エニアグラムタイプ3適職診断セット(強み一覧と適職性、自己PR例文、やる気が出る仕事・出ない仕事)

「自己分析は、就活を成功させるために必要だと知っている。でも、できれば早く効率的にやりたい!」

そんなあなたのために、エニアグラムタイプ3適職診断を整理しました。
あなたの就活を成功に導くためご活用下さい。 

エニアグラムタイプ3適職診断の概要
  • 強み適職性”|タイプ3はアピールする力が高いので、表舞台に立つ仕事が向いている!?
  • 自己PR例文”|タイプ3は目標達成意欲の高さを、主体性行動力としてPRできると良い!?
  • やる気が出る仕事条件”|タイプ3は、“評価を高められること”ができるとやる気が出る!?

↓“目次”の気になるところからどうぞ!

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1.エニアグラムタイプ3の性格特徴

エニアグラムタイプ3性格

Chiyo1

エニアグラムタイプ3の性格を一言で言うと、「華のある颯爽(さっそう)とした人」ですね!

エニアグラムタイプ3の性格特徴は次の通りです。 

  • 「価値のある存在でありたい」が、モチベーション(動機)の根源。
  • 明確な“目標がある人。
  • 効率性を重んじる。
  • 評価を得るため、成果にこだわる。
  • 「結果・目標・効率」の言葉を多用。
  • 成功することに価値を置き、精力的に働く。
  • 成果を出すためなら、負荷のかかるチャレンジや、新しいことにも前向きに取り組める。

 

エニアグラムタイプ3の仕事のスタイルの傾向は次の通りです。

  • 成功のために、明確な目標を持って仕事をする。
  • 話が簡潔で、物事をうまくPRできる。
  • 人を動機付けて、やる気にさせる。

 

エニアグラムタイプ3の性格特徴の詳細についてはコチラ。
>>性格診断エニアグラム タイプ3の特徴  

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2.エニアグラムタイプ3が適職診断!(強みと適職性の把握)

エニアグラムタイプ3適職性

2章では、エニアグラムタイプ3の適職診断します。
そのために、次の順でお伝えしていきます。

エニアグラムタイプ3|強み一覧

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タイプ3は、“目標に向かってバリバリ進んでいく系”の強み(主体性プレゼン力など)が目立ちますね!

エニアグラムタイプ3の強み一覧を示します。
(次項以降で、この強みをベースに、“適職性”や“自己PR”を考えていきましょう。) 

エニアグラムタイプ3の強み一覧

【対自分に関わる強み】 主体性
行動力、活動意欲
目標指向性・達成意欲
感情をコントロールする力
【対他人に関わる強み】 気配り・ホスピタリティ
働きかける力(巻き込み力)
リーダーシップ
わかりやすく伝える力
プレゼンテーション力
説得力
【対課題に関わる強み】 計画力
提案力
推進力

タイプ3に対する“強み”一覧における説明をしていきます。

タイプ3は、自分の価値を作るために、「人からの高い評価が得られること」に対して活発に活動することができます。
(主体性、行動力、活動意欲、目標指向性・達成意欲)

そのために、高い目標を設定し、計画的に、自分を律しながら取り組むことができます。
(感情をコントロールする力、計画力、推進力)

また、タイプ3は、評価に敏感な姿勢があることから、「自分(および自分が発信すること)が客観的にどう見えるか」(さらに、「どう見せるのが効果的か」)を、理解・設計する能力があります。
(わかりやすく伝える力、プレゼンテーション力、説得力、提案力、働きかける力(巻き込み力))

その客観性は、「人の感情を読んで配慮する」ことや、「能力を見抜いて導くこと」にも活かされます。
(気配り・ホスピタリティ、リーダーシップ)

 

さらに、タイプ3の“特徴的な強み”についても紹介しましょう。

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ここから示す“特徴的な強み”は、タイプ3の強みの中でも、特に仕事のアドバンテージになるものです。適職性を考慮する上で重要な要素なので、別個で紹介します!

エニアグラムタイプ3に特徴的な強み

人のモチベーションを
上げられる
人から評価されることに喜びを感じるので、人の関心を見抜きそれをくすぐるのが上手い。
目標達成に向けて
邁進できる
成果を出して賞賛を得ることを重視しているので、リスクを恐れず熱心に仕事に打ち込める。
効率を重視できる 早く目標達成したいと思うため、効率の良さを重んじられる。
問題解決能力がある 成果を出すために知識や知性を研鑽するため、それを活用して問題解決できる。
物事の見せ方が上手い 人に良く見られることを意識して生きているので、自分や商品をPRするのが上手い。

タイプ3は、「価値のある存在でありたい」がモチベーションのため、「成功したい」という思いが強く、そのためならストイックに邁進し続けられます。

また、「評価されること」を喜びに感じるため、それを得るための他者視点(客観性)に優れ、物事の見せ方が上手いと言えます。 

※補足:
“強み”とは話が少しズレますが、
タイプ3は、目標達成にストイックな一方で、“努力は隠したいタイプ”です。
それは、「頑張っていないのにできる人」と思われた方がカッコいいからでしょう。笑
(あとは「頑張ったのにできなかったらダサいから」という保険の意味合いもあるかもしれません。)
いずれにせよ、その虚栄心(カッコつけたい心情)こそが、タイプ3の原動力だと言えます!

エニアグラムタイプ3|適職性(向いてる仕事)

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エニアグラムタイプ3は、“他者の視点で物事を見る能力”が高いので、PR・パフォーマンス・演技などが求められる職に向いていると言えます!

エニアグラムタイプ3に“向いてる仕事”(=適職)について見ていきましょう。

タイプ3は、「価値のある存在でありたい」と願い、評価・成功にこだわって、主体的に、勤勉に、目標志向的に、ワーカホリックに仕事に取り組みます。
よって、“達成すべき目標が設定でき、頑張った成果が目に見える形で得られる環境”を選ぶのが良いと言えます。
(職種としては例えば、エリート会社員、歩合制セールスマン、トレーダー、証券ディーラーなど。)

また、タイプ3は、「上昇志向」が高いので、“憧れられる要素があって、地位の高さに繋がる職”であれば、活き活きと努力していけます。
(例えば、医師、弁護士、会計士、弁理士、その他専門性が高い職や資格難易度が高い職など。)

さらに、タイプ3は「良い評価を得たいと思っている」ために、普段から“客観性や、説得力(プレゼン力)、イメージを魅力的に操作する能力”が鍛えられています。
よって、“人前に立って印象を操作する職”にも向きます。
(例えば、役者、タレント、アナウンサー、インフルエンサー、政治家、など。)
さらに、その“客観性”や“イメージ操作”の強みは、“モノ・コトの良さをデザインしていく職”にも活かせると言えます。
(例えば、マーケッター、演出家、広報、広告代理店、プロデューサー、など。)

加えて、タイプ3は「前向きで、話がうまく、人の才能を見抜いて動機づけるのも得意」です。
よって、“人を導いて管理する職”にも、適性があります。
(組織の管理職・リーダー職、など。) 

エニアグラムタイプ3|適職例一覧

その他、エニアグラムタイプ3の適職例を以下に示します。
(※適職度は「★>☆>〇」です。) 

エニアグラムタイプ3適職例 適職度
公認会計士
会計事務所スタッフ・企業の財務経理部員
役員秘書
広告代理店コンサル
広告・宣伝担当
監査
ビジネスアナリスト(業務の分析・設計の専門家)
バイヤー(仕入れ担当者)
最高経営責任者(CEO
総務の管理職(給与・福利厚生)
カスタマーサポート担当者
起業家
財務経理の管理職
財務経理のスタッフ
ファイナンシャルアドバイザー
ファイナンシャルアナリスト
人事の管理職
投資家
マネジメントアナリスト
マネジメントコンサルタント
マーケティングの管理責任者
産業カウンセラー
プロダクトの管理職
プロジェクトの管理職
広報
リクルーター
金融(個人・中小企業担当)
営業の管理職
販売代理
自営業・スモールビジネスオーナー
人材育成の管理職
WEBデザイナー
コンストラクション・マネジャー(建設業務のコンサル)
現場監督
総合建設業(ゼネコン)
メーカー企業のオーナー
工場長
校長
教授
教師
行政サービスの管理職
都市プランナー
裁判官
NPO代表
行政契約の担当
官庁(の管理職)
政治家(市議, 市長, 知事, 国会議員)
会計検査官
カイロプラクティック施術者
カウンセラー(臨床心理士), ソーシャルワーカー(社会福祉士)
歯科医
医師
ヘルスケアサービスの管理職
看護師
薬剤師
精神科医心理学者
獣医師
システムアナリスト(ITシステムの分析・評価の専門家)
データベーススペシャリスト・管理者
情報システムの管理職
情報セキュリティ専門家
ソフトウェア開発技術者(プログラマーなど)
情報技術者の管理職
俳優
エージェント(スポーツ選手, 芸術家, 芸能人)
学芸員(博物館職員)
芸術家
コピーライター(広告・ウェブサイト)
評論家(芸術・エンタメ関連)
編集者(コピー, 出版, 新聞)
ファッションデザイナー
ジャーナリスト
編集長
音楽家
カメラマン
ニュースキャスター・TVやラジオの司会者
作家(作詞, 小説, 脚本)
エンジニア
科学者
シェフ
ホテルや民宿の管理職
インテリアデザイナー
サービス業の管理職(ショップ, レストラン)
セミナー講師(能力開発系)
インストラクター(ヨガ, 瞑想など)
修道士・修道女
宗教指導者(牧師・司祭)
宇宙飛行士
客室乗務員
パイロット・航空機関士
警察官
輸送機関の管理職
エージェント(スポーツ選手)
スポーツ選手
スポーツコーチ
コーチ(キャリア)
発明家
弁護士・法律家
主婦・主夫

 

エニアグラムタイプ3適職性のまとめ
  • タイプ3は、“セルフイメージが高められる(と思える)こと”に対して活き活きと取り組めるので、“目に見えた成果が得やすい職”、“権威ある地位になれる職”、“注目を集められる職”に向く。
  • また、客観性やプレゼン力もあるので、“人や物事の良さをデザインしていく職”にも向く。

 

※補足:タイプ3は鶏口牛後(けいこうぎゅうご)が向く!?

タイプ3は、“人からの自分への注目や期待値”が、ヤル気に直結します。
そのため、大きな組織の中でその一員として埋もれるよりは、中規模組織の中のエースでいるが、輝ける場合があると言えます。
よって、(人に自慢できるような有名な企業だけでなく、)その中で自分が注目を浴びられそうかどうかも、適職選択の基準として頭の片隅に入れておくことをオススメします。 

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3.エニアグラムタイプ3が適職に就くには?(自己PR・例文)

ここでは、エニアグラムタイプ3の自己PRの作成のために、次のことを紹介していきます。

エニアグラムタイプ3|自己PRの強み言い回し一覧

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タイプ3は、主体性や目標達成意欲を、“成果を求めて効率的に物事を進めていける姿勢”として話ができると良いと思います。

エントリーシートや面接で「自己PRして下さい。」と言われた場合を考えて、エニアグラムタイプ3の“強みの言い回し”を確認しておきましょう。
(※その際には、選んだ企業がどんな人を求めているのかをチェックしておくことも大事です。)

タイプ3の自己PRに使える強みの言い回し①

分類 強み 強みの言い回し
対自分 主体性 関わることに対して自分事として取り組み、積極的に提案や行動をする
行動力、
活動意欲
目的を達成するための行動のスピードや量は負けない自信がある
目標指向性・
達成意欲
目標を掲げて計画を立て、それを実行していくに意欲を感じる
感情を
コントロールする力
トラブルや人との意見の相違があっても、冷静に平穏を保って物事に取り組める
対他人 気配り・
ホスピタリティ
相手が求めていることを察知できる。相手の気持ちを配慮した行動ができる
働きかける力
(巻き込み力)
物事に取り組むときに、多くの人に認知や協力をしてもらうようにしている
リーダーシップ チームの中で、目標を決めたり、引っ張っていくことに意欲を感じる
わかりやすく
伝える力
話すときは、論理的に、相手の理解度を予測しながら話すようにしている
プレゼン
テーション力
物事を伝えるときに、相手の感情や理解度を考えて、効果的な訴求の仕方を考えられる
説得力 相手が納得できる接し方や話し方ができる
対課題 計画力 物事を達成する上での必要なことを洗い出して、時間軸で整理できる
提案力 相手が抱える問題を理解して、最適な解決策を提示できる
推進力 物事の目的を達成することに向けて邁進することができる

 

タイプ3の自己PRに使える強みの言い回し②

特徴的強み 強みの言い回し から言われる言葉
人のモチベーションを
上げられる
人をやる気にするのが得意
人を巻き込むのが得意
説得力がある
目標達成に向けて
邁進できる
決めた目標を達成するために邁進できる
目標志向
努力家、ストイック
効率を重視できる 費用対効果を重視している 効率的
問題解決能力がある 目的に照らし合わせて
やるべきことを考えられる。
合理的、論理的
物事の見せ方が上手い 物事の客観的印象をイメージするのが得意 客観的、
話の要点を押さえている

 “強み”の言い回しは、「~なところがあります。」「~な部分が強みです。」以外にも、「人から~と言われます。」という言い方も有効です。
(強みの種類によって使い分けてみて下さい。)

エニアグラムタイプ3|自己PRのためのエピソード選定

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タイプ3の強みを語るエピソードを探りましょう!
輝いている自分をイメージして頑張った経験”など思い出してみて下さい。

“強み”を自己PRする文章を考えていきましょう!
自己PRの説得力は、具体的なエピソードがあることで決まります。
そこで、自分のエピソードを思い出し、“強みが発揮された経験”を探ってみましょう。

次に示すエニアグラムタイプ3の強みの“エピソードを探るヒント”も参考にしてみて下さい。

タイプ3の自己PRに使えるエピソード

特徴的強み エピソードのヒント
人のモチベーションを
上げられる
人をやる気にさせた、説得できた経験。
目標達成に向けて
邁進できる
目標を決めて計画を立てて自分を追い込んで成果を出した経験。
効率を重視できる 人がアナログでやっていることや伝統的なやり方を、効率化させた経験。
問題解決能力がある 問題に対して、柔軟に合理的に考えて解決した経験。
物事の見せ方が上手い 物事のポイントを分かりやすく説明して、評価を得た経験。

 これまでの、“自分で目標を立てて、達成した経験(挑戦した経験)”を思い出してみて下さい。
そのエピソードは、「主体性・目標志向・計画性・行動力・問題解決・論理的思考」をアピールする材料になります。

また、その中で、目標達成プロセスにおいて工夫した部分があれば、「効率性、合理性、柔軟性」も、併せてPRすることができると言えます。

あるいは、その目標達成の過程で、“チームをまとめた経験”などもあれば、「リーダーシップ・人を巻き込む力」もアピールできるでしょう。 

エニアグラムタイプ3|自己PR例文(新卒の場合)&(転職の場合)

エニアグラムタイプ3の自己PR例文を見てみましょう!

自己PR時は、“N字型ストーリー”を意識してみて下さい。
これは簡単に言うと、「失敗(ピンチだったこと)を語ること」です。

タイプ3にとって、失敗を語るのは苦痛かもしれませんが…。
でもその“失敗開示”は、その後の“成功を印象付けるためのスパイス”だと思って下さい。

「挫折を乗り越える際に、強みを発揮した」という話ができると、あなたの強みに説得力が増すでしょう。

N字型ストーリー

それを踏まえて、エニアグラムタイプ3の方の自己PR例文を紹介します。

新卒の場合(ガクチカ

例)強み「合理的・主体的」、応募職種「外資系会社員」

私の強みは、合理的に考えられることだと思っています。
私は飲食店のバイトをしていたことがあります。(←⓪日常)
そのお店では、季節限定メニューを出した際に大幅に忙しくなり、バイトが続々と辞めていくということがありました。(←①ピンチ)
そのとき私は、問題点は新メニューの調理工程の多さにあると考えました。そこで、ピークの時間帯以外で下準備をしておくことや、季節メニューを少し高い値段にして作業工程の短いメニューを少し安くすることで注文のバランスを取ることや、季節メニューは1日数量限定にすることなどを提案しました。(←②強みの発揮)
その結果、学生バイトの提案ながらいくつかの案を採用してもらい、ピーク時の忙しさの軽減や、バイトが辞めていく事態も食い止めることができました。(←③解決)
問題に対して合理的に原因や対策を考えて行動できることは、御社の業務の中でも効果的な提案に繋げられると考えています。(←聞き手ニーズとの結び付け)

 

転職の場合

例)強み「客観的」、応募職種「マーケッター」

私は、客観的で説得力がある話を構成できる点が強みだと思っています。
前職ではセミナー講師をやっておりましたが、 (⓪日常)
あるとき主力商品であった資格取得講座の売上が、ゆるやかに右肩下がりになっていたことがありました。 (←①ピンチ)
そこで私は、無料開催しているプレセミナーの内容を見直し、その中で、「なぜ独学でなく、講座を受ける方が良いのか」を、合格率の違い、独学のリスクなど、顧客視点で気になる話やデータを添えて説得力を高めて話をするようにしました。(←②強みの発揮)
その結果、プレセミナー受講者の本講座申し込み率が約30%増加し、売上推移は増加に転じました。(←③解決)
客観的視点で、顧客ニーズを見つけて最適な提案を考えることは、市場ニーズに合わせて最適な商品販促を考えるマーケッターの仕事にも活かせると考えています。(←聞き手ニーズとの結び付け)

 

エニアグラムタイプ3|自己PRの弱み対策

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タイプ3の弱みと言えば、目標達成を優先し過ぎて、独りよがりになってしまうことがあることが挙げられます。

適職を考える時は、“強み”をベースに探るべきですが、「あなたの弱みは何ですか?」という質問も、面接では良く聞かれるものです。
よって、この対策もできておくことが、“自己分析できていること”をアピールする上で大事と言えます。

そこでここでは、エニアグラムタイプ3の弱みの把握と対策をしておきましょう。 

タイプ3の自己PRに使える弱み対策

分類 強み 強みに対応する弱み
対自分 主体性 物事を自己完結して考えがち。独断的となり、人に任せるのが苦手。
行動力
活動意欲
考えるよりも先に体が動くことがある。
目標指向性
・達成意欲
集中すると周囲が見えなくなる。自分を追い込みやすい。
感情を
コント
ロールする力
(気持ちをセーブすることで、)人に距離感を感じさせてしまうことがある。
対他人 気配り・
ホスピタリティ
おせっかいになってしまうことがある。自己主張が乏しくなることがある。
働きかける力
(巻き込み力)
(巻き込み方が強引になって)人への気遣いが行き届かないことがある。
リーダーシップ 我が強く、独りよがりになることがある。
わかりやすく
伝える力
(言葉を選び過ぎて、)気持ちが伝わらないことがある。
プレゼン
テーション力
アピールを優先し、実際よりも過剰な伝わり方をしてしまうことがある。
説得力 相手の主張を尊重して、支援する力が乏しいことがある。
対課題 計画力 几帳面なところがある。
提案力 人の提案をサポートする姿勢に欠けることがある。
推進力 問題や相手に合わせて課題や方策を設計していく力が乏しい。

タイプ3の特徴的な強みである「目標達成」に関わる主体性をアピールしすぎると、「協調性の乏しさ」を心配される恐れがあります。
よって、「組織やチームの中での役割を果たした経験」や、「サポートに回わることの必要性を認識していること」も、自己PRに添えられると良いでしょう。
(つまり、「自分にスポットライトが当たっていない部分でも、皆のために頑張れるよ!」ということのアピールができると良いと言えます。)

また、タイプ3は、「話が簡潔で分かりやすい」ことから、「冷徹で淡々とした印象」を与えてしまう心配もあります。
そのせいで、「仕事への情熱の少なさ」を懸念される可能性もあるので、志望動機を語る場面の中などでは、“熱量”を持って語ることを意識することも、大切と言えるでしょう。

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4.エニアグラムタイプ3のやる気が出る仕事条件とは?(モチベーションとストレス)

エニアグラムタイプ3やる気が出る仕事条件24章では、適職紹介の最後として、エニアグラムタイプ3の“やる気が出る仕事条件(職場環境)条件”についてお伝えします。

適職性を発揮するには、職場環境において“モチベーション高く取り組めること”と、“ストレスがないこと”が大事です。

“仕事のモチベーションを与える影響”、心理学者ハーズバーグが提唱した有名な“ハーズバーグの二要因理論”をご存じでしょうか?
これは、仕事への満足度を決めるのは“動機付け(モチベーション要素があること)”と“衛生要因(ストレス要素がないこと)”だということです。

ハーズバーグの二要因理論

大事なことは、片方が欠けると、片方が高くても満たされないということです。

そこで、“エニアグラムタイプ3のモチベーション&ストレスの条件”をお伝えします。
(就職活動中の方は、「この企業の職場環境は自分に合うか?」をチェックするためにも役立ててみて下さい。)

エニアグラムタイプ3|モチベーションの上がる仕事の条件

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タイプ3のモチベーションが上がる職場条件の中で大事なのは、“成功をイメージできること”と“注目されること”だと言えます!

エニアグラムタイプ3が“モチベーション高く仕事ができる条件(職場環境)”について紹介します。 

「成功に繋がっている」とイメージできればモチベーションUP!

タイプ3は、「価値のある存在でありたい」と思い、“成功”を追い求めます。

よって、「自分の頑張りが、“成功(お金や地位など)”に繋がっている」と思えるのなら、高いモチベーションを保って邁進していくことができます。
そのため、成果が、目に見える形で評価される職場環境を選ぶのがオススメです。

または、直接的に金銭的見返りがなくても、今している仕事が“栄光のキャリア”に繋がることがイメージできる“成長”を感じられるなら、辛抱強く取り組めるのも特徴です。 

注目される機会があればモチベーションUP!

タイプ3は、人からの評価にこだわるので、“自分が注目される機会”があることで活き活きとできます。

よって、“仕事の成果を発表できる場”や“成績を表彰される場”があると、やる気が出ると言えます。
(または、“人に見られること自体が仕事の一部であること”も、モチベーションに繋がるでしょう。)

※補足
“自分が注目される機会がある”という意味では、タイプ3は、自分の能力のレベルで、職場の同僚の能力平均値を上回れそうな職場を選ぶ方が良いと思います。
その方が、職場の人からの注目や評価を得られるためです。
(「鶏口牛後」(≒「一軍の補欠よりも、二軍のエースであれ」の意味)の考え方ですね。参考にしてみて下さい。)

 

エニアグラムタイプ3モチベーション高く仕事できる条件(職場環境)まとめ
  • タイプ3は、“成功(お金、地位、肩書、権力など)”と“評価(賞賛、尊敬など)”にこだわる。
  • そのため、「成果が評価されるシステムがある」、「将来の栄光に繋がる成長を感じられる」、「注目される機会がある」職場環境を選ぶと、モチベーション高く仕事ができる。

エニアグラムタイプ3|ストレスを感じる仕事の条件

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タイプ3のストレスが溜まるのは、“成功に繋がらないと思う事・人と、関わらないといけない状況”にあるときだと言えます!

エニアグラムタイプ3が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”について紹介します。 

“成功をイメージできないこと”をやらされるとストレス!

タイプ3は、“成功すること”を目指します。
よって、「成功(栄光・賞賛・評価)がイメージできないことをやらされる」と、大きなストレスです。
例えば、

  • 単調な反復作業
  • 成果が出るまでに長期の時間がかかること
  • 大きな成果には繋がらないこと(例えば、改善・改良に関わる仕事など)
  • 現状を維持する仕事(例えば、整備・点検・保守に関わる仕事など。)

など。

同じ理由で、「頑張っても評価されない(と思う)こと」も、ストレスに感じます。
例えば、

  • “自分の頑張り”が“自分の評価”にならない(部下や後輩の育成、など。)
  • 評価システムのルールがあいまい(上司や人事からの印象で評価が決まる、など。)
  • 成果以外で評価が決まる(年功序列の給与体制、など。)

などです。

※補足
タイプ3が昇進していった際にブチ当たる問題が、“部下の育成”です。
“部下の育成”は、“自分への賞賛”に繋がらないので、やる気が出ないようです。
(その結果、多くのタイプ3のリーダーは、プレイングマネージャー(自分も実務をする管理職)になるようです。)
もちろん、リーダーとして部下にも仕事を割り振りますが、それは“リーダーとして自分が賞賛される成果を得るために、部下を駒として扱う”というパターンに陥ることが結構あるようです。
気を付けて下さい!

 

“要領の悪い人”と仕事をするとストレス!

タイプ3は、成功を意識して仕事をしているので、“成果を追求する意識が欠けている人(や、その人の考え)”に付き合わされるのはストレスになります。
例えば、

  • うまくいかないと思う計画に付き合わされる
  • “無能な(と思う)人”に指示される
  • “慎重なやり方”(タイプ3的には“効率の悪いやり方”)を強要される
  • “仕事のやる気のない人”と一緒に仕事をする

など。
こういった場合、「自分の成功が邪魔されている」と思って、イライラしてしまうことがあるようです。 

※補足
効率の悪い人と一緒に仕事をするとき、タイプ3側からすれば「自分の成功のチャンスを奪われている」と思うので、相手に対して“怒るべき理由”があるわけです。
しかし、相手側(タイプ3がストレスを感じる対象者)からすれば、「(タイプ3が、)なんでイライラしているのか分からない…。」と思っていることが多いでしょう。
なので、タイプ3の人は、「自分がイライラしているとき、相手はその原因が分かっていない可能性がある」ということを、前提として頭に置いて置いて下さい。
(その前提がないと、的確な解決手段を考えられないためです。)

 

エニアグラムタイプ3が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”まとめ
  • タイプ3は、成功するために仕事をするので、「成功に近づけない」と思う仕事をさせられることはストレス。
    (例えば、ルーチンワーク、長期プロジェクト、スゴい成果に繋がらない仕事、現状を維持する仕事、など。)
  • また、成果にこだわって仕事をするので、“評価システムが曖昧”だったり、“成果が正当に評価されない”という職場環境もストレス。
  • 加えて、“成功の邪魔になる人”と関わる環境だとストレス。(例えば、上司が非合理的、同僚が非効率的、部下が無気力、など。)

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Chiyoエニアグラムタイプ3適職診断」の最後に。

Chiyo

ここまでお疲れ様でした!
“エニアグラムタイプ3の適職”については以上です。

これを読んでくれているあなたが、就活中か、これから就活予定か、あるいは適職迷子の社会人なのかは分かりませんが、“職選び”は人生レベルで重要なテーマだと思います。
そこに対して、少しでも“気付き”を提供できたのなら嬉しい限りです!

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

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