「仕事が辛い。」
「でも、そんな言葉を口にしてしまうと、負けた気がするので悔しい。
それでも正直、仕事で“不満、張り合いのなさ、やりにくさ”を感じることはある。」
そんな風に、感じていませんか?
それはあなたの“強さ・ガッツ・根性”が、今の仕事とうまく嚙み合っていないせいかもしれません。
そこでここでは、エニアグラムタイプ8の性格的な「仕事が辛くなってしまう原因と対策」について解説します。
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エニアグラムタイプ8が“仕事が辛くなる”パターンとして、“ガッツのある姿勢”が裏目に出ることがあります。
例えば、人に強さを求めてパワハラ扱いされたり、平和な環境でダラけてしまったりすることがあります。
エニアグラムタイプ8の仕事が辛い原因①:「鼓舞しただけ」のつもりが、パワハラとして受け取られる。
タイプ8は、「強くありたい」と感じています。
そのため、このタイプは戦いの場でこそやる気がみなぎる性格で、「追い込まれると奮起できる」という特長があります。
(タイプ8は、声もデカく、堂々としていて、力強さを感じます。)
その結果、「他の人も自分と同じ」だと感じて、
目下の人(特に部下など)に対しても、
「プレッシャーをかけることで奮起させようとする」ことがあります。
例えば、
- 「ノルマを達成するまで帰ってくるな。」
- 「勝てなかったら、もうお前の居場所はない。」
と言う、など。
しかし、今の時代、パワハラの認識に対しては年々厳しくなっており、
発言や態度において、“マイルドさ”が求められていると言えます。
…いや、ストレートに言いましょう。
タイプ8は、パワハラの被害報告をされやすいタイプです!
その主な原因は、タイプ8の「当たり前」が、普通の人にとっては「威圧的」なことが多いからです。
「細かいことで『パワハラ』とか言う奴は、全員根性なしだ!
文句があるなら、その場で直接言え!」
と言うのも、一理あるのかもしれません。(汗)
でも、人を威圧した結果、
“恐れられて、避けられて、孤立していく”というような事態になると、
意外と寂しがり屋なタイプ8のあなたは、
「仕事が辛い」状況に陥ってしまう可能性があります。
そこで、オススメの対策を示します。
(細かく言動や態度の指摘をし出すとキリがないので、)
“考え方”として大事なことは、
「自分以外の人は、普通は、自分と同じくらいのガッツはない」
という前提でいることがオススメです。
エニアグラムタイプ8の仕事が辛い原因②:戦いのない環境だと、ダラけてサボりがちになる。
タイプ8は、「強くありたい」と思っているので、競争下でこそパワーが発揮されるタイプと言えます。
ただし、その反面、「平和な環境にいるとダレてしまう」ことがあります。
(張り合いがないと、やる気が起きずに、サボってしまうわけです。
この状況は「仕事が辛い」わけではないかもしれませんが、タイプ8のあなたにとって、「刺激が足りない」ことは“苦痛”と言えるかもしれません。)
よって、“勝負が必要”で、かつ、“勝敗が明確に分かる世界(あるいは、そういう職やポジション)”に、身を置くようにするのがオススメです。
例えば、
- 勝ち負けに応じて待遇が決まる企業
- 勝敗が明確に出る仕事
- 気合と根性がモノを言う戦場的な職場
など。
「なんだかやる気がでないな~。」と感じるときは、
「刺激が足りてない」と認識して、
自ら挑戦していくようにするのがオススメです。
※補足
短時間で勝敗がハッキリする世界として、“ギャンブル”があります。
ギャンブル…、好きですよね?笑
正直、タイプ8はギャンブルにハマりやすい(溺れやすい)タイプです。
でも、考えてみて下さい。
ギャンブルは、“運”の要素がある分、あなたの勝率を上げていくことは難しいですよね?
だから、やり続けても、勝てるようになっていくわけではないということです。
(それに、多くのギャンブルが、勝率は運営側が管理しているはずです。つまり、運営側から支配されているということです。)
よって、「刺激が足りない」という欲求不満を感じたら、
(なるだけギャンブルに走るのではなく、)
時間と労力をかけることで、「勝てる力が増えていくこと」を選んで注力していく方が、
勝利を得やすくなっていくのでオススメです!
(例えば、スポーツ、スキルUP、ビジネスなど。)
エニアグラムタイプ8の仕事が辛い原因③:“頼み事”をするのに抵抗を感じる。
タイプ8は、「強くありたい」と感じているので、“人を引っ張っていく力”があります。
(“リーダーシップ”があったり、“親分肌”なところがあります。)
ただし、その反面、「人に頼みごとをする」のに抵抗を感じることがあります。
(「人に頼る」ことは、「弱みを見せる」ことに繋がると感じるところがあるため。)
しかし、仕事する上で、「人への頼みごと」が必要な場面はあるものです。
その時に、特に問題になるのは、
(年上や関係性が上の人に対して頼み事をする際には、そこまで抵抗は少ないかもしれませんが、)
「目下の人に対して頼み事をするとき」でしょう。
ここで1つ質問なのですが、
目下の人に何かを頼むときに、
「お願いします」や「ありがとうございます」を、言葉にしていますか?
…
そういった、“謙虚さ”や“感謝の念”の欠乏は、
タイプ8が孤立していく原因の1つにもなりえます。
(“孤立”は、タイプ8のあなたが「仕事が辛い」と感じる“唯一の要素”と呼べるかもしれません…。)
ここで、もう1つ質問させて下さい。
- 目下に対しては、礼儀を示せない人
- 目下に対しても、礼儀を示せる人
どちらの方が、自分の“強さ”に自信を持っている人だと感じますか?
…
“人に何かを頼む”ときは(相手が目下であっても、)礼儀を持って素直に頼むのがオススメです。
そのことは、“弱みを晒すこと”ではありません。
むしろ、“強さに自信がある”からこそ、堂々とできることです。
エニアグラムタイプ8”仕事が辛い原因と対策”まとめ
エニアグラムタイプ8が「仕事が辛い」と感じてしまう原因と対策についてまとめます。
- タイプ8は、追い詰められたときほど頑張れるが、その基準を他者にも求めることで、パワハラ認定されやすい。
よって、「誰しもが、プレッシャーをかけられて、ヤル気が出るわけではない」と知っておいた方が良い。 - タイプ8は、競争下でこそ力を発揮できるタイプなので、平和ボケするとダレる。
よって、ダレていると感じたら、自分から「戦いの場に身を置く」ようにするのがオススメ。 - タイプ8は、人への頼み事が必要なシーンで、抵抗を感じることがある。(特に目下相手の場合)
それは、孤立を招くので、感謝や謙虚さを忘れず、目下相手でも礼儀を持って頼み事をするのが大事。
(「強さに自信がある人ほど、礼儀を持って頼みごとができる」と、考えるのがオススメ。)
私は、タイプ8のあなたの、“誰にも脅かされない強さ”を持ち続けられる生き方を応援しています!
関連記事として、エニアグラムタイプ8が、「“自分の力をパワフル誇示して、それが勝利に反映される働き方”ができる職に就く秘訣」についても、まとめています。