「仕事が辛い」
- 日々、気疲れを感じる
- チームとしての一体感を感じない
- 全体を見回してバランスを考えて行動しているのに、ただのハッキリしない奴だと扱われているように感じる
そんな悩みを抱えていませんか?
あなたの“仕事が辛くなる原因”は、「皆が平和でいて欲しい」という願いが、裏目に出ているところがあるのかもしれません…。
そこでここでは、エニアグラムタイプ9の性格的な「仕事が辛くなってしまう原因と対策」について解説します。
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エニアグラムタイプ9が“仕事が辛くなる”パターンとして、過剰に「平和でいたい」と望む結果、流されやすくなることがあります。
例えば、自分の意思で仕事のメリハリを付けるのが苦手だったり、自分の意見を言うことや判断をすることを避けることがあります
エニアグラムタイプ9の仕事が辛い原因①:仕事にメリハリを付けるのが苦手で、いつまでもリラックスできない。
タイプ9は、「平和でありたい」と願うので、「自分を環境に馴染ませる力(環境適応能力)」が高い、という特長があります。
(タイプ9は穏やかで、自然体で、それでいてさりげなく気遣いをしてくれるので、話していると不思議とリラックスできます。)
しかしその反面、「環境に合わせる」という点で、環境に“流されやすい”ところがあります。
その結果、「仕事にメリハリを付けること(自分の意思でON/OFFを切り替えること)」が苦手なところがあります。
例えば、
- 仕事に本腰を入れるのが遅い
- まったりと仕事をして、結果、ダラダラして集中できていない
- 仕事をし出すといつまでも仕事をする(一度やり始めると止め時が分からずいつまでもやってしまう)
など。
こういう風に言うと、
「…そう言われれば、そうかもしれない。
でも、マイペースで仕事していたい。」
と、感じるかもしれません。
でも、仕事へのメリハリがないと、
ONのときも、仕事への集中力が下がっていつまでも終わらなかったり、
OFFのときも、仕事のことを考えて十分にリラックスできなかったりすることがあるでしょう。
そうなると、気付かない内に、疲労とストレスが溜まっていって、
「仕事が辛い」という状態に追い込まれてしまう可能性があります。
…簡単に言うと、
タイプ9のあなたが望む「究極的リラックス(のんびり・ダラダラ)」ができなくなる、可能性があるということです。
(少しは危機感を持ってもらえたんじゃないでしょうか。笑)
そこで、オススメの対策を紹介します。
それは、自分の意思ではなく、テクニックやルール作りで、仕事にメリハリを設けていく方法です。
例えば、
- 仕事に取り組む前に、タスクや業務時間を明確にしておく
- 休憩に入る時間をあらかじめ決めておく
- 締め切りから逆算して、早期に目標設定しておく
- 惰性で取り組んでいる仕事は、いっそやらないと決めておく
など。
“意思”の力でなく、“ルール化”の力を借りるのがオススメです。
エニアグラムタイプ9の仕事が辛い原因②:自分の意見を言わないことで、頼りないと感じられる。
タイプ9は、「平和でありたい」という願いから、
「人の意見に対して判断をせず、ありのままに受け入れられる寛容さ」
という特長があります。
ただしその反面、色々な意見に共感を示せるが為に、
“自分の意見(自分としてどう感じているか)”を自覚しにくいところがあり、
「意見をはっきりと言わない」ことがあります。
(人との調和を重んじるので、「自分の意見によって衝突が生まれるのを避けたい」ということも、「自分の意見を言わない」原因の1つとしてあります。)
その結果、
- “保守的”に見えて、頼りないと感じられる
- “考えてない”と誤解されて、信頼が下がる
- “自信がない”ように見えて、控え目な印象を与えてしまう
などが、ありえます。
そうなると、ないがしろな扱いを受けて、周りの人との一体感を感じられなくなる可能性があります。
それは、タイプ9のあなたにとって、「仕事が辛い」状況に繋がると言えます。
そこでオススメな対策を紹介します。
それは、小さなことからで良いので、“思ったこと”を発信する癖をつけることです。
(例えば、SNSに最近の出来事と感想を載せる、とか。)
いきなり大きな意見を言って、反論されたり、それによって傷つく人が出てたら嫌ですよね?
だから、小さな意見から馴らしていきましょう。
発信していればと、それによって自分の意見を認識し、“自分としての考え”が鮮明になっていくと言えます。
エニアグラムタイプ9の仕事が辛い原因③:判断を先送りにして、仕事が進まない。
タイプ9は、「平和な気持ちでいたい」と望みます。
そのため、自然体で、人を落ち着かせる雰囲気を持っています。
(※その特長から、タイプ9は唯一「他のどの性格タイプとも合わせられるタイプ」とも言われています。)
しかしその反面、「心の平穏を脅かすこと」を避けようとする傾向があります。
つまり、「変化を避け、現状維持を望み、判断を先延ばしにする」ことがあるわけです。
(「視野が広く、共感力も高い分、様々な意見が正しく見えてしまって、選べなくなる」ということも、影響します。)
例えば、次のような“仕事で判断が必要なシーン”を想像してみて下さい。
- あなたは判断をしないといけない立場にある。
- 現状、2つの選択肢に迫られている。
- どちらもメリット・デメリットがある。
- どちらを選んでも、喜ぶ人と悲しむ人がいる。
- 「選ばない」という選択はできない。
- 判断が遅れると、状況は不利になっていく。
- 周りからは「早く判断して」と、圧をかけられる。
…
どう感じますか?
とりあえず、ストレスはマックスですよね?笑
このような場合、精神的な健全度の低い状態のタイプ9は、
「それでも選択しない」という荒業を行うことがあります。
そうなると「仕事が辛い」どころではなく、
致命的に首が締まることになるので注意して下さい。
しかし、
(ここで紹介したシーンのようなことが起きるのは、レアかもしれませんが、)
仕事を進めていく過程においては、“判断”が必要になる場面は多いものです。
では、そのためにどうすれば良いのでしょうか?
そこでオススメの対策を紹介します。
それは、「日頃から判断する訓練をすること」です。
(これも、先ほどの「自分の意見を発信する訓練をしていく」のと似ています。)
というのも、タイプ9は“新しいことは体で覚えていくタイプ”です。
何かができるようになる上で、
「感情的に奮い立つ」よりも、
「頭で理解する」よりも、
「繰り返しやってみる」というのが、もっともしっくりくるタイプと言えます。
よって、小さなことからで良いので、“判断する癖”を付けていきましょう。
(例えば、初めは、外食する際に「日替わり・オススメ・連れと同じ」ではなく、「自分の食べたいもの」を自分で決めて注文ようにする、など。そういったレベルからで良いと思います。)
※補足
ルーチンの仕事の中で求められるような判断なら、(“訓練”ではなく)“ルール化”で対応するのも有効でしょう。
例えば、
- “期日”までに一定レベルまで完了できなかったら、一度関係者に相談する。
- 一定期間で“基準値”を越えなかった案件はペンディングする。
- “判断軸”を設けて点数化して、一定数値を越えないものは採用しない。
など。
“判断”を事前にルール化しておけば、“自分の中の葛藤”を相手しなくて済むようになります。
(※でも、仕事として本当の意味で求められる“判断力”とは、そういったルーチン業務の話ではないと思うので、“仕事で活きる判断力”を体得するためには、やはり“訓練”をしていくがオススメです。)
エニアグラムタイプ9”仕事が辛い原因と対策”まとめ
エニアグラムタイプ9が「仕事が辛い」と感じてしまう原因と対策について、まとめます。
- タイプ9は、平和を重んじるため、環境適応力が高い。しかし反面、環境に流されやすいところがあり、仕事にメリハリを付けるのが苦手なところがある。
よって、仕事のON/OFFをテクニカルに付けられるように、そういったルールを作るのがオススメ。 - タイプ9は、様々な意見に同調できる特長がある。しかしその反面、自分の意見や立ち位置が分からなくなり、自分の意見を言わないことがある。
よって、“自分の意見を言う訓練”をするのが大事。
(SNS発信など、ライトなものから始めていくのがオススメ。) - タイプ9は、平穏でいたいと思い、それを脅かされないように、判断を先送りにすることがあります。
よって、判断することも、日々小さく訓練していくことがオススメ。
(タイプ9は体で覚えるタイプなので、繰り返しの訓練が効果的。まずは、「外食時の注文を自分で決める」程度からで良い。)
私は、タイプ9のあなたが、マイペースに心穏やかに生きられることを応援しています!
関連記事として、エニアグラムタイプ9のあなたが、「“雰囲気の良い職場の中で、一体感を感じながら仕事ができる職”に就く秘訣」について、まとめています。
参考にどうぞ。