー
ファイナンシャルアナリスト
投資家
マネジメントアナリスト
マネジメントコンサルタント
産業カウンセラー
プロダクトの管理職
プロジェクトの管理職
不動産鑑定士
金融(個人・中小企業担当)
自営業・スモールビジネスオーナー
税理士
WEBデザイナー
大工(内装工)
大工(一般建築)
ロジスティシャン(物流担当)
製造オペレーションアナリスト
教育研究者
校長
教授
教師
行政サービスの管理職
法科学の技術者(鑑識)
刑事・私立探偵
裁判官
行政契約の担当
自然科学分野の管理者(土地・動物・医療などの規制に関わる)
政治家(市議, 市長, 知事, 国会議員)
会計検査官
財務省や会計検査院の職員
カウンセラー(臨床心理士), ソーシャルワーカー(社会福祉士)
医師
ホスピスの職員
看護師
薬剤師
薬剤師アシスタント
精神科医心理学者
システムアナリスト(ITシステムの分析・評価の専門家)
データベーススペシャリスト・管理者
ヘルプデスク(製品の技術的な問い合わせ対応者)
情報システムの管理職
ITのサポートエンジニア
ネットワーク・システムスペシャリスト・管理者
情報セキュリティ専門家
ソフトウェア開発技術者(プログラマーなど)
情報技術者の管理職
品質保証・品質管理
俳優
学芸員(博物館職員)
建築士
アートディレクター(独立)
アートディレクター(会社員)
職人・工芸家
芸術家
商業アーティスト(グラフィックデザイナー, プロダクトデザイナー)
コピーライター(広告・ウェブサイト)
評論家(芸術・エンタメ関連)
監督・ディレクター(舞台, 映画, テレビ, ラジオ)
編集者(コピー, 出版, 新聞)
エンターテイナー(フィギュアスケーター, マジシャンなど)
フィルムエディター
イラストレーター・漫画家
ジャーナリスト
アニメーター, マルチメディアアーティスト
音楽家
カメラマン
音響・照明・レコーディング技術者
テクニカルライター(家電取扱説明書などの専門的技術の文章作成)
作家(作詞, 小説, 脚本)
エンジニア
科学者
園芸家(ガーデナー)
保険損害査定人
飲食店の管理職
インストラクター(ヨガ, 瞑想など)
修道士・修道女
宗教指導者(牧師・司祭)
エンジニアリング学校のインストラクター
パイロット・航空機関士
郵便局職員
輸送機関の調査官(鉄道警察など)
航空管制官
スポーツ選手
スポーツコーチ
コーチ(キャリア)
通訳・翻訳家
環境科学・環境保護の技術者
発明家
弁護士・法律家
弁理士
司書
点検・保守の技術者
整備士(自動車, 航空機, 船など)
測量士
主婦・主夫

 

エニアグラムタイプ5向いている仕事(適職)まとめ
  • タイプ5は、「有能でありたい」と願い、「考える」ことを好むので、“現象を観察して本質的な気づきを得る職”や、“データを分析して規則性や問題点を見出す職”が向く。
  • また、知識欲が強いので、“専門知識が活かせる(増やせる)職”だと満足感を得られやすいと言える。
  • さらに、一人で集中できる環境があることにこだわるので、“個人で裁量を持って進めていける職”も向く。

 

※補足:タイプ5NO TELEPHONE!?

タイプ5は、連絡手段として、電話や対面よりも、メールを好みます。
よって、基本的な連絡手段はメールで済ませられる職の方が適していると言えます。
リアルタイムで連絡するよりも、メールや報告書の方が、自分の都合の良い時間に確認や返事ができるためですね。
(電話は、突然かかってくる分、自分の集中タイムを邪魔されるのが嫌らしいです。)
ホリエモン(堀江貴文さん)が「NO TELEPHONE」という歌を歌っていましたね…。正に、あぁいう心境なのでしょう。

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3.エニアグラムタイプ5が適職に就くには?(自己PR・例文)

エニアグラムタイプ5自己PR

ここでは、エニアグラムタイプ5自己PRを作成するために、次のことを紹介していきます。

エニアグラムタイプ5|自己PRの強み言い回し一覧

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タイプ5は、知的好奇心を知識習得への貪欲さとして、分析力をデータ処理に強い(と言うか、好き)という姿勢として話ができると良いと思います!

エントリーシート・面接などで“強み”を質問されることを想定し、エニアグラムタイプ5の“強みの言い回し”を確認しましょう。
(※企業側が求めている強みを調べておくことも忘れないで下さい。) 

タイプ5の自己PRに使える強みの言い回し①

分類 強み 強みの言い回し(~なところがある。~な部分が長所。)
対自分 好奇心 知らないことがあると積極的に調べたり体験してみる
探究心 1つのことに根気強く向き合って、深く突き詰められる
集中力 1つのことに没頭して取り組める
感情を
コントロールする力
トラブルや人との意見の相違があっても、冷静に平穏を保って物事に取り組める
持続力 1つのことに、長期的に、粘り強く取り組める
対課題 論理的思考力 物事を順序立てて、筋道立てて考えれる
分析力 データや情報を整理して、真実や未来を予測できる
正確性 精度の高いアウトプットを仕上げることに意欲を感じる
計画力 物事を達成する上での必要なことを洗い出して、時間軸で整理できる
広い視点で
捉える力
物事の全体構造や、将来性を考慮できる

 

タイプ5の自己PRに使える強みの言い回し②

特徴的強み 強みの言い回し 人から言われる言葉
集中力が高い 1つのことに没頭して取り組める 集中力が高い
物事を整理して

考えるのが得意

データを整理して関連付けて考えるのが得意 分析力がある、
客観性が高い 私情を交えずに考えられる 客観的
感受性が豊か 物事の少ない変化も捉えられる 観察力がある
自律的に
仕事ができる
一人で仕事が進められる 自律している

 

エニアグラムタイプ5|自己PRのためのエピソード選定

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タイプ5の“強み”を自己PRに、エピソードを添えて論拠立てていきましょう!
これまで、好奇心を感じたことに集中して取り組んだことや、高い分析力を発揮した経験はないでしょうか?

自己PRを完成させるには、“強み”の論拠となる“実体験(エピソード)”が必要です。
エニアグラムタイプ5の“エピソード探しのヒント”を紹介します。 

タイプ5の自己PRに使えるエピソード

特徴的強み エピソードのヒント
集中力が高い 物事に一気に集中して取り組み、人よりも短時間に深い仕事をやり遂げた経験(特に頭を使う作業)。
物事を整理して

考えるのが得意

複雑な情報やデータを整理・分析して、深い考察ができた経験。
客観性が高い 私情にとらわれず、冷静に客観的に行動できた(考えられた)経験。
感受性が豊か 観察力を活かして人が気づかないことに気付けた経験。
自律的に
仕事ができる
1つのことを、計画から実行まで1人でやってのけた経験。

タイプ5の大きな強みである「分析力」を自己PRする場合は、「対象としたデータの量の膨大さ」や「通常の人が考察できない気付きに至れたこと」など、「その“凄さ”を客観的に理解できる表現」エピソードがあると良いと言えます。
(タイプ5が普通にできるとおもっている“分析”は、他のタイプにとっては普通ではないことがあるので、ちゃんとその“凄さ”が分かる説明がないと、理解してもらえないことがあるからです。) 

また、(例えば趣味であっても、)“何かにハマって物事を極めた経験”を語ると、「物事を深く・根気強く・探究できる力」を、自己PRする材料になると言えます。

エニアグラムタイプ5|自己PR例文 (新卒の場合)&(転職の場合)

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エニアグラムタイプ5の自己PRの例文を見てみましょう!

自己PR文翔を考える場合は、“N字型のストーリー”を使うと、聞き手の記憶に残りやすいのでオススメです。
“N字型のストーリー”とは、“⓪日常⇒①ピンチ⇒②強みの発揮⇒③解決”の波を持って話をすることです。

N字型ストーリー

これを使うと、事実のみを語るよりも、相手の記憶に定着する効果が期待できます。
それを踏まえて、エニアグラムタイプ5の自己PR例文を紹介します。

<新卒の場合(ガクチカ)>

例)強み「自分を律する」、応募職種「研究職」

私の強みは、自律的に物事を進めていけることだと考えています。
私は研究室では●●のテーマを担当しているのですが(←⓪日常)
その中で、理論上は可能なはずなのに、実際に実験するとうまくいかないことがありました。(←①ピンチ)
この問題に対して、いくつかの仮説を考えて、目標にしていた学会発表までの日程から逆算してやるべきことを計画して、教授に相談しました。後は、研究室に籠って粛々と集中し、実験に当たりました。(←②強みの発揮)
その結果、期限までに実験成果を得ることができ、目標としていた学会発表も果たすことができました。 (←③解決)
問題解決のために仮設を立て、計画を練り、タスクを実行していくことを、自律して進めていけることは、研究者に求められる素養だと思っています。(←聞き手ニーズとの結び付け) 

 

<転職の場合>

例)強み「分析力」、応募職種「データアナリスト」

私の強みは、分析力です。複雑なデータを整理して、それが示す傾向を考察するのが得意だと考えています。
以前は、掃除機のメーカーで開発職に従事していました。(←⓪日常)
その際に、営業から、特定使用環境にある顧客から「吸引力がすぐに低下する」というクレームがあるので確認して欲しいと問い合わせを受けたことがあります。(←①ピンチ)
対象顧客の環境で想定される吸引対象や、連続稼働時間など、様々な要素を洗い出して検証し、膨大なデータから吸引力低下の原因条件を明らかにしました。(←②強みの発揮)
顧客に対してはメーカー推奨の最適使用条件として明確な回答ができましたし、製品の機能改良にも繋がる成果を得ることができました。(←③解決)
データから規則性を見出し、目的に対して必要な判断を実施できるようにする分析力は、データアナリスト業務にも活かせると考えています。(←聞き手ニーズとの結び付け)

 

エニアグラムタイプ5|自己PRの弱み対策

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タイプ5の弱みとしては、物事を一歩引いて観察するのが得意な反面、人と距離を置いてしまう点が挙げられると言えるでしょう!

面接では、“弱み”が聞かれこともあるので、確認しておきましょう。
(正直に答えてOKです。大事なのは、自分の弱みを把握できていることと、そこへの対策も考えられていることです。)
エニアグラムタイプ5の“弱みは、次などが挙げられます。

タイプ5の自己PRに使える弱み対策

分類 強み 強みに対応する弱み
対自分 好奇心 興味を持ったものにのめり込んで視野が狭くなることがある。
探究心 1つのことにハマって、周りが見えなくなることがある。
集中力 マルチタスクが苦手。
感情を
コントロールする力
(気持ちをセーブすることで、)人に距離感を感じさせてしまうことがある。
持続力 短気的にスピーディにやりきる力は乏しいところがある。
対課題 論理的思考力 理屈っぽい
分析力 判断や行動に時間がかかるところがある。
正確性 “広く浅く”や”スピード”が求められる場面は苦手。
計画力 几帳面
広い視点で
捉える力
細かい視点や、現実問題への配慮が足りないこともある。

タイプ5の“強み”として、「集中力、論理的思考力、分析力」などが挙げられますが、これらは“個人として発揮できる能力”が多いものです。
よって、(それらの“個人的能力が求められる職”であっても、)組織内でのコミュニケーション能力が心配される可能性はあります。
そこで、最低限の社交性やコミュ力は磨いておきましょう!

…と言われても、どうしたら良いか分かりませんよね?

そこで、
(“人と仲良くする”までのコミュ力改善意欲とまではいかなくても、)

  • 「組織内での連携を円滑にするための関係性作りは大事だと考えていること」
  • 「コミュケーションを取るために意識していることがあること(挨拶は大事にしている、ランチは人を誘うようにしている、など)」

などが示せると良いでしょう。

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4.エニアグラムタイプ5のやる気が出る仕事条件とは?(モチベーションとストレス)

エニアグラムタイプ5やる気が出る仕事条件2

4章では最後に、エニアグラムタイプが“適職性を活かせる仕事条件(職場環境)”について説明します。

 

…ちなみに、
“職場の満足度”は何で決まるかご存じですか?

アメリカの臨床心理学者ハーズバーグは、アメリカで200名のエンジニアについての聞き取り調査と分析を行い、人の仕事への満足度は2つの要素によって決まると結論付けました。
それは、「モチベーションが高まる要素が多いこと(動機付け要因)」と「ストレスを生む要素が少ないことによって決定付けられる(衛生要因)」です。
(これを、“ハーズバーグの二要因理論”と呼びます。)

ハーズバーグの二要因理論

そこでこれから、エニアグラムタイプ5が職場で、“モチベーションが高まる条件”と“ストレスが生じる条件”についてお伝えします。
(これから就活の人は、受けようとしている会社の環境が「自分に合うか」を判断する上でもお役立て下さい。)

エニアグラムタイプ5|モチベーションの上がる仕事の条件

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タイプ5のモチベーションを上げる職場条件の中で大事なのは、“知的刺激があること”と“個人で考えて仕事を進められること”だと言えます!

エニアグラムタイプ5が“モチベーション高く仕事ができる条件(職場環境)”について紹介します。 

知的刺激を感じられるとモチベーションUP

タイプ5は、「有能でありたい」がモチベーションです。
(ここで言う“有能”とは、“博識”と言い変えても良いかもしれません。つまり、“物知り”ということです。)

そのため、「“頭(知識や思考)”を使って世の中を理解したい」と考えていて、“知的好奇心の対象”に対しては、自主的にどんどん探究していくことができます。
よって、モチベーションが高まる職場環境の条件としては、“知的刺激があること(知識を深めていける機会があること)”が、重要だと言えます。 

知的なディスカッションができる機会があるとモチベーションUP

タイプ5は、“人との感情的な接触”は避けたがる傾向がありますが、一方で“知的な論争”なら好みます。

よって、知的な人との繋がりを作る機会があることも、職場環境選びのポイントだと言えるでしょう。
(例えば、「専門的内容を議論する場がある(社内での会議)」、「有識者会、研究会、学会などへの参加が許される(社外での討論)」、など。) 

誰にも邪魔されずに、個人で考えて仕事を進められる環境があるとモチベーションUP!

タイプ5は、行動するよりも頭で理解することに満足感を覚えるタイプです。

「物事をしっかりと観察・分析して、十分な理解と考察を得られたとき」に、高い満足感を感じる傾向があります。
そこで、「じっくりと“考える”ことができること(それが求められること)」も、活き活き仕事をする条件と言えます。

さらに言えば、じっくりと考えるには、“誰にも干渉されない自分だけの時間と場所”が必要になります。
(物事を客観的に観察・分析するには、物事と一定の距離を取る必要があるためです。
また、人と関わらない方が、自分のエネルギーを思考に集中できると考えていることも理由です。)
よって、“個人で仕事を進められることが認められている職場環境”を選ぶのがオススメです。

 

エニアグラムタイプ5モチベーション高く仕事できる条件(職場環境)まとめ
  • タイプ5は、頭を使って物事を理解できることに満足を覚えるので、 “知的好奇心を感じること”を深めていける機会があることが、モチベーション高く仕事ができる条件(職場環境)の条件。
  • “知的な論争”ができる機会」や、「個人で仕事を進めることが認められていること」も、大切な職場環境の条件。

エニアグラムタイプ5|ストレスを感じる仕事の条件

Chiyo1

タイプ5が、ストレスを感じる職場条件として、“過剰な人付き合いが求められる”、“考えることよりも行動することが評価される”ことが挙げられます!

エニアグラムタイプ5が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”について紹介します。 

“過剰な人付き合いが求められる職場”だとストレス!

タイプ5の主なストレスの原因として、“人間関係”が挙げられます。

“データや事実”を扱うことを好む反面、“頭で割り切れないこと(主に感情)”に向き合うことへの苦手意識が強いためです。
(そのため、“感情論で話をする人”には、特に苦手だと考える傾向があります。)

また「自分の時間は、自分のために使いたい」と考えているので、「人からの干渉される時間はもったいない」と考えることも、人と距離を取りたがる理由の1つです。
よって、人間関係のトラブルに巻き込まれることはもちろんのこと、“チーム内の人付き合いに対する同調圧力を感じる職場環境”は、ストレスに感じることがあります。

※補足
タイプ5は、個人で仕事をするのを好むので、“チームワークが重要になる職場”も、ややストレスに感じるかもしれません。

 

“考えることよりも、行動することが評価される職場”だとストレス!

タイプ5は「知ること・分かること」を重要視します。
そのため、行動を起こす前に、まず頭で納得する必要があるタイプと言えます。
(行動先行型<思考先行型)

そのため、

  • 熟慮(深く考えること)が必要とされない環境
  • “行動の量・スピード”が評価される環境
  • “とりあえずやってみる精神”が「良し」とされる環境

などだと、肌に合わずに、ストレスを感じてしまうことがあるでしょう。

※補足
少し余計なお世話な話をします…。
仕事において“考えること”は重要ですが、行動しないと成果は出ないものですよね?
タイプ5は、“思考(や知識)が重視される職”が向くタイプですが、一方で「知るだけで満足して行動しない人(ノウハウコレクター)」になりやすい傾向もあるようです。
“行動ばかりが重視される職場”からは「逃げる」のを考えるのもオススメですが、たまには「あえて考えずに行動してみる」ことで、“経験知”を積むことを意識してみることもオススメです!

 

エニアグラムタイプ5が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”まとめ
  • タイプ5は、感情(論)と向き合うのが苦手で、“過剰な人付き合いを求められる職場環境”だとストレスになる。
  • “考えること”や“知ること”を優先する分、“行動量やスピードが評価される職場環境”だと、仕事へのやる気が出ない。

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Chiyoエニアグラムタイプ5適職診断」の最後に。

Chiyo

ここまでお疲れ様でした!
“エニアグラムタイプ5の適職”については以上です。

これを読んでくれているあなたが、就活中か、これから就活予定か、あるいは適職迷子の社会人なのかは分かりませんが、“職選び”は人生レベルで重要なテーマだと思います。
そこに対して、少しでも“気付き”を提供できたのなら嬉しい限りです!

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

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