エニアグラム性格診断タイプ7の特徴
Chiyo1

タイプ7は、陽気でバイタリティに溢れる人ですね。
スピード優先で、抜け漏れが目立つときもありますが。
場の雰囲気が明るくなるし、物事をポジティブにドンドン進めるので、スピード感を感じます。

エニアグラムタイプ7の性格特徴

エニアグラムタイプ7性格

性格診断エニアグラムのタイプ7について紹介します。

タイプ7の“動機付け”は?

タイプ7のモチベーションの根源(動機)は、
楽しくありたい」です。

>>エニアグラムにおける“動機”とは??

タイプ7は、頭の隅で、「自分は満たされることはない(欠乏感)」というネガティブな考えを持っています。
タイプ7は、この考えが浮かび上がってくることを恐れます。

そして、その「欠乏感」から逃げるための戦略として、楽しさを追い求めて動き回ります。
できるだけ楽しいことで頭をいっぱいにして、忙しくしておけば、「欠乏感」と向き合わなくて済むからです。

また、「たくさんの楽しいことに手を出しておけば、満たされる可能性が高まる」という考えも持っています。

タイプ7が大切している“価値観”は?

そのため、タイプ7は次のようなキーワードに関わる価値観を大切にします。

  • 楽しい、幸福、満足、オープン
  • エキサイティング、刺激的、新しさ
  • 自由、多様な選択肢、可能性、チャンス、チャレンジ、将来の計画

タイプ7の“性格の特徴”は?

上のような価値観を持つため、タイプ7は次のような性格特徴を持ちます。

楽しいことが好きで、前向きで、楽観的なタイプです。
(基本的に、笑顔で、楽しそうにしている。)

一言で言えば、“陽気な人”と言えます。

好奇心旺盛で、新しいものや興味のあることに次々とハマって熱中していくので、
多趣味で、多才な人が多いのも特徴です。

実際、仕事でもプライベートでも、常に何かに熱中していて、楽しそうにせわしなく動き回っています。
そして、良くしゃべります。笑

タイプ7は、細かいことは気にせず、先行きをポジティブに見通します。
(「あ!」と言って何かを思い出し、次の瞬間「まいっか!」と言って気にしない。
そういうパターンの独り言が多い。)

さらに、フットワークが軽く、行動力もあり、社交も広いので、
人に明るく楽しい希望を与えて、巻き込んでいきます。

頭の回転が速く、柔軟性もあるので、
多くの新しいアイデアをスピーディに思いつくことができます。

タイプ7の性格をキーワードで表すと?

タイプ7の性格特徴をキーワードで表すと、次のようなものがあります。

  • 明るく社交的、陽気で楽天的、好奇心旺盛
  • 冒険好き、注意散漫、熱しやすく冷めやすい
  • 自由奔放、多才、発想が柔軟(アイデアマン)、瞬発力がある、行動力がある(バイタリティがある)

エニアグラムタイプ7の成長レベルによる3つの性格特徴(健全度)

健全度_エニアグラムタイプ7

エニアグラムタイプ7の中でも、成長レベル健全度)によって性格特徴は変わります。
ここでは、「健全・通常・不健全」の3段階に分けて紹介します。

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タイプ7の健全度の判断は、「満足感を感じるか」がポイントです。
健全だと、自分が活動することで得られる物や事に満足できます。
不健全になると、注意が散漫になりアレコレと手を出すので、何をやっても中途半端で、何をしても満足できなくなっていきます。
(さらに、「満足できないからまた他に手を出す」という悪循環に陥る。)

 

タイプ7の健全時の性格特徴

健全_エニアグラム

健全なタイプ7は、人生を目いっぱいに生きていて、欲望に正直で、欲しいものを手に入れようとします。

多くの選択肢を持つことで、情熱を傾けられることを見つけようとするので、とてもアクティブです。
チャレンジ精神も旺盛で、新しい可能性の広がる世界があれば積極的に飛び込みます。
リスクへの不安よりも、まだ見ぬその先の未来に興奮するのです。

楽観的で大胆ですが、意外と現実的でちゃっかりとしています。
スピードとバイタリティを武器に、しっかりと実績を上げていきます。

それらによって、「私は自由で幸福だ」という理想の自己イメージを体現します。

そして究極的には、「満足感を得るには特別な物や体験が必要だ」という認識を手放します。
(これは、タイプ7にとっては大変なことです。)

そもそもタイプ7は、根底に「欠乏感」を抱えています。
その欠乏感と向き合わないで済むように、楽しい刺激を欲して、せわしくなく動き回るのです。

しかし、その戦略がうまく機能しなくなると、「終わりのない欲求に振り回されて、あちこちと手を出すので、色んな体験が自分の中に蓄積していかず、結局少しも満たされない」という負のサイクルに入り込んでしまうことがあります。

タイプ7が、どれだけ外的刺激を求めても、根本的に欠乏感が消えることがないのは、その欠乏感が自分の内面からくるものだからです。

タイプ7がそのことを理解したとき、落ち着いて“今この瞬間”を楽しむことができるようになります。
それこそが、タイプ7が本当に満足感を得られるようになる状態、と言えるかもしれません。 

タイプ7の通常時の性格特徴

通常_エニアグラム

通常のタイプ7は、多くの楽しい体験を手に入れたいと考えています。

そのため、スピード感と行動力を持って、マルチタスクをこなします。
退屈を避けるために、挑戦心を発揮し、常に何かに夢中になっています。

一方で、「自分が求めるものは何でも手に入れたい」と考えるので、自分のキャパを越えて色んなことに手を出します。
その結果、注意散漫になり、企画倒れになるものが増えてくることがあります。

そうなってくると、「欲しいものが手に入ったときには、次の欲しいものに意識が向いている」ので、目の前のことを楽しめなくなってしまうことがあります。
(例えば、「焼き肉を食べたい」と思って焼肉を食べに行ったけど、焼き肉を食べている最中には「漫画を読みたい」と考えていて、焼き肉の美味しさは楽しめていない、など。)

よって、何をやっても満足できなくなることがあります。 

タイプ7の不健全時の性格特徴

不健全_エニアグラム

不健全なタイプ7は、「自分の行動が痛みをもたらしている」と恐れます。
(タイプ7は、苦痛を避けるために行動するので、その行動が裏目に出る状況はツラいと言えます。)

“痛みを避けたいのに痛みが増す状況”になると、タイプ7は衝動的で無責任な行動を取るようになります。
不安から逃れるのに必死になっていき、“一貫性のない無謀な行動”と“深い鬱状態”が交互に現れるようになります。

最悪の場合、重度の経済的問題や身体的問題に至る可能性があります。 

エニアグラムタイプ7の成長時とストレス時の性格特徴(統合と分裂)

統合と分裂_エニアグラムタイプ7エニアグラムタイプ7”成長している時(統合)”と“ストレスを感じている時(分裂)”の性格特徴についても確認しておきましょう。

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タイプ7の成長時は、タイプ5の良い特徴「冷静さ」が表れます。
タイプ7のストレス時は、タイプ1の悪い特徴「批判」が表れます。

 

タイプ7の成長時の性格特徴(統合の方向)

エニアグラムタイプ7の成長時は、タイプ5の性格の良い部分「冷静さ」が表れます。

普段のタイプ7は、常に頭が回転しヒートアップしています。
よって、1つのことに根気強く取り組み、しっかりと味わうことは苦手と言えます。
(多趣味だけど、飽きっぽいわけです。)

そんな、タイプ7が成長すると、タイプ5の「落ち着いて1つのことに集中する姿勢」を学び、1つのことをじっくりと味わえるようになります。
それによって、落ち着きと深い思考を持ち、1つ1つのことに高い満足感を得られるようになる、と言えます。

タイプ7のストレス時の性格特徴(分裂の方向)

エニアグラムタイプ7のストレス時は、タイプ1の性格の悪い部分「批判的傾向」が表れます。

タイプ7は、自分の欲しいものが手に入らないと、「エネルギーを集中させる」ことで乗り越えようと考えます。
しかし、自分の行動を制限することは、タイプ7にとっては、ストレスを加速させることになります。

そうして溜まっていったストレスの捌け口は、“自分の自由を得る方向”でなく、“人の自由を批判する方向”に向くようになることがあります。
つまり、人に“ちゃんとしていること”を求めて、批判的になるのです。
(例えば、短気になって皮肉を言ったり、説教したりなどするようになります。中でも特に、“クレーマー気質”になる傾向が高いと言えます。)

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タイプ7のストレスの原因を探る参考としては、こちらもどうぞ。
>>エニアグラムタイプ7が「仕事が辛い…」時の原因と対策

 

エニアグラムタイプ7の2種類の性格タイプ(ウイング6とウイング8の違い)

ウイング_エニアグラムタイプ7エニアグラムには、各性格タイプが、隣り合うどちらかのタイプの影響を大きく受けるという考えがあります。
(これを「ウイング」と言います。)

エニアグラムタイプ7の場合は、次の2つのウイングのタイプがあります。

  • タイプ6に近いタイプ7(タイプ7ウイング6:T7W6)
  • タイプ8に近いタイプ7(タイプ7ウイング8:T7W8)

 

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T7W6T7W8を見分けるポイントは、「満足感を獲得するための戦略」の違いです。

  • T7W6は「人と一緒に、たくさんのことを、無邪気に楽しむ」
  • T7W8は「独りででも、欲しいものを、現実的に手に入れる」

というイメージです。

エニアグラムタイプ7ウイング6(T7W6)の性格特徴:エンターテイナー

エニアグラムタイプ7ウイング6

タイプ7ウイング6(T7W6)は、陽気で、協調性があり、現実的で生産的なタイプです。

タイプ7特徴の「楽しんでアクティブに活動する」面に、タイプ6特徴の「安全を得るため組織に尽くす」面が合わさることで、「バイタリティに溢れつつ、人付き合いも好む」ので、“組織を団結させて実行力を発揮させる力(組織力)”が高いと言えます。

タイプ7特徴として「生きることは喜び」という信念があり、口の上手さやユーモア感覚を持っています。
そこに、タイプ6の「協調性」も作用することで、「(一人でいるよりも)親しい人と一緒にいたい」という考えを持ち、高いコミュニケーション力を発揮します。

刺激を求めて忙しく活動していますが、頭の回転が速くて機転も効くので、たくさんの新しいアイデアを思いつくこともできます。

陽気に振る舞うので、たいした努力をしていないように見えますが、多くのことを達成することができます。
なぜなら、実際は、しっかりと時間や労力を割いているからです。
ただ、本人は楽しんでいるので、本人自身も努力だと思っていないところがあるようです。

そういう「楽しみながら突き進んでいく」姿勢が、自然と周りを巻き込んでいき、組織の力を引き出すと言えます。

向いている仕事としては、ショービジネスや広報、広告、メディア、エンタメの世界などがあります。

一方で、多くのことに手を出し過ぎて、1つ1つが中途半端になることがあります。
(不安を感じるときほど、より活発になって、物事への接し方が広く浅くなる。)

タイプ7の「より良いものをたくさん取り入れたい」という欲求と、タイプ6の「現状の繋がりを失いたくない」という恐れによって、ジレンマを感じることがあります。
(その影響から、自分と一緒にいる人には高い水準を求めがちなところもあります。)

蓋をしてきた“嫌な事”から逃げられなくなったとき、自滅的になることもあります。(酒や薬物に溺れる、など。)

T7W8よりも、物事を最後までやり抜くことが少ないですが、T7W8よりも前向きで好奇心が強いと言えます。 

※隣り合うタイプのT6W7についてはこちら。
>>エニアグラムタイプ6ウイング7の特徴

エニアグラムタイプ7ウイング8(T7W8)の性格特徴:現実主義者(リアリスト)

エニアグラムタイプ7ウイング8

タイプ7ウイング8(T7W8)は、自分の欲に素直で、それを実現させる意思と行動力を持っているタイプです。

タイプ7特徴の「たくさんの満足感を得たい」という欲に、タイプ8特徴の「強さを誇示したい」という欲が加わり、富や権力への欲求が強く、それを叶えるバイタリティも高いと言えます。

T7W8は、世の中を生きることを楽しんでいます。
活発に動き回り、マルチタスクもこなします。
人と一緒にいることも楽しみますが、孤独であることも恐れません。
そのため、心身共に、かなりのタフと言えます。

「欲しい」と感じるものに関しては、“目に見えない精神的な満足感”よりも、“実際の利益”を優先します。(物質主義的)
その上、自分の欲望に忠実で、欲しいものを手に入れるための手段を、現実的に考えてスピーディに実行します。
現実的ではありますが、(欲しいものを手に入れる上で、)常識に縛られることもありません。

つまり、T7W8は「欲しいものは必ず手に入れたい」という欲望が強く、それをまかり通す意思力が強いと言えます。
(「自分にはそれが許される」と感じているところもあるようです。)

対人関係においては、人との心理的な繋がり(愛情、友情など)よりは、現実的メリットを優先して考えます。
(例えば、恋愛で、「理想の相手を思い描き続ける」よりは、「身近な人と実際に付き合う」ことを求めます。)
人に意見するときは、気取ることなく率直です。 

一方で、自分の欲に素直な分、他者への配慮が乏しいところがあります。
(人を押しのけてでも欲しいものを手に入れようとする。)

その無遠慮さが、対人トラブルを生むことも少なくないと言えます。
(口の上手さと、押しの強さで、トラブルを表面的に片づけようとして、事態が悪化することもある。)

T7W6が子供のような無邪気さがある一方で、T7W8はリアリストで冷酷な面もあります。
T7W6よりも、ワーカホリックな傾向があるのも特徴です。 

※隣り合うタイプのT8W7についてはこちら。
>>エニアグラムタイプ8ウイング7の特徴

エニアグラムタイプ7の強みと適職性

エニアグラムタイプ7適職

タイプ7は、“アイデア(の数)やスピード感が求められる職”で活躍できます。

特に、“ワクワクできること”を追える環境でこそ活き活きと活動できます。

特徴的“強み”としては、“行動力、スピード感、チャレンジ精神”などが挙げられます。

 

強みと適職性①

性格特徴 「楽しくありたい」がモチベーションなので、好奇心やチャレンジ精神が旺盛で、楽観的で社交性も高い。
強み 好奇心、挑戦心、前向き、明るい
適職性 “飽きのこないような、常に変化のある職”が向く。
適職例 旅行関連職や、企画関連職、色んな人に関われる接客、など。

 

強みと適職性②

性格特徴 新しいことに対するアンテナが高く、フットワークが軽く、柔軟で、行動力がある。
強み フットワーク、瞬発力、柔軟性、行動力
適職性 “変化が激しく、スピード感が求められる職”に向く。
適職例 トレーダー、記者、トレンドが変わりやすい業界の職など。

 

適職”を得るために、参考にしてみて下さい!

 

※本気で就活する人のために、「タイプ7が適職を得るために必要な情報(強みや弱み、自己PR時の言い回し、自己PR例文、適職性・向いてない職、モチベやストレスなど)」を、より詳しくコチラにまとめました。

>>エニアグラムタイプ7の適職診断