「仕事が辛い」
- 「自分が表現したいことは、できているのか?」
- 「唯一無二の存在になれているのか?」
- 「人生の意義を見出せているのか?」
そんな風に、あなたが仕事でモヤモヤしている原因は、
あなたの独創性を、社会にも分かる形で示すことが上手くいっていないから、なのかもしれません。
そこでここでは、エニアグラムタイプ4の性格的な「仕事が辛くなってしまう原因と対策」について解説します。
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タイプ4は「自分らしくありたい」がモチベーションのタイプです。
ただし、それにこだわり過ぎることで、ルールを無視したり、物事を好き嫌いで判断することにあります。
そのせいで社会性を欠き、孤立することがあります。
エニアグラムタイプ4の仕事が辛い原因①:自分らしさにこだわり過ぎて、ルールを無視して、評価されない。
タイプ4は、「自分らしく」あることを優先します。
それは、独創性や想像性という長所に繋がります。
(実際、タイプ4は、見た目も考え方もユニークな人が多いです。)
しかし…、
「自分らしさ」を重視する姿勢が行き過ぎると、“決められた方法やルール”をおざなりにしてしまうことがあります。
そのせいで、「せっかくの独創的な発想が、正当に評価されない」という形で、
「仕事が辛い」状況になってしまうことがあります。
そこで、オススメの対策をお伝えします。
それは、まず“求められている基準”や、“決められている方法”を満たすことです。
…
「いや、普通の方法よりも、自分のやり方の方が良いと思う。
というか、“自分らしさ”を発揮できない仕事なら、自分がやる意味がないと思う。」
という、タイプ4のあなたの気持ちは分かります。
でも、こう思うこともできるのではないでしょうか?
「天才が理解される」には、天才の側から、普通の人たちに、
「理解しやすくしてあげる」ことも必要だ、と。笑
そのためには、“求められること”を、“求められる形”で、まずやってあげるが必要です。
そうすれば、誰もあなたの仕事にケチをつけることができなくなり、
あなたの“独創的な仕事の部分”を認めないわけにはいかないようになる、と言えます。
エニアグラムタイプ4の仕事が辛い原因②:“負の感情”に溺れて、孤立する。
タイプ4は、感受性豊かな繊細さがあります。
その上で、負の感情からも目を逸らさずに、そのまま受け止める器量があります。
そのため、人の痛みに寄り添える優しさがあるという特長があります。
しかしその反面、“負の感情に落ちていきやすい”ことがあります。
(※タイプ4は、“負の感情”を味わうことを自ら望んでいる節もあります。
感情のアップダウンを楽しんでいるところもあるためです。
そのせいで、より“落ちやすい”というのもあります。
言葉を変えれば、被害妄想的、自己憐憫(れんびん)的、病みやすい、とも言えます。)
それが過剰に進むと、どんどん自分の殻に閉じこもり、他者を否定して、職場での孤立感を深めてしまうことがあります。
なので、
(“負の感情”に落ち込むのは、望んでいるところもあるので良いとしても、)
“負の感情”から、意識して抜け出せるようになっておくことが重要です。
そのために、まず次のことを覚えておいて下さい。
「タイプ4のあなたの“負のループ”を加速させる“憂鬱”の正体は、
実は、“自分自身の悲観的な想像”であることが多い。」
ということです。
(例えば、ある人に「自分のアイデアが否定された」と思っていたことが、実はその人はそのアイデアに興味が持っていて疑問点を質問しただけだった、とか。タイプ4は繊細なため、そういうことがあります。)
タイプ4は、“想像力”と、“負の感情を受け入れる器量がある”という長所と引き換えに、
被害妄想に駆られやすく、加速的に気持ちが落ちていくという難点があるわけです。
その結果、メンタルが病んでいき、「仕事辛い…」という状況に繋がるわけです。
その上で、対策について紹介します。
それは、
「“憂鬱”に思うことがあったら、その原因となる“事実”を確認する」
ことです。
(「自分はなぜ苦しいのか?」、「自分は誰かに否定されたのか?批判されたのか?」、「具体的に、なぜそう思ったのか?」、など。)
気持ちが落ち始めたと感じた時に、“事実を確認する癖”を発動させることが、
あなたが闇落ちしないようにするための、有効な防御壁になるでしょう。
エニアグラムタイプ4の仕事が辛い原因③:自分らしさにこだわって、地に足が付かず、夢と現実が乖離していく。
タイプ4は、「自分らしくあれれば、OK!」と思っているところがあります。
その思いは、タイプ4が“オリジナリティ”を生み出す源泉とも言えます。
しかしその反面、現実に対して疎い部分があります。
(「夢を語る割に、行動の基準が理想レベルに追い付いていない」、など。)
一言で言うと…、
「地に足がついてない(ことがある)」わけです。
地に足がついてないと、夢と現実の乖離が進み、
いつしか、「現実を見ないようにするために、夢にすがる」という事態にもなりかねません。
それは、(例え自分では認めなくても、)「仕事が辛い」状況に追い込まれることに繋がるでしょう。
そこで、オススメの対策も紹介します。
それは、「ちゃんとする」ことです。
(具体的には、「なりたい姿になるために必要なことをやる」、「実績にこだわる」、「地味な努力を積み重ねる」など。)
…ただ、そう言われると、抵抗を感じますよね?
「ちゃんとする」べきと言われるのは、
“他の人が普通にやっていること”をやらされる気がして、気持ち悪いですよね?
自分も“普通の人”に当てはめられる気がして、嫌ですよね?
(その気持ちは否定せずに取っておいて下さい!それが、あなたの“普通とは違う発想”を生み出す原動力だからです!)
でも、“普通の人たち”は、
“普通のことができない人”の、“普通じゃないところ”は否定するくせに、
“普通のことができる人”の、“普通じゃないところ”には一目置くものです。
だから、“特別なあなた”が、わざわざ普通のこともちゃんとする必要があるのは、
(面倒臭いかもしれませんが、)
“特別な人”が背負った運命だと思って、最初から受け入れておくのがオススメです。
エニアグラムタイプ4”仕事が辛い原因と対策”まとめ
エニアグラムタイプ4が「仕事が辛い」と感じてしまう原因と対策について、まとめます。
- タイプ4は、「自分らしく」あることを優先し、“既存のやり方やルール”を軽視することがある。
よって、まずは既存のやり方に従う癖を付けるのがオススメ。
(それをやらずにオリジナリティを発揮しても、普通の人はタイプ4のあなたのセンスを認めづらいため。) - タイプ4は、“負の感情”(人の痛みや悲しみ)に寄り添える優しさがある。
しかし、“負の感情”に飲み込まれやすいので、そこから抜け出す方法として、事実を確認する癖を付けるのがオススメ。
(負の感情に落ち込む原因は、被害妄想であることが多いため。) - タイプ4は、自分らしさにこだわり、独創的な発想ができる。しかしその反面、“地に足がついていない”ところがある。
よって、“普通の人が普通にやるようなこと”をバカにせず、“ありたい自分”であるためにやるべきことをちゃんとやるという姿勢が大事。
(それがあればこそ、あなたの独創的な発想は認められやすくなる。)
私は、あなたが「“自分らしさ”を実感しながら、生きられる環境を作れること」を応援しています!
関連記事として、タイプ4のあなたが、“ユニークな存在”として働けるようになる条件をまとめているので、こちらも参考にどうぞ。
>>エニアグラムタイプ4の強みと適職性