「仕事が辛い」の原因と対策|慎重派のエニアグラムタイプ6の場合

仕事が辛い

ある程度我慢すれば、人の役にも立てるし、生活も安定するけど、
不安は尽きないし、やっぱり…仕事は辛い。」

そんな風に、“生活の安定”と“仕事の辛さ”を天秤にかけて、
終わりのない不安に、タメ息をついていませんか?

ここでは、あなたの“仕事の辛さ”を少しでも軽減できるように、
エニアグラムタイプ6の性格的な「仕事が辛くなってしまう原因と対策」について解説します。

 

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Chiyo1

エニアグラムタイプ6が“仕事が辛くなる”パターンとして、過剰な“不安”に苛まれることがあります。
それは、過剰なリスク対策の結果“仕事の遅延”を生じたり、安心できることを優先した結果“息苦しくて閉鎖的な人間関係”を生む可能性があります。

 

エニアグラムタイプ6の仕事が辛い原因①:リスクヘッジし過ぎるせいで、仕事が進まない。

タイプ6は、「安全である状態」を強く望みます。
そのため、慎重で、リスク予測ができ、事前準備を怠らず、正確性も高い、という特長があります。

しかし、その反面、“準備”や“リスクヘッジ(リスク対応策)”に時間をかけ過ぎて、「仕事の進みが遅くなる」ことがあります。

例えば、

  • 必要以上に確認作業をする(時間がかかる)
  • リスクヘッジにリソースを投じ過ぎる(やることに無駄が多い)
  • じっくり検討するため、なかなか決断できない(優柔不断になる)

など。

 

この原因として、タイプ6は“不安を感じやすい”ということがあります。

その不安を解消するために、「リスク対策できていること」に強い満足感を抱くわけです。
そしていつの間にか、“目的達成”よりも、過度なリスク対策が優先されてしまう状況に陥ってしまうことがあるわけです。

(…でも、リスク対策を優先したせいで、目的達成できないのは、本末転倒ですよね?)

 

それに、仕事は、時に、ある程度のリスクを取って進めていくべきことも必要だと言えます。
(特に、年齢を重ねていって、リーダーの立場になれば、不確実性の残る中で判断を強いられるシーンも増えるでしょう。)

 

タイプ6のあなたは、様々なリスクを想定し、しっかりと準備し、正確性の高い仕事ができます。
でも、目的達成まで至らないせいで、仲間から「グズグズしている人」と考えられるかもしれません。
それによって、「仕事が辛い」という状況になってしまう可能性があるわけです。

 

でも…、
「リスクはある程度取っていくべき」なんて言われても、
「そもそもリスクを取りたくないから、その対策に時間をかけたいんだよ!」
と、考えているわけですよね?(汗)

そこで、オススメの方法を2つ紹介します。

 

“不安に思うこと”の根拠を書き出してみる

タイプ6のあなたが、過剰にリスク対策に走る原因は、“不安を感じやすい体質”にあるところが大きいと言えます。
よって、その不安が、客観的に妥当なのかどうかを、都度確認するようにすることがオススメです。
(実際、意外とその不安の正体は、ただの“考え過ぎ”であることも多いため。)

“自分が影響を及ぼせること”に焦点を当てる

不安に感じることの根拠が明確に存在したとしても、そこに自分が影響を及ぼせなければ、どうすることもできませんよね?
よって、その不安要素に対して、「自分が影響を及ぼせることか?」まで、考えてみるようにするのがオススメです。

 

 

“不安”が頭に思い浮かんだ時は、上の2つのアクションを意識することをオススメします。

そうすれば、「リスクに過剰対処して、目的達成のためのリソースがなくなる」という事態は、抑えられると言えるでしょう。 

エニアグラムタイプ6の仕事が辛い原因②:保守的に振る舞って、人間関係が閉鎖的になる。

タイプ6は、「安全でありたい」と願うので、仲間(同じ組織や同じチームの人)を大切にします
(タイプ6は、優しく、誠実で、頼られる存在と言えます。)

そのためさらに、自分にスポットライトが当たらなくても、“縁の下の力持ち”として、仲間のために地味な役回りでも頑張ることができます。

よって、タイプ6は、組織やチームに必要不可欠な存在だと言えます。

 

ただしその反面、“保守的”な面があります。

「保守的であること」自体は悪いことではありませんが、(精神的な健全度が下がって、)それが短所として現れると、人間関係に閉鎖的な面を示すことがあります。

例えば、

  • 付き合いの浅い人の事は疑ってかかったり(疑い深さ)、
  • 組織への新規の加入に否定的だったり(閉塞的)、
  • 組織内で馴染まない人を追い出そうとしたり(排他的)、

などです。

 

「安心・安全を大切にする」からこそ、仲間思いである一方で、
「異分子(初対面の人や、協調性のない人)に対して過剰な防衛行動」を、取ることがあるわけです。

 

しかし、「安心・安全を大切にする」のはタイプ6のあなたの長所の根源でもあります。
(だから、それを変える必要はありません。)

だから、オススメの対策としては、せめて「人を攻撃しない」ようにすることです。
(“攻撃”とは、例えば、皮肉を言ったり、仲間外れにしようとしたりする、などです。)

なぜなら、人を攻撃してしまうと、
「そのせいで、自分が組織から除け者にされるのではないか」
という不安材料になって、後から自分を苦しめることになるからです。

一時の安心を守るために、過剰に防衛反応を示すせいで、自分で自分の安全な環境を壊してしまうことがあるわけです。
(そうなると、「仕事が辛い」という状況に追い込まれてしまうことになります。)

 

なので、“信用できるかどうか(まだ)分からない人”に対して、“不安”を感じることがあっても、“攻撃”だけは加えないようにすることがオススメです。 

それは、あなたを守ることに繋がります。 

エニアグラムタイプ6”仕事が辛い原因と対策”まとめ

エニアグラムタイプ6が「仕事が辛い」と感じてしまう原因と対策について、まとめます。

  • タイプ6は、“不安を感じやすい”ため、“リスク対策”を重視し、目的達成よりも優先してしまい、仕事が遅くなることがある。
    よって、不安の根拠となる事実を確認した上で、自分が影響を及ぼせることに焦点を当てるのがオススメ。
    (根拠のない不安や、自分が影響を及ぼせないことは、悩んでも仕方ないと考えると良い。)
  • タイプ6は、安心を求めるので、“付き合いの浅い人”や“社会性がない人”を、攻撃して排除しようとすることがある。
    しかし、その過剰な防衛反応が攻撃に変わり、「組織にいずらくなる」という形で、後から後悔することがあります。よって、人を攻撃はしないように意識するのがオススメ。

 

 

Chiyo1

私は、タイプ6の誠実で仲間想いのあなたが、「社会や組織から正当に評価されて、大切に扱われるようになること」を応援しています!

 

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