エニアグラムタイプ2適職診断セット(強み一覧と適職性、自己PR例文、やる気が出る仕事・出ない仕事)

「自己分析は大事だと思う。…でも、自分のことは良く分からないし、時間もない!」

そう思っていませんか?

そんなエニアグラムタイプ2のための適職診断をまとめました。
この記事が、あなたの“本気の就活”の助けになれればと思っています!

エニアグラムタイプ2適職診断の概要
  • 強み適職性”|タイプ2は人の気持ちを察するのが上手なので、対面で人と接して何かをしてあげられる職が向いてる!?
  • 自己PR例文”|タイプ2は気配りができるので、チームワーク形成力PRできると良い!?
  • やる気が出る仕事条件”|タイプ2は、人から感謝される機会があるとやる気が出る!?

↓“目次”を開いて、気になるところからどうぞ!

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1.エニアグラムタイプ2の性格特徴

エニアグラムタイプ2性格

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エニアグラムタイプ2の性格を一言で言うと、「優しくてハートフルで朗らかな人」ですね!

エニアグラムタイプ2の性格特徴を簡単におさらいしておきましょう。

  • 愛される存在でありたい」が、モチベーション(動機)の根源。
  • 情愛が深い人。
  • 親切で、和やかな雰囲気。
  • 人付き合いがうまく、人望が厚い。
  • ありがとう」「~してあげたい」の言葉を多用。
  • 何よりも人間関係を大切にするので、親切で、温かく、親近感がある。

エニアグラムタイプ2の仕事のスタイルの傾向は次の通りです。

  • 仲間を大切にして、全体に気を配れるので最適なチームワークを作れる。
  • 他者の気持ちを察して、要求を汲み取る直観力に優れる。
  • 環境や周囲の人に、すばやく自分を適応させられる。

「人助け」が生きがいなので、一人でパソコンに向き合う仕事などはやる気が出ない。)

 

エニアグラムタイプ2の性格特徴の詳細についてはコチラ。
>>性格診断エニアグラム タイプ2の特徴  

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2.エニアグラムタイプ2が適職診断!(強み・適職性・適職例)

エニアグラムタイプ2適職性

2章では、エニアグラムタイプ2適職診断します。
そのために、次の順でお伝えしていきます。

エニアグラムタイプ2|強み一覧

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エニアグラムタイプ2は、ハートフルな人なので、対人に関わる強みが多いのが特徴です!

エニアグラムタイプ2の強みを紹介します。
(次項以降で、この強みをベースに、“適職性”や“自己PR”を考えていきましょう。)

タイプ2の強み一覧

【対自分に関わる強み】 前向き思考
変化対応力・柔軟性
【対他人に関わる強み】 親しみやすさ
協調性・チームワーク力
傾聴力
調整・交渉力
気配り・ホスピタリティ
素直さ
指導・育成力
主張力
受容力

タイプ2に対する“強み”一覧における説明をしていきます。

「人と心を通わせられる」と気持ちが満たされるので、コミュケーション能力が高いと言えます。
(親しみやすさ、協調性・チームワーク力、傾聴力、調整・交渉力、気配り・ホスピタリティ、指導・育成力、受容力)

性格特徴として、陽気で明るく、楽観的で、細かい事にこだわらないところも特徴です。
(強みとしては、前向き思考、変化対応力・柔軟性、素直さ。)

また、基本的には、相手の気持ちに寄り添ったコミュケーションをしますが、自分の気持ちを相手に伝えることも得意です。
(コミュニケーションスタイルは基本的に穏やかですが、“人のため”なら強く主張することもあります。)
(主張力) 

 

さらに、エニアグラムタイプ2の“特徴的な強みについても紹介しましょう。

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ここで示す“特徴的な強み”とは、仕事に大きく影響する強みです。
向いている職を説明する上で大事なので、普通の強みとは分けてに説明します!

 

タイプ2に特徴的な強み

人と心で通じ合える 人の気持ちを理解して寄り添って話しができるので、人と気持ちを通わせられる。
円滑な人間関係を築ける 他者に対する愛情と思いやりが深く、愛嬌があるので、人の心を和ませられる。
人の気持ちを察知できる 人を助けたいと常に思っているため、人のヘルプを察知するセンサーが鋭い。
問題解決能力がある 人を喜ばせるために知識や知性を習得し、問題解決の結論を出せる。
信頼される 人からの感謝に喜びを感じるので、人の役に立つことに全力で取り組める。

 タイプ2は、「愛される存在でありたい」がモチベーションのため、

  • “人の気持ちを察知するセンサー”
  • “人と心を通わせるスキル”

の2つが、大きな強みとして育まれています。
よって、「対人関係の良好化」に関わる強みが多いのが、他のタイプと比較したときの大きな特徴と言えます。 

エニアグラムタイプ2|適職性(向いてる仕事)

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タイプ2は、“人と気持ちを通わせる仕事”が向いていると言えます!
(逆に、一人でPCに向かうような、人と接する機会がない仕事だと、驚くほど集中力が続かないです…。)

エニアグラムタイプ2に“向いてる仕事”(=適職について見ていきましょう。

エニアグラムタイプ2は、「愛される存在でありたい」という思いがあるため、人との接し方が重要になる職が向きます。
人の気持ちやニーズを察する能力があり、人の役に立っていると実感できることにやる気を感じるので、“人と直接的に接して、人の要望を推し量る職”には適職性があると言えます。
(例えば、心理学者、カウンセラー、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、教師、人事部、受付・フロント係、診療所の医師、ショップ店員、コールセンターのオペレーター、ブライダルコーディネーター、セラピスト、仲介業、アドバイザー、など。)

ここでのポイントとしては、タイプ2は、“組織やチームなどの複数の人”に対しての気配りというよりは、“対面している人”への気遣いを発揮するという点です。
よって、“目の前の相手の状況や気持ちに合わせて、誠意ある対応が求められる職”に、向いていると言えます。
(そして、そういう職に就く方が、自分自身の満足度も高いと言えます。) 

また、タイプ2は、仲間の要望に応えることや、必要とされることに奮起できるので、“組織やチームの中でサポート力が求められる職”にも向いています。
(例えば、秘書、マネージャー、経営者の右腕、歯科衛生士、医療事務、ケアマネージャー、社会福祉士、様々な部門の補佐、など。)

さらに、タイプ2は、コミュケーション力も高く、人の気持ちを大切にする姿勢があり、自分を集団に適応させる力や、チームの人間関係を円滑化する力があります。
よって、“人間関係が重要視される職”や、“チームワーク作りが求められる職”にも向いていると言えます。
(チームで活動する職全般、管理職全般など。) 

エニアグラムタイプ2|適職例一覧

エニアグラムタイプ2のその他の適職例を以下に示します。
(※適職度は「★>☆>〇」です。)

エニアグラムタイプ2適職例 適職度
公認会計士
会計事務所スタッフ・企業の財務経理部員
秘書・総務事務, アシスタント
役員秘書
広告・宣伝担当
ビジネスアナリスト(業務の分析・設計の専門家)
企業の上級管理職(部長~社長)
カスタマーサポート担当者
財務経理の管理職
財務経理のスタッフ
ファイナンシャルアドバイザー
人事の管理職
投資家
金融機関の融資担当
マネジメントアナリスト
マネジメントコンサルタント
マーケティングの管理責任者
産業カウンセラー
プロダクトの管理職
プロジェクトの管理職
リクルーター
金融(個人・中小企業担当)
営業の管理職
販売代理
自営業・スモールビジネスオーナー
税理士
人材育成の管理職
大工(一般建築)
現場監督
総合建設業(ゼネコン)
ロジスティシャン(物流担当)
校長
教頭
教授
教師
補助教員
スクールカウンセラー
言語聴覚士
活動家(消費者権利, 人権, 動物権利など)
行政サービスの管理職
公務員(事務職)
NPO代表
行政契約の担当
国際救援組織の職員
オンブズマン
政治家(市議, 市長, 知事, 国会議員)
プログラムマネージャー(NPO, 行政)
社会福祉サービスアシスタント
社会正義・社会的公正に関わる人(NPO
カウンセラー(臨床心理士), ソーシャルワーカー(社会福祉士)
歯科衛生士
医師
医療関係アシスタント
看護師
栄養士
ホームヘルパー(訪問介護士), 在宅医療助手
薬剤師
薬剤師アシスタント
理学療法士
精神科医心理学者
獣医師
データベーススペシャリスト・管理者
ヘルプデスク(製品の技術的な問い合わせ対応者)
情報システムの管理職
ITのサポートエンジニア
情報セキュリティ専門家
ソフトウェア開発技術者(プログラマーなど)
情報技術者の管理職
品質保証・品質管理
俳優
エージェント(スポーツ選手, 芸術家, 芸能人)
芸術家
商業アーティスト(グラフィックデザイナー, プロダクトデザイナー)
ジャーナリスト
メイクアップアーティスト
パフォーマー(ダンス, 楽器, 歌手)
カメラマン
スピーチライター
ニュースキャスター・TVやラジオの司会者
作家(作詞, 小説, 脚本)
エンジニア
科学者
バーテンダー
保育関係
コンシェルジュ
ヘアスタイリスト, 美容師, 理容師
ホテルや民宿の管理職
園芸家(ガーデナー)
インテリアデザイナー
飲食店員
エステティシャン
マッサージ師
整理収納アドバイザー
パーソナルショッパー(買い物代行)
サービス業の管理職(ショップ, レストラン)
ツアーコンダクター
トレーナー
葬儀師(葬祭ディレクター)
インストラクター(ヨガ, 瞑想など)
修道士・修道女
宗教指導者(牧師・司祭)
客室乗務員
パイロット・航空機関士
警察官
スポーツ選手
スポーツコーチ
コーチ(キャリア)
通訳・翻訳家
発明家
弁護士・法律家
司書
点検・保守の技術者
主婦・主夫

 

エニアグラムタイプ2向いてる仕事(適職)まとめ
  • タイプ2は、“愛情深さ”があり、人が求めるものを察知したり、気持ちを通わせることができる強みがある。
  • よって、“目の前の相手の要望を推し量る職”、“組織やチームの中でサポート力が求められる職”、“チームワーク作りが求められる職”に向く。
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※補足:タイプ2の“リーダー性”について
タイプ2は、自己主張して人を先導するタイプではないので、「リーダーには不向き」と思っている人も多いみたいです。
でも、部下の気持ちに寄り添ってサポートしていける上に、信頼も厚いので、周りからすると良きリーダーだと言えます!
(※ただし、タイプ2は楽観しているところがあるので、リーダーに必要なスキルはちゃんと身に付けて、押さえるところは押さえるのが前提ですよ!)

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3.エニアグラムタイプ2が適職に就くには?(自己PR・例文)

3章では、エニアグラムタイプ2が、その強みを自己PRしていくために、次のことを紹介していきます。

エニアグラムタイプ2|自己PRの強み言い回し一覧

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エニアグラムタイプ2は、人への気配りを、コミュ力協調性チームワーク力などとして話ができると良いと思います!

エントリーシートや面接で、自分の強みを客観的に伝えられるように、エニアグラムタイプ2の強みの言い回しを見ていきましょう。 

タイプ2の自己PRに使える強みの言い回し①

分類 強み 強みの言い回し
対自分 前向き思考 困難なことがあってもネガティブにならずに物事に取り組むことができる
変化対応力・柔軟性 常識や自分の考えに固執せず、変化に対して臨機応変に対処できる
対他人 親しみやすさ 人との間に壁を作らず、コミュニケーションを取れる
協調性・チームワーク力 立場や考えの違う人とでも、協力して物事に取り組める
傾聴力 色んな人の話を先入観なく聞ける。聞き上手だと言われる。
調整・交渉力 物事を進める上で合意が必要な人に対して前向きな対話ができる。根回しができる。
気配り・ホスピタリティ 相手が求めていることを察知できる。相手の気持ちを配慮した行動ができる
素直さ 学んだことや指摘されたことは、否定せずにまずそのまま受け止められる
指導・育成力 人に、教えたり、励ましたり、話を聞いたりして、成長を助けることに意欲を感じる
主張力 自分の考えをはっきりと周りに示せる
受容力 相手の話を聞いて、意見を受け入れられる

 

タイプ2の自己PRに使える強みの言い回し②

特徴的強み 自己PR用言い換え 人から言われる言葉
人と心で通じ合える 人と心を通わせるのが得意 話しやすい。接しやすい。
円滑な人間関係を築ける 人と仲良くなるのは得意 場の雰囲気が明るくなる
人の気持ちを察知できる 人の気持ちやニーズを察するのが得意 気配りができる、気が利く。
問題解決能力がある 困っている人を放っておけない、人の間の気持ちをすれ違いを解消できる 優しい、人との間に立てる
信頼される 人の役に立てることに頑張れる 頼りになる、いつも助かる

 

※補足:
強みを紹介する際に、「人からはそう言われます。」という言い方をするのも、説得力が上がる方法と言えます。
(特に、人に働きかける強みに対しては相性の良い言い回し方になるでしょう。) 

エニアグラムタイプ2|自己PRのためのエピソード選定

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タイプ2の強みを語るエピソードとしては、“人から感謝された経験”を振り返ってみると良いでしょう!
そのときあなたはどんな行動をしたのかを思い出してみて下さい!

“強み”を自己PRする文章を考えていきましょう!
自己PRの説得力を増すためには、体験談(エピソード)がセットで必要になります。
そこで、“自分の行動が良い結果に繋がったこと”を思い出してみて下さい。

エニアグラムタイプ2の“エピソードを思い出すヒント”を、次に示します。 

タイプ2の自己PRのエピソード

特徴的強み エピソードのヒント
人と心で通じ合える 人を心を通じ合わせることで何かを得た・成した経験。
円滑な人間関係を築ける チームをまとめた、チームワークを作った経験。
人の気持ちを察知できる 相手のニーズを汲み取って、それを提供して喜ばれた経験。
問題解決能力がある 人間関係トラブルを解決した経験。
信頼される 人が喜ぶ事を考えて本気で取り組んだ経験。

あなたの過去のエピソードの中で、「人から感謝された話」を探してみて下さい。
その中で、「相手が何に困っていて、それをどうして気付けて、どうやって助けたのか」まで思い出してみて下さい。
それらを語れるようにすると、あなたの「気遣い・優しさ・問題解決力・人からの信頼性」などを、説得力高く自己PRできると言えます。

(※「別に感謝されるためにやっているわけではなくて、自分としては普通にやっているだけだから、“感謝された話”なんて思い出せない!」と、思う場合もあるでしょう。
でもそうなると、あなたの話を聞く人(=採用担当者)が、あなたの“強み”を理解できなくて、困ってしまうと思いませんか…?
だから、「採用担当者を助けるため」と思って、頑張って思い出してみて下さい!)

また、「チームで問題を解決した話」があれば、その時に、あなたがチームワーク作りで工夫した点なども語れると、「協調性・気配り・コミュケーション能力」を、アピールできると言えます。 

エニアグラムタイプ2|自己PR例 (新卒の場合)&(転職の場合)

エニアグラムタイプ2の自己PRの例文を見てみましょう!

自己PRする場合は、“N字型ストーリー”を意識するのがオススメです。
これは、“⓪日常⇒①ピンチ⇒②強みの発揮⇒③解決”の順で話すことです。

N字型ストーリー

ストーリーで話をされると、相手の印象に残る効果があるものです。

この点も押さえた上で、エニアグラムタイプ2の自己PR例文を紹介します。

新卒の場合(ガクチカ

例)強み「接しやすい」、応募職種「ブライダルコーディネーター」

私は人と心を通わせるのが得意です。周囲からは「接しやすい、話しやすい」と良く言われます。
私は飲食店でバイトしていたことがあるのですが、(←⓪日常)
あるとき、近くに同業の飲食店ができ、お客さんが少なくなったことがありました。 (←①ピンチ)
そこで、私はお客さんの顔と来てくれた時期を覚えておいて、次回来店してくれた際に以前の来店について触れて話しかけるようにしました。(←②強みの発揮)
すると、お客さんの方からも、私の顔と名前を覚えてくれて話かけてくれるようになりました。店長からは「お陰でリピートのお客さんが増えた」と感謝されました。(←③解決)
私は人が好きで、お客様とも心を通わせられるのにやりがいを感じます。この強みは、一生に一度の結婚式のために、新郎新婦と心を通わせて一緒に形にしていくブライダルコーディネーターに活かせると思っています。(←聞き手ニーズとの結び付け)

 

転職の場合

例)強み「信頼される」、応募職種「秘書」

私の強みは、相手にためになることを第一に考えて頑張れることです。
以前、販売代理店で営業の仕事をしていたのですが、(←⓪日常)
自社で販売代理契約しているメーカーの商品は、競合メーカー商品と比べてカバーできていない領域があるという弱点がありました。(←①ピンチ)
あるとき、あるお客様のニーズにおいて、契約メーカー商品よりも、競合メーカー商品の方がマッチするという状況がありました。そのお客様のニーズを良く聞いた上で、売り上げにはならないですが、競合商品について説明をすることにしました。(←②強みの発揮)
その結果、そのお客様からは感謝され、後日、他のお客様をご紹介頂くことがありました。お客様のためを考えて行動することで、お客様に味方になって頂けて、結果的に売上を伸ばしていけるようになりました。(←③解決)
相手が喜ぶことは何かを考えてそれを優先して行動できることは、秘書の仕事でも活かせると思っています。(←聞き手ニーズとの結び付け)

 

エニアグラムタイプ2|自己PRの弱み対策

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タイプ2の弱点と言えば、親切心が過剰になってお節介になってしまうことがあるようです。

(適職を考える時は、“強み”をベースに探るべきですが、)
面接では“弱み”を聞かれることもあるので、その対策も考えておきましょう。
そこでここでは、エニアグラムタイプ2の“弱み”を紹介します。 

タイプ2の自己PRに使える弱み対策

分類 強み 強みに対応する弱み
対自分 前向き思考 楽観的でリスク想定が甘いことがある。
変化対応力・柔軟性 長期的視点で1つの物事に取り組むことが苦手。
対他人 親しみやすさ 人からの頼みを断るのが苦手。
協調性・チームワーク力 周りの意見に流されやすいところがある。
傾聴力 自分の主張を抑えがちなところがある。
調整・交渉力 八方美人になりがちなところがある。
気配り・ホスピタリティ おせっかいになってしまうことがある。自己主張が乏しくなることがある。
素直さ 人の話を鵜呑みにしてしまうことがある。
指導・育成力 人に過干渉になることがある。
主張力 相手の話を(私見を挟まず)ありのまま聞けていないことがある。
受容力 相手の意見に対して、否定や批判をするのが苦手。


タイプ2の特徴的な強みである「人に対する親しみやすさや協調性」を主張していると、「他人が中心の姿勢(八方美人的)」という印象を与えてしまうかもしれません。
そうすると、「主体性の乏しさ」が心配される可能性があります。
よって、「(人の意見は聞きながらも、そこに流されず、)自分で考えて主体的に行動した経験」などを準備しておくと良いと言えます。

あるいは、志望動機の中で「何がしたいのか?」をしっかりと具体的に積極的に語れれば、「主体性の乏しさ」に対する心配は払拭できると言えるでしょう。

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4.エニアグラムタイプ2のやる気が出る仕事条件とは?(モチベーションとストレス)

エニアグラムタイプ2やる気が出る仕事条件2

4章では最終章として、、エニアグラムタイプ2が“やる気が出る仕事条件(職場環境)”を説明します。

職場の満足度は、“モチベ-ションが上がること”と“ストレスがないこと”の2つによって高められると言われています。
心理学者のハーズバーグという人が、「人の仕事への満足度に影響するものは何か?」を調べた結果によると、それには次の2つがあることが分かったそうです。

1つは、“モチベーションが上がる要素があること”、もう1つは“ストレスを感じる要素がないこと”です。

ハーズバーグの二要因理論

この話のポイントは、「この2つの要素は両方とも必要(どちらか一方だけではダメ)」ということです。

そのためここでは、“エニアグラムタイプ2のモチベ&ストレス職場環境条件”についてお伝えします。
(就活中の方は、企業選ぶ段階まで先行が進んだら、職場環境をチェックする際の参考にどうぞ。) 

エニアグラムタイプ2|モチベーションの上がる仕事の条件

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タイプ2のモチベーションが上がる職場条件の中で大事なのは、“人と直接的に接する機会があること”&“感謝される機会があること(何かしてあげる機会があること)”だと言えます!

エニアグラムタイプ2がモチベーション高く仕事ができる仕事条件(職場環境)について紹介します。

誰かに何かしてあげられる機会(感謝される機会)があればモチベーションUP

タイプ2は、「愛される存在でありたい」という思いがあります。
そのため、「困っている人の手助けをして、感謝されて、力になってあげられたと実感できたとき」に、満たされた気持ちになれるわけです。
よって、モチベーションを得る上では、次のことが大事になります。

  • 感謝を得られる機会があること(直接「ありがとう」を言われること)
  • 人に必要とされること(その必要性に応えることができること)

(※逆にこれらがないと、モチベーションは下がる。) 

職場に好きな人がいるほどモチベーションUP

また、タイプ2は、“人間関係を大切にし、人と気持ちを通じ合わせることができる環境”でこそモチベーションが高まる面もります。

よって、職場に“好きな人(好きになれそうな人)”が多いことも大切です。 

自分が会社のことを好きになれるほどモチベーションUP

さらに、「その職や会社自体のことを好きになれること」も大事なので、次の要素もあると良いでしょう。

  • その職や会社が、社会から好ましく思われていること
  • その職や会社での仕事が、社会貢献に繋がること
  • その会社が、会社社員に誠意のある処遇をしていること

(タイプ2がその会社を好きだと思えるかどうかは、「その会社が、社会から好かれる会社だと思えるかどうか」がポイントだということです。)

 

エニアグラムタイプ2モチベーション高く仕事ができる仕事条件(職場環境)まとめ
  • タイプ2は、「人と心を通わせて、感謝が得られる」と、モチベーションが上がる。(逆に、それがないと頑張れない。)
  • よって、“モチベーションが上がる職場環境”としては、次の要素が大切。
  • 人と接する機会がある職場”(ある程度人数がいて、仲良くなれそうな人がいそうな職場)
  • 穏やかな社風の職場”(社員同士仲が良い)
  • 「好き」と思える職場”(事業内容や社員への待遇など、社会的に好かれると思える会社)

 

エニアグラムタイプ2|ストレスを感じる仕事の条件

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タイプ2のストレスが溜まる職場条件の中で大きいのは、“職場で必要とされないこと”と“職場の人間関係が悪いこと”だと言えます!

エニアグラムタイプ2が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”について紹介します。

「自分は必要とされていない」と思うことがあるとストレス!

タイプ2は「愛される存在でありたい」という思いがあります。
よって、人に対して、愛情深くて親切です。
しかし、その“親切”に対して、次のようなことがあると欲求不満になってイラ立ってくることがあります…。

  • 気配りに気づいてもらえない
  • 好意を“当たり前”に受け取られる(感謝されない)
  • 好意を受け取られない(お節介だと思われる)
  • 助けを求められない(必要とされない)

つまり、「人から必要とされない」と思うと、大きなストレスになるわけです。
よって、“自分勝手な人”や“ドライな人”が多い職場だと、苦しくなってしまうでしょう。
(タイプ2は環境適応力が高いので、結局馴染んでいくと思いますが、ストレスは大きいでしょう。)

※補足
タイプ2のような親切で優しい人が、拒絶されてしまう事態って、なかなか想像できませんよね?
しかし、そこにはパターンがあります。
それは、「お節介が過ぎて、相手のプライベートに踏み込み過ぎてしまった場合」です。
この時、タイプ2には悪気はないので、「ここまでしてあげているのに何で拒絶されるの!?」と絶望感にかられることになります。 

 

「職場の人間関係が悪い」とストレス!

タイプ2は、人と気持ちが通じ合わせる能力が高いです。
よって、「(職場内の)人間関係が良くないこと」も敏感に察知して、ストレスに感じてしまいます。
共感力が高い分、感情的なゴタゴタを見つけたときの、精神的な疲弊が大きいのです…。

よって、“職場の人間関係が悪化する理由のある環境”だと、ストレスが常に溜まってしまうと言えるでしょう。
(例えば、社内に派閥があるとか、出世争いが激しいとかなど。)

※補足
タイプ2は“優しい”分、「面倒そうな人をまったく相手にせず、距離を置く」というのが難しいかもしれません。
人間関係のストレスから自分の身を守るために、“ドライに徹する”というのはハードルが高いのでしょう。
なので、ギスギスした職場環境からは“避ける(または逃げる)”のがオススメです。

 

エニアグラムタイプ2が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”まとめ
  • タイプ2は「愛される存在でありたい」と思うので、「自分は必要ない」と思われることは大きなストレス!(親切を拒絶される、など。)
  • 共感力が高いので、“人間関係が良くない職場環境”だと精神的疲労が大きい。
  • ストレスなく仕事ができる職場環境を選ぶのなら、“自分勝手な人”や“ドライな人”が多い職場“同僚同士で競わされるような職場”(ギラギラしていたり、ギスギスしている職場)は、避けるのがオススメ。

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Chiyoエニアグラムタイプ2適職診断」の最後に。

Chiyo

ここまでお疲れ様でした!
“エニアグラムタイプ2の適職”については以上です。

これを読んでくれているあなたが、就活中か、これから就活予定か、あるいは適職迷子の社会人なのかは分かりませんが、“職選び”は人生レベルで重要なテーマだと思います。
そこに対して、少しでも“気付き”を提供できたのなら嬉しい限りです!

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

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