「仕事が辛い」
- 終わりの見えない仕事
- 気遣いで疲れた心
- 「人のために頑張りたい」という想いとは裏腹に、折れそうな気持ち
そんな状況で、途方に暮れていませんか?
その原因は、あなたが“優し過ぎる”ことにあるのかもしれません…。
ここでは、エニアグラムタイプ2の性格的な「仕事が辛くなってしまう原因と対策」について解説します。
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タイプ2の“仕事が辛くなる原因”は、人への「愛情」が深くなり過ぎることです。
そのせいで、人を手伝って自分の仕事が終わらなかったり、手伝い過ぎて周りの人が成長しなかったりすることがあります。
エニアグラムタイプ2の仕事が辛い原因①:人助けを優先して、自分の仕事が終わらない。
エニアグラム性格分類のタイプ2は、「愛される存在でありたい」という思いがあり、“慈愛的・奉仕的”な面があります。
それは、タイプ2の長所です。
しかし、それが仕事で短所になるときがあります。
そのときのパターンとしては、
“目の前の人を助けること”を優先してしまって、
“自分がやるべきこと”を後回しにしてしまう、ということがあります。
例えば、
- 売り上げに繋がらないお客さんの悩みの相談に乗ってしまって、成果が上がらない。
- 自分の仕事が終わってないのに人の仕事を手伝ってしまって、自分の仕事が終わらない。
- 人の話をじっくり聞いてあげて、自分の時間が無くなる。
など。
タイプ2は、目の前で困っている人を放っておけないんですよね…。
でも、そのせいで、自分のやるべきことがそっちのけになってしまうと、
自分の仕事が終わらず、首が締まっていってしまいます。
そして、それによって周りの人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
その結果、「仕事が辛い」という状況が完成してしまうわけです…。
「では、どうすれば良いのか?」
オススメの対策を紹介します。
タイプ2は、“やるべきこと”と“目の前で困っている人を助けること”を、
ちゃんと天秤にかけて判断できるようになることが大切です。
そのためには、
- 大局的な目的を忘れない
- 物事を俯瞰的に見る
- 合理的に考える
などが大切です。
…簡単に言うと、
タイプ2のあなたは、
目の前の“困っている人”を見つけると、そのヘルプを最優先してしまうので、
その前にいったん落ち着いて、自分の仕事のことも考えてから行動しましょう、ということです。
「それは分かるけど、目の前に困っている人がいたら無視はできない!」
…ですよね?
では、こう考えてみてはどうでしょうか?
「自分の仕事を管理できるからこそ、“安定して人助けができる自分”であれる。」
そうすれば、「“人助け”を優先したせいで自分の仕事が追い込まれて、人に助けてもらわないといけなくなる」という、本末転倒なこともなくなると思います。
エニアグラムタイプ2の仕事が辛い原因②:人を助け過ぎて、成長しないので、常に忙しい。
タイプ2は、“困っている人が必要としていること”が察知できるセンサーを持っています。
(これは、タイプ2特有の第六感とも言えます。笑)
それはタイプ2の大きな長所です。
しかし、そのセンサーを発揮し過ぎることで、
(悪気なく、)人の成長機会を奪ってしまうこともあります。
例えば、
- 分からないことを教えてあげ過ぎて、その人の調べるスキルが上達しない
- 細かい指示を出してあげ過ぎて、その人の考える力が育たない
- 先回りして代わりにやってあげることで、その人の想定する力が育たない
など。
そうすると、あなたの周りの人は、仕事ができるように育ちません。
成長の機会を失った人達は、成長を求めて異動や転職をするか、あなたに依存するようになります。
その結果、あなたの仕事は増える一方です。
…という形で、「仕事が辛い」という状況に繋がっていってしまいます。
ここまでの話を聞いて、
「困っている人に対して、“突き放した方が成長する”ってワケでもないのでは?」
と思うかもしれません。
それは確かにそうです。
でも、成長を促すのに大事なのは、
(もちろん“突き放すこと”ではないですが、)
“助けること”ではなく、“成長を助けること”だと思いませんか?
“成長を助けること”とは、すぐに手を差し伸べるのではなく、見守る姿勢を持つということです。
例えば、
- 気にはかけてあげるけど、助けを求められるまでは手は出さない。
- 相手が、自分で問題に気付けるようにアシストしてあげる
- 失敗するだろうなと思っていても、やりたいようにやらせる
など。
「人の助けになりたい」と思っているタイプ2のあなたにとって、
見守る姿勢というのは、もどかしいかもしれません。
でも、“見守る姿勢”を持つことで、相手の成長を促すことこそ、
人生レベルで見た際には、真に感謝される“優しさ”だと思います。
エニアグラムタイプ2の仕事が辛い原因③:人からの感謝に依存して、自分が不安定になる。
タイプ2は、「人のためなら献身的に頑張れる」という特長があります。
これは、タイプ2が愛される理由とも言えます。
ただし、その反面、「自分のことを大切にできない」傾向もあります。
(このタイプは、人の気持ちは手に取るように察知できるのに、自分の要望にビックリするほど疎いところがあります。
例えば、人の恋愛感情には敏感で、「誰が誰を好きか」はすぐ分かるのに、「自分が誰を好きか」には無自覚なところがあったりします。)
こういう話をすると、タイプ2は、
「自分のことは二の次で良い。好きな人の助けになれるならそれで良い。」
と、思うかもしれません。
しかし、“自分よりも人を優先する姿勢”に偏ると、
「人からの感謝の有無によって、自分の存在意義(アイデンティティ)が揺らぐ」
という事態になってしまうことがあります。
…はい、ちょっと難しいですね。(汗)
簡単に言うと、
「人からの感謝がないと、自分を保てなくなる」
ということになりかねない、ということです。
そう言うと、
「いやいや。私は、自分のために『人を助けたい』と思っているわけでないので、それはないです。」
と怒るかもしれませんが、落ち着いて下さい。(汗)
これは、あくまで“精神の健全度合いが下がった場合”の話です。
タイプ2が精神的に追い込まれているときのパターンとして、
「感謝されていないと、自分が満たされない気持ちになって、感謝を求めて過剰なお節介を焼いたり、感謝がないことに対して怒りだしたりする」
というようなことがあります。
そうなると、
「誰かの助けになりたいだけなのに、人からはウザがられる」
という、タイプ2にとっては非常に「仕事が辛い」と言える状況になってしまう可能性があります。
だからこそ、精神が健康な内に、手を打っておきませんか?という話です。
「自分で自分を満たせるようにする」ためには、
「自分の欲するものに向き合うこと」と、
「それを満たすこと」を、意識するのがオススメです。
そうすれば、
(精神が追い込まれることがあっても、)
人からの感謝(や、気持ちの変化)に一喜一憂することなく、
「安定して人に優しくしてあげられる“あなた”になれる」と、言えます!
エニアグラムタイプ2”仕事が辛い原因と対策”まとめ
エニアグラムタイプ2が「仕事が辛い」と感じてしまう原因と対策について、まとめます。
- タイプ2は、“目の前の人を助けること”を優先するせいで、“自分がやるべきこと”が終わらないことがある。
よって、(目の前の困っている人に反応する前に、)落ち着いて自分の仕事を管理する姿勢も必要。 - タイプ2は、困っている人に手を差し伸べる“優しさ”が、(悪気なく、)人の成長機会を奪ってしまうこともある。
よって、相手の成長を助ける意味で、“見守る姿勢”を持つことも大切。 - 人を優先して、自分を大切にすることをおざなりにしていると、「人からの感謝がないと、自分を保てなくなる」ことがある
よって、“自分の欲”にも向き合うようにするのがオススメ。
私は、タイプ2のあなたが、大切な人達に好かれ続けれることを応援しています!
関連記事として“エニアグラムタイプ2の適職”についてもまとめています。
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