「自己分析とか関係ない!自分は自分だから!
…でも、自分にどんな職が向くのかは知りたい!」
ここでは、そんなエニアグラムタイプ4の適職診断を整理しました。
この記事に、あなたが“自分らしさ”を人に伝えるためのエッセンスを詰め込みました!
- “強み&適職性”|タイプ4は想像力豊かなので、クリエイティブな仕事に向いている!?
- “自己PR例文”|タイプ4は発想力を、常識にとらわれない柔軟性としてのPRできると良い!?
- “やる気が出る仕事条件”|タイプ4は個性を表現できる機会があると、仕事へのやる気が出る!?
「自分って本当にタイプ4かな…?」という方はコチラ。
>>性格分類手法“エニアグラム”簡易無料診断!
1.エニアグラムタイプ4の性格特徴
エニアグラムタイプ4の性格を一言で言うと、「独特の雰囲気のあるミステリアスな人」ですね!
エニアグラムタイプ4の性格特徴は次の通りです。
- 「自分らしくありたい」が、モチベーション(動機)の根源。
- “想像力”が豊か。
- 人が気づかない点に気付ける鋭い“洞察力”がある。
- 「夢・感動・自分らしく」の言葉を多用。
- 自分の価値観や感性を大切にするロマンチスト。
- 感受性や想像力が豊かで、独創的。
エニアグラムタイプ4の仕事のスタイルの傾向は次の通りです。
- 既存の考え方・やり方・体制に捉われず、積極的に新しい表現を想像する。
- 人と違った視点から新たな価値を見出すのも得意。
- 独自の世界観を自由に表現できるフィールドで、力を発揮。
エニアグラムタイプ4の性格特徴の詳細についてはコチラ。
>>性格診断エニアグラム タイプ4の特徴
2.エニアグラムタイプ4が適職診断!(強みと適職性の把握)
2章では、エニアグラムタイプ4の適職を診断します。
そのために、次の順でお伝えしていきます。
エニアグラムタイプ4|強み一覧
タイプ4は、独特の感性が生み出すアイデアや表現力が強みと言えます!
エニアグラムタイプ4の強み一覧を示します。
(次項以降で、その強みをベースに“適職性”や“自己PR”を考えていきましょう。)
タイプ4の強み一覧
【対自分に関わる強み】 | 行動力・活動意欲 |
パッション(情熱) | |
挑戦心・チャレンジ精神 | |
好奇心 | |
探究心 | |
【対他人に関わる強み】 | 思いやり・気配り |
ユニークさ | |
表現力 | |
【対課題に関わる強み】 | 想像力 |
課題発見力 | |
変革力 | |
発想力 |
タイプ4に対する“強み”一覧における説明をしていきます。
タイプ4は、物事に対する“好き嫌い”や“興味の有無”がはっきりしています。
ですので、「“好きなこと”や“興味のあるもの”を躊躇なく求めて深めていく姿勢」が、人よりも強いと言えます。
(行動力・情熱・挑戦心・好奇心・探求心)
また、感受性が高いのも特徴です。
特に、負の感情(悲しみ、辛さ、痛みなど)も、ありのままに受け止める器量があります。
(むしろ、負の感情を味わうことも嫌いじゃない。)
そのため、他人への共感力が高く、人の心(特に、悲しみや憂い)に寄り添える点は強みだと言えます。
(思いやり・気配り)
さらに、タイプ4は「人と違う自分」でありたいと思っているので、無意識的に人とは違う視点で物事を見ていることが多くなるのも特徴です。
その結果、物事への着眼、発想、表現が独特となり、独特な雰囲気や発想に繋がると言えます。
(ユニークさ・発想力・課題発見力)
感情の起伏を楽しむ傾向があり、感動すること・感動させることを好みます。
(想像力・表現力)
「社会のルールは自分には当てはまらない」と思っている節があるので、伝統や習慣や周囲の意見に左右されない「個」を持っています。
(変革力)
さらに、エニアグラムタイプ4の“特徴的な強み”についても紹介しましょう。
“特徴的な強み”とは…、あなたが仕事をする上で特に重要な資質です。
そこで、特にピックアップして紹介しますね!
タイプ4に特徴的な強み
洞察力が鋭い | 表面的なものを嫌うので、物事の意味を深く解釈して本質を見抜くことに長ける。 |
美的センスがある | “美しさ”(芸術的な)に強く惹かれ、自身も、人と違う際立った美的センスを発揮する。ロマンチストでもある。 |
人の痛みに寄り添える | 繊細なので、人の気持ちを敏感に汲み取り、痛みや辛さに共感できる。 人に対して思いやりが必要な場面では、暖かい気遣いを示せる。 |
独創的である | 感受性に富み、自分の内側から創造性が湧き出てくるため、それを自己表現として示すことを楽しむ。 仕事においても普通の人が思いつかない独自アイデアを活かして工夫して取り組める。 |
自分の価値観を貫ける | 「自分らしさ」を体現するためなら、果敢に大胆に、不屈の精神を持ってチャレンジできる。 一方、自分の価値観にそぐわないと思えば拘らずにあっさり辞められる。 |
タイプ4は、とにかく「オリジナリティを発揮すること」へのエネルギーに溢れています。
その結果として、“普通の人では思いつかないようなアイデア”に至ることができると言えます。
想像力が豊かで、“自己表現できることに対して没頭して取り組めること”も、大きな強みです。
エニアグラムタイプ4|適職性(向いてる仕事)
タイプ4は、“人と違うことへのこだわりの強さ”があるので、表現やアイデアが求められる職こそ輝けると言えます!
エニアグラムタイプ4に“向いてる仕事”(=適職)について見ていきましょう。
タイプ4は「自分らしくありたい」と思っており、「自分らしさ」を発揮するための源泉として、“想像力”が日々鍛えられています。
その無意識的な“想像”の場数が、独自の世界観やセンスへと繋がっているのが、タイプ4の大きな“強み”とも言えます。
その“強み”は、“クリエイティブな領域の職(独創性・個性・感性が活きる職)”で、抜きん出た力に繋がります。
加えてタイプ4は、「自分を表現して、唯一無二の存在になりたい」と思っているので、“自分のアイデアを表現できる場がある職”においては、活き活きと活躍できると言えます。
(例えば、アーティスト、デザイナー、クリエイター、漫画家や小説家、イラストレーター、パフォーマー、演出家、建築士、メイクアップアーティスト、など。)
また、タイプ4の「自分らしくありたい」という動機は、「人と同じは嫌」という思いとしても現れて、「人とは違う発想をすること」も、無意識に癖付いていると言えます。
それは、独創的なアイデアや、独自の表現を加速させます。
よって、“独自の視点(自分だからできるやり方・考え方・アイデア)が評価される職”にも向いていると言えます。
(つまり、“クリエイターのような直接的自己表現をする職”でなくても、“人とは違った視点での提案が重宝される職”であれば向いている。)
(例えば、研究職や大学教授、編集者、ディレクター、美容師など。)
さらに、タイプ4は、“内的な感情の起伏が激しく、想像力もある”ことから、人の気持ちを想像することで、高い共感力を発揮できるという“強み”もあります。
特に、ネガティブな気持ちにも正面から向き合う器量があることから、人の痛みや悲しみにも寄り添えるので、“立場の弱い人に寄り添う職”にも向いていると言えます。
(カウンセラーなどの心理関係(臨床心理士など)、ソーシャルワーカー(社会福祉士)、医師(特に診療所勤務医)、看護師、介護士、保育士など。)
エニアグラムタイプ4|適職例一覧
その他、エニアグラムタイプ4の適職例を以下に示します。
(※適職度は「★>☆>〇」です。)
エニアグラムタイプ4適職例 | 適職度 |
秘書・総務事務, アシスタント | 〇 |
役員秘書 | 〇 |
広告代理店コンサル | ★ |
広告・宣伝担当 | 〇 |
最高経営責任者(CEO) | ☆ |
カスタマーサポート担当者 | 〇 |
起業家 | ★ |
ファイナンシャルアドバイザー | 〇 |
人事の管理職 | ☆ |
マネジメントコンサルタント | 〇 |
マーケティングの管理責任者 | ☆ |
産業カウンセラー | ☆ |
プロダクトの管理職 | ☆ |
プロジェクトの管理職 | 〇 |
リクルーター | 〇 |
営業の管理職 | 〇 |
自営業・スモールビジネスオーナー | ★ |
人材育成の管理職 | ☆ |
WEBデザイナー | ☆ |
大工(内装工) | 〇 |
総合建設業(ゼネコン) | 〇 |
教授 | ☆ |
教師 | ★ |
スクールカウンセラー | ☆ |
NPO代表 | ☆ |
国際救援組織の職員 | ☆ |
政治家(市議, 市長, 知事, 国会議員) | ☆ |
プログラムマネージャー(NPO, 行政) | ☆ |
社会福祉サービスアシスタント | ☆ |
カウンセラー(臨床心理士), ソーシャルワーカー(社会福祉士) | ☆ |
医師 | ☆ |
ホスピスの職員 | ☆ |
看護師 | ☆ |
精神科医心理学者 | ☆ |
獣医師 | ☆ |
システムアナリスト(ITシステムの分析・評価の専門家) | 〇 |
データベーススペシャリスト・管理者 | 〇 |
情報システムの管理職 | 〇 |
ソフトウェア開発技術者(プログラマーなど) | 〇 |
情報技術者の管理職 | 〇 |
俳優 | ★ |
建築士 | ★ |
アートディレクター(独立) | ★ |
アートディレクター(会社員) | ★ |
職人・工芸家 | ☆ |
芸術家 | ★ |
商業アーティスト(グラフィックデザイナー, プロダクトデザイナー) | ☆ |
コピーライター(広告・ウェブサイト) | 〇 |
評論家(芸術・エンタメ関連) | ☆ |
ダンサー | ★ |
監督・ディレクター(舞台, 映画, テレビ, ラジオ) | ★ |
編集者(コピー, 出版, 新聞) | ★ |
エンターテイナー(フィギュアスケーター, マジシャンなど) | ★ |
エッセイスト | ★ |
ファッションデザイナー | ★ |
フィルムエディター | ★ |
イラストレーター・漫画家 | ★ |
ジャーナリスト | ★ |
景観設計士 | ☆ |
メイクアップアーティスト | 〇 |
編集長 | ★ |
アニメーター, マルチメディアアーティスト | ☆ |
音楽家 | ★ |
舞台美術家 | ☆ |
スピーチライター | ☆ |
音響・照明・レコーディング技術者 | 〇 |
テクニカルライター(家電取扱説明書などの専門的技術の文章作成) | 〇 |
作家(作詞, 小説, 脚本) | ★ |
エンジニア | ○ |
科学者 | ☆ |
コンシェルジュ | ☆ |
ヘアスタイリスト, 美容師, 理容師 | ☆ |
ホテルや民宿の管理職 | 〇 |
インテリアデザイナー | ☆ |
こだわりある店の店主・クリエーター | ★ |
飲食店員 | ☆ |
飲食店の管理職 | ☆ |
葬儀師(葬祭ディレクター) | ☆ |
セミナー講師(能力開発系) | ☆ |
インストラクター(ヨガ, 瞑想など) | 〇 |
修道士・修道女 | ☆ |
宗教指導者(牧師・司祭) | ☆ |
客室乗務員 | 〇 |
スポーツ選手 | 〇 |
スポーツコーチ | ☆ |
コーチ(キャリア) | ☆ |
環境科学・環境保護の技術者 | 〇 |
発明家 | ★ |
弁護士・法律家 | ☆ |
司書 | 〇 |
主婦・主夫 | ★ |
- タイプ4は、「自分らしくありたい」という思いから“想像力”や人とは違う“発想力”・“センス”が鍛えられている。
- よって、“クリエイティブさが活きる職”や、“独自のアイデアが活かせる職”が向く。
- また、痛みや悲しみの寄り添える共感力もあるので、“立場の弱い人に接する職”も向く。
でも、「自己表現できるような職が良いけど、そんな職がない!」という場合もあると思います。
それなら、趣味と仕事を分けて考えるのも良いかもしれません。
(実際、タイプ4の中には、自己表現できる趣味を持ちながら、仕事は「生活のため」と割り切って、普通の職に就いている人もいます。)
タイプ4は、“情熱を傾けられるもの”を追い求めていれば、いつかそれを活かすチャンスは巡ってくると言えます!
3.エニアグラムタイプ4が適職に就くには?(自己PR・例文)
次に、エニアグラムタイプ4の自己PRを作成するために、次のことを紹介していきます。
エニアグラムタイプ4|自己PRの強み言い回し一覧
タイプ4は、ユニークさや発想力を、人と違う視点や常識にとらわれない柔軟さとして語れると良いと思います!
エントリーシートや面接での“強み”を聞かれた場合の、エニアグラムタイプ4の強みの“言い回し”を考えてみましょう。
(相手企業が求める人物像とのマッチングも意識しながら、選んでみて下さい。)
タイプ4の自己PRに使える強みの言い回し①
分類 | 強み | 強みの言い回し(~なところがある。~な部分が長所。) |
対自分 | 行動力・活動意欲 | 目的を達成するための行動のスピードや量は負けない自信がある |
パッション(情熱) | (合理的考えだけでなく、)熱い気持ちを大切に物事に取り組む | |
挑戦心・チャレンジ精神 | 失敗を恐れずに、新しいことに取り組む | |
好奇心 | 知らないことがあると積極的に調べたり体験してみる | |
探究心 | 1つのことに根気強く向き合って、深く突き詰められる | |
対他人 | 思いやり・気配り | 相手が求めていることを察知できる。相手の気持ちを配慮した行動ができる |
ユニークさ | 人と違う視点で発想できる。人と異なることを恐れず表現できる | |
表現力 | 伝えたいイメージや感覚を、直感的に伝えることに意欲を感じる(絵、音楽、パフォーマンス、コピーなど) | |
対課題 | 想像力 | 現実にとらわれず、人が思いつかないことを柔軟にイメージできる |
課題発見力 | 物事を達成するために必要になることや、リスクとなることに気付ける | |
変革力 | 既成概念やルールにとらわれない考えで物事に取り組める | |
発想力 | 習慣や常識にとらわれずに柔軟に考えられる |
タイプ4の自己PRに使える強みの言い回し②
特徴的強み | 強みの言い回し | 人から言われる言葉 |
洞察力が鋭い | 深堀りして考える 本質的なことが気になる |
探究心がある |
美的センス がある |
洗練されたもの・芸術的なもの・美しいものに惹かれる | センスが良い オシャレ、個性的 好奇心が強い |
人の痛みに 寄り添える |
傷付いている人への放っておけない 共感力がある 繊細 |
思いやりがある 気遣いができる 優しい |
独創的である | 想像力がある | 発想力がある 表現力豊か |
自分の価値観を 貫ける |
行動力がある | あなたらしさ(色)がある チャレンジ精神がある |
“強み”を伝える際に、「周りの人からそう言われた。」という表現を使うのも、説得力が増すのでオススメと言えます。
エニアグラムタイプ4|自己PRのためのエピソード選定
タイプ4の“強み”を自己PRする文章を考えていきましょう!
“興味のあるものに突き進んで、自分らしさを発揮できた経験”など、思い出してみて下さい!
説得力のある自己PRを作るために、それを支える実際のエピソードを探していきましょう。
エニアグラムタイプ4の強みを示すエピソードを思い出すヒントを、次に示しました。
タイプ4の自己PRに使えるエピソード
特徴的強み | エピソードのヒント |
洞察力が鋭い | 問題の本質的原因を考えて行動し解決した話。 |
美的センス がある |
センスを認められたり、褒められた話。(または、センスが求められる職なら、シンプルにその職に関する魅力や興味を語る。 |
人の痛みに 寄り添える |
悲しんでいる人に配慮して気遣いして、感謝された・心が通じた経験。 |
独創的である | 自分の発想やイメージを形にして評価された話。 |
自分の価値観を 貫ける |
自分の興味や理想のために挑戦したことを語る。 |
タイプ4の特徴的な強みである“センス、独創性”をPRする場合は、これまでの自分がクリエイティビティを発揮したエピソードを添えるのが良いと言えます。
さらに、応募する業界や職種や会社に関連することへの興味を語り、そこへの熱量が伝わるだけの知識や考えを披露することで、探究心や行動力をPRするのも一つの手だと言えます。
“人と心を通わせられること(気遣いや共感力)”をPRする場合は、応募する業界・職種・会社に関する事の中で、自分が感じた痛みを語り、「気持ちが分かるからこそ、そういう人の力になりたい」という締め方にすると、応募への説得力が増すと言えるでしょう。
エニアグラムタイプ4|自己PR例文 (新卒の場合)&(転職の場合)
エニアグラムタイプ4の自己PRの例文を見てみましょう!
自己PRする場合には、ぜひ“N字型でストーリーとして語る”ことを参考にしてみて下さい。
具体的には “⓪日常⇒①ピンチ⇒②強みの発揮⇒③解決”の流れで、強みを語ることです。
“ストーリー”として語ること、聞き手の関心を掴む効果があると言われています。
それを踏まえて、エニアグラムタイプ4の自己PR例文を紹介します。
<新卒の場合(ガクチカ)>
例)強み「想像力」、応募職種「雑誌編集」
私は「想像力の豊かさ」が強みだと思っています。
私は趣味で●●(例えば、油絵、生け花など)をやっているのですが、 (←⓪日常)
ある賞に応募する作品を作っている時に、テーマに大きく関係する部材の一部が使えなくなるトラブルがありました。(←①ピンチ)
そのときは、想像力を膨らませて、その部材がなくても作れるイメージに作り直すことで作品を仕上げました。(←②強みの発揮)
結果として、この作品は、審査員の方から「着眼点が面白い」という評価を頂きました。(←③解決)
限られた選択肢の中でも既成概念にとらわれずに想像できる力は、雑誌編集の仕事でも、制限がある中で読み手へ最大限伝わる表現を考え抜くことに対して、活かしていけると考えています。(←聞き手ニーズとの結び付け)
<転職の場合>
例)強み「思いやり」、応募職「ソーシャルワーカー」
私は、人からは「気遣いができる」と言ってもらえます。これは「人の気持ちに寄り添う」ことを意識しているためだを思っています。
例えば、前職では広告関連の営業をしていたのですが、(←⓪日常)
当時の自社の営業スタイルは、効率を重視したシステマティックなものが多く、クライアントの契約更新率は低いものでした。(←①ピンチ)
そこで、私は自分の特性を活かせるように考えて、クライアントの悩みにとことん寄り添うようにしました。 (←②強みの発揮)
すると、契約更新してくれる方が増えていき、そこから私の営業成績は常に上位になりました。(←③解決)
この「人の気持ちに寄り添えること」は、健康上の悩みを抱えている方の力になれるソーシャルワーカーの仕事に活かせる素質だと思っています。(←聞き手ニーズとの結び付け)
また、私は母が慢性的疾患で入退院を繰り返した経験もあり、身体的にも精神的にも弱っている人やその家族の気持ちが分かることもあって、そういった方々の味方になりたいと思っています。(←「気持ちが分かるからこそ、そういう人の力になりたい」という締め)
エニアグラムタイプ4|自己PRの弱み対策
タイプ4の弱みとしては、想像の世界に想いを馳せすぎて、地に足が付かないときがあることなどが挙げられるでしょう!
適職を考える上で、“弱み”はそこまで考える必要はありません。
(それよりも“強み”を活かすことの方が大事です。)
しかし、面接では、“弱み”も結構聞かれることがあるんですよね。
そのため、弱みの把握とその対策も確認しておきましょう。
(弱みは自覚しているだけでなく、対策まで示せること大事です!)
ここではエニアグラムタイプ4の弱みと対策を紹介します。
タイプ4の自己PRに使える弱み対策
分類 | 強み | 強みに対応する弱み |
対自分 | 行動力・活動意欲 | 考えるよりも先に体が動くことがある。 |
パッション(情熱) | 冷静さを欠いて周りが見えなくなることがある。 周りに温度差を感じさせて、心理的に距離を置かれることがある。 |
|
挑戦心・チャレンジ精神 | 計画性に欠けるところがある。 | |
好奇心 | 興味を持ったものにのめり込んで視野が狭くなることがある。 | |
探究心 | 1つのことにハマって、周りが見えなくなることがある。 | |
対他人 | 思いやり・気配り | 自己主張が乏しくなることがある。 |
ユニークさ | 自分独自のやり方にこだわり過ぎてしまうことがある。 | |
表現力 | (表現が抽象的になって、)伝わらないことがある。 | |
対課題 | 想像力 | 現実から目を逸らしたり、地に足が付いてない状態になることがある。 |
課題発見力 | 心配性なところがある。 | |
変革力 | これまでのやり方を重んじたり参考にする力が乏しいことがある。 | |
発想力 | 現状に対して分析をする力が乏しい。 |
タイプ4の強みである“ユニークさ”を訴求すると、“協調性の乏しさ”を心配される可能性があります。
よって、「“協調性”や“チームワーク”も重要視している姿勢」を、示しておくと良いでしょう。
また、“想像力・発想力”などを訴求すると、その自由さや柔軟性のイメージから“地に足が付いていない”という心配をされる可能性があります。
よって、それらが弱みだと自覚している場合は、その対策まで示せると良いです。
(“真面目さや忍耐力への意識”、または“(応募した職に)長期的に取り組んでいく意思があること”、など。)
“思いやり・気配り・共感力”などを訴求すると、“主体性や自己主張の乏しさ”を、心配される可能性もあります。
よって、「言うべき必要のあることは言う」という姿勢や、「その仕事でやりたいことを具体的に語る」などして、“積極性”も併せて印象付けておくと良いでしょう。
4.エニアグラムタイプ4のやる気が出る仕事条件とは?(モチベーションとストレス)
4章では最後に、エニアグラムタイプ4の“適職性を発揮する仕事じ条件(職場環境)”を説明していきます。
“適職”を得るには、強みを活かせる職に就くだけでは足りません。
その職を継続して極めていく必要がありますよね?
しかし、継続していくには職場環境が自分に合っていることも重要になります。
“仕事の満足度の影響因子”を研究していたアメリカの臨床心理学者ハーズバーグは、1つの説を提唱しています。
それは、「仕事でやる気を出すには、“モチベーションが上がること”と“ストレスがないこと”がどちらも必要。」ということです。
そこで、ここではエニアグラムタイプ4の“モチベーションUP&ストレスDOWNの職場環境条件”について紹介していきます。
(就活している人は、就職先の会社の雰囲気が自分にマッチするかを判断するために参考にしてみて下さい。)
エニアグラムタイプ4|モチベーションの上がる仕事の条件
タイプ4のモチベーションが上がる職場条件の中で大事なのは、“個性を発揮できる機会”と(その上で、)“人と気持ちで繋がれる環境”だと言えます!
エニアグラムタイプ4が“モチベーション高く仕事ができる条件(職場環境)”について紹介します。
創造力を発揮できる機会があるとモチベーションUP!
タイプ4は、「自分の創造性を発揮して、それが他者に感動を与えられたとき」が、一番幸せを感じられるタイプです。
そのため、“自分のオリジナリティを表現できる機会”があると、自ずと質の高い仕事をすることができると言えます。
よって、次のような機会がある職場環境だと、モチベーションが上がると言えます。
- 仕事の中での創意工夫の余地がある
- 自分のアイデアをお披露目できる場
- 自分の表現に興味を持って聞いてくれる人がいる
特に、オリジナリティを発揮した結果として、“自分が興味を持っている分野の第一人者”から一目置かれると、やる気が最高に高まるのもタイプ4の特徴です。
よって、“尊敬する人”や“憧れる人”との接点は積極的に作っていくと良いでしょう!
(自分の個性を出しながらも、)人と気持ちを通わせられる環境だとモチベーションUP!
タイプ4は、他者との気持ちの繋がりを大切にします。
(個人主義的に振る舞うところがありますが、他者に無関心ということではありません。それは、“個(人は違う自分)”として人と繋がりたいための態度と言えます。なので、むしろ共感力などは高いと言えます。)
よって、仕事の中でも、「心を通わせられている」という感覚が得られる方が、モチベーション高く仕事ができるでしょう。
(逆に、「表面的な人付き合いはあるけど、実際は殺伐としているような職場」だと、感受性が鋭い分、余計なストレスを拾ってしまうので要注意です。)
タイプ4は、「自分の内面を見つめ、感情を味わい、自分らしさを確かめる時間」を必要とします。
(共感力や感受性が高い分、人と一緒に居過ぎると疲れるのだと思われます。それに、集団に馴染み過ぎると、自分の個性が薄れるのを嫌うという理由もあるでしょう。)
よって、たまに一人で過ごせる環境(時間・場所)があることも大切です。
「自分がその仕事に取り組む意義を感じられる」とモチベーションUP!
タイプ4は“本質的なこと”を重視する特徴もあります。
よって、その仕事が「本物である」という感覚があると、高い納得感を得ながら取り組むことができます。
(例えば、「企業ポリシーに賛同できる」、「扱っている商品が信頼できる」、など。
逆に、「本物ではない」とは、「実際は効果のない健康食品を扱っている」や、「従業員を搾取して経営している」、など。)
また、タイプ4は、“本質的なこと”を重視する特徴から、自分の“人生の意義”を深く考えるところもあります。
よって、その仕事に、“自分が取り組むべき意義”を感じられることも重要です。
例えば、
- 生きがいを感じられる
- 自分の人生の意味を感じられる
- 社会での役割を意識できる
など。
- タイプ4は、仕事の中に「自分らしさ」を発揮する機会があることと、それに感動してくれる人がいることが、モチベーションを高く維持しながら仕事する上での職場環境条件。
- 人との気持ちの繋がりを感じられる職場で、自分がその仕事に取り組む意義を感じられることも、モチベーションが上がる要素。
- ※「1人になれる時間や場所がある」環境だと、尚良い。
エニアグラムタイプ4|ストレスを感じる仕事の条件
タイプ4が、ストレスを感じる職場条件として、“ルールが厳しい”、“デリカシーのない人が多い”が挙げられます!
エニアグラムタイプ4が“ストレスを感じてしまう仕事条件(職場環境)”について紹介します。
“人と同じであること”を求められるとストレス!
タイプ4は、「自分らしくありたい(唯一無二の存在でいたい)」という思いがあります。
そのため、「“平凡だ”と思わされること」を、ストレスに感じます。
例えば、
- 人と同じようにやるようことを強要される
- ルールや常識を押し付けられる
- オリジナリティを発揮することを否定される
などです。
よって、“厳格なルールのある職場”や、“創造性が評価されないような職場”は、避けた方が良いかもしれません。
タイプ4は、「自分は自分」という思いが強いので、「自分には一般の人のルールは当てはまらない」と思っている節があります…。(ナゾの理論)
その結果、ルールが厳格な環境にいると、“はみ出し者”として扱われてしまうことがあるようです。
自分に対して“無関心な人”や“無神経な人”がいるとストレス!
タイプ4は、自分を人に理解させないようにする傾向があるにも関わらず、人から理解されないことに不満(寂しさ)を感じることがあります。
(理解はされたくはないけど、関心は持って欲しい。)
よって、“人間関係がドライ過ぎる職場環境”だと、ストレスが溜まるかもしれません。
また、感受性豊かで繊細な分、否定されることに敏感で、傷付きやすいところがあります。
(特に、美意識にこだわりがあるので、自分のセンスを否定されると深く傷つく。)
よって、人の気持ちに配慮せずに“ズバズバと物を言う人”や“グイグイ距離を締めてくるような人”がいる職場(一言で言えば、“無神経な人のいる職場”)は、ストレスに感じると言えます。
※補足
ドライな職場のイメージは、人を直接相手にしない職(プログラマーや職人系など)、帰属意識の低い職(派遣やバイトなど)などでしょうか。あとは、“人の入れ替わりが激しい職場”や、“チームや部署の中でのコミュニケーション機会が乏しい職場”も当てはまるでしょう。
また、“無神経な人の多い職場”は、体育会系のイメージでしょうか。(営業、ガテン系など。)
(※“無神経な人”は、“裏表のないさっぱりした人”とも言えるので、それが悪いという話ではありません。)
お伝えしたいのは、タイプ4は、「そういった(人のいる)職場環境には合わないかもしれない」ということです。
- イプ4は、「自分らしくありたい」という想いがあるので、“人と同じであること”を求められるとストレス!(ルール・常識の強要、個性の否定、など。)
- よって、“厳格なルールがあったり、創造性が評価されないような職場環境”は向かない。
- また、タイプ4は、ナイーブな面があるので、“ドライな人”や“デリカシーの乏しい人”が多い職場環境もストレス。
「Chiyoエニアグラムタイプ4適職診断」の最後に。
ここまでお疲れ様でした!
“エニアグラムタイプ4の適職”については以上です。これを読んでくれているあなたが、就活中か、これから就活予定か、あるいは適職迷子の社会人なのかは分かりませんが、“職選び”は人生レベルで重要なテーマだと思います。
そこに対して、少しでも“気付き”を提供できたのなら嬉しい限りです!ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
【“特典”のお知らせ!】
ここまで読んで下さったあなたへ、「もっと何か役立てないか…」と思って、次の無料特典を準備しました。
・『エニアグラム各タイプの“向いてない職”』シークレット記事のパスワード
・チャットでのタイプ診断サポート(※全135問の“エニアグラム正確診断”の結果を踏まえて、いくつか質問しながらあなたのタイプを診断します。希望者は「診断希望」と送って下さい。)興味のある方は、以下から私(chiyo)のLINEに登録して下さい!
※特典は予告なく終了させてもらう場合があるので、興味のある人は早めにどうぞ!