

ここでは、エニアグラムのタイプ5ウイング4(5w4)とタイプ5ウイング6(5w6)の違いを紹介します!
“どう違うのか?”だけでなく、“なぜ違うのか?”にも焦点を当てて説明していきたいと思います!
自分のウイングに迷っている人は、ぜひ参考にされて下さい!
ではいきましょう!
【5w4と5w6の特徴比較一覧】
5w4 | 5w6 | |
動機の違い | 「有能でありたい」& 「特別な存在でありたい」 |
「有能でありたい」& 「安全でありたい」 |
戦略の違い | 有能さを得るために…、 独自の領域で想像力を活かし、革新的な考えに至る。 |
有能さを得るために…、 組織の中で仲間と協力して、利益に繋がる考えに至る。 |
特徴の違い | 社会と距離を置き、自分の内面に向き合い、直観を使って革新的考えに至る。 | 社会の中で、実用的な問題に取り組み、社会に有益な解決策を提案する。 |
ニックネーム (特徴を示す通称) |
因習を打破する人 孤高の人 偶像破壊者 |
問題を解決する人 者見通す人 |
見誤りやすい タイプ |
(特になし) | (特になし) |
センター の違い |
“5思考+4感情”で、 物事を、損得だけでなくたまに感覚(好き嫌い)で判断する。 |
“5思考+6思考”で、 物事を、損得を基本に判断する。 |
社会的スタイル の違い |
“5遊離型+4遊離型”で、 人と距離を置きたいし、自分の関心事や自分に役立つことをしたい。 |
“5遊離型+6追従型”で、 人と距離を置きたいが、責任感(人の役に立ちたい感覚)はある。 |
5w4と5w6の違いの“簡単なまとめ”はこちら。
>>エニアグラムタイプ5のウイング(5w4と5w6の違い)
エニアグラム5w4(タイプ5ウイング4)の特徴は?
5w4は、“知的で芸術的なセンスがある“人です。
タイプ5の「有能な存在でありたい(博識でありたい)」という欲求に、タイプ4の「特別な存在でありたい(自分らしくありたい)」という欲求が加わるからです。
そのため、「知的好奇心+独自の感性=インテリだけど感覚派」となり、“知的で芸術的なセンスがある“人に繋がるわけです。
さらに、5w4の性格特徴のポイントは、タイプ5もタイプ4も関心が自分の内側に向かうという点です。
そのため、「自分の中から、本質的なものを見つけて人生を全うしたい!」という意識を強く持っているタイプです。
つまり、5w4には「知性や芸術性を磨くことへのモチベーションがある」ということです。
補足ですが、5w4は、「タイプ5=学者」というステレオタイプのタイプ5とは少し違ってきます。
(いわゆる「学者っぽい」と言われるのは、5w6です。)
5w4は、知性と芸術性が求められる分野で抜きんでる人が多いと言えます。
(例えば、映画監督、作曲家、デザイナー、演出家など。)
というわけで、次に健全度別の特徴も見ていきましょう!
※「“健全度”って何??」という方はコチラをどうぞ。
>>エニアグラムの“健全度”を分かりやすく解説!
エニアグラム5w4(タイプ5ウイング4)の“健全”の特徴!!
“健全”な5w4は、“直観を活かした発見力”を発揮します。
タイプ5の特徴である“論理力”に、タイプ4の特徴である“想像力”が加わるからです。
それによって、思考だけでは辿り着けないコトを明らかにできるわけです。
つまり、タイプ5の「知りたい!」という欲求に、タイプ4の「人と同じは嫌だ!」という趣向が加わることで、人のやらないテーマに興味を持ち、人の思い付かない視点に行きつき、これまでにない発見に至れるわけです。
(例えば、一般的なデータから新たな規則性を見出したり、一般的な公式とは別のアプローチを見つけ出したり、など。)
中には、芸術的な分野で、新たな領域や手法を開拓することもあります。
(芸術的な分野とは、例えば、“映像、音楽、デザイン、文章”などのセンスの問われる分野です。)
タイプ5の“知性を追求する姿勢”と、タイプ4の“美を追求する姿勢”が活かされるからです。
これらの特徴から、5w4は「(一般的に)“見慣れたコト”を、“新しいコト”に見えるまでいじくり回す」特徴がある、と言われています。
(5w4は“因習を打破する人”と呼ばれますが、こういった特徴からきているのだと言えます。)
エニアグラム5w4(タイプ5ウイング4)の“通常”の特徴!!
健全に近い“通常”の5w4は、“高い自律性と集中力”を発揮します。
タイプ5特徴の“関心あるテーマの探究に没頭する”傾向に、タイプ4の“想像力を膨らませることに心奪われる”傾向が加わるからです。
そうして、“社会の常識や周りの人からの影響を受けない姿勢”が、“高い自律性”を生むわけです。
また、“関心事に対して思考や想像を巡らせる姿勢”が、“高い集中力”を生むわけです。
タイプ5として「探究したい!」と関心を持つテーマに対しても、タイプ4特徴が影響を及ぼします。
5w4は、“不思議な事や奇妙な事”に興味を持つ傾向があります。
タイプ5は“事実の観察と理解”に惹かれますが、タイプ4は“心を揺さぶる空想”に惹かれるからです。
そのため、“現実味はあるけど不確かさがあって、想像を掻き立てる刺激のあるもの”に興味を持ちます。
(例えば、超常現象(オカルト)、精神世界(スピリチュアル・占い)、未開拓地帯(宇宙、深海)、その他(タブーやグロの要素のあるもの)など。)
また、5w4は“仲良くなると情緒豊かな面を出す人”でもあります。
タイプ5は“感情を表に出しにくい”ですが、タイプ4は“感情深い”からです。
基本がタイプ5なので表面的には分かりにくいですが、深い付き合いになっていくと、合理的な面の奥にタイプ4の“情緒豊かさ”が見られます。
(例えば、感動しやすい、共感しやすい、ときめきやすい、ロマンチストなど。)
ただし、不健全に近づいた“通常”の5w4は、“現実と関わらなくなる”特徴が出てきます。
タイプ5には「物事を観察する立場でいたい」感覚があり、タイプ4には「感情を動かす想像の世界にいたい」感覚があるからです。
そのため、現実世界(人や社会)と距離を置きだして、引きこもるようになるわけです。
そうして、「現実世界から干渉されると、自分の世界が邪魔される」と考えるようにもなります。
そうなると、人から言われることに対して過剰に抵抗するようになります。
(例えば、期限を設けられたり、役割を与えられたり、タスクを振られたりすることを、過剰に回避しようとしたりします。)
4w5は、周りに影響を受けにくいからこそ“自律して集中していられる”という特長がありましたが、これらはその負の側面が出た形だと言えます…。
また、ウイングのタイプ4の“感情の深さ”によって、気分にムラが出やすくなり、気まぐれになったり、傷付きやすくなって人からの批判に敏感になったりもします。
情緒が不安定になることで、地道な努力や、他者との協力が難しくなる傾向も出てきます。
その感覚が強くなってくると、タイプ5特徴の“分析力の高さ”は、「人と距離を保つにはどうしたら良いか?」を考えることに使われるようになります。
そうして、ますます現実(人や社会)と関わらなくなっていきます。
さらに健全度が下がると、タイプ5の“腰の重さ”やタイプ4の“空想に耽る”傾向が色濃く出てきて、現実逃避するようになっていきます。
具体的には、一時的に没頭できる娯楽で時間を潰すようになります。(例えば、読書、ゲーム、ネット、SNSなど。)
そして、次第に自分を慰めてくれるものに依存するようになることもあります。(例えば、酒、恋愛、性的コンテンツや情事など。)
エニアグラム5w4(タイプ5ウイング4)の“不健全”の特徴!!
“不健全”な5w4は、“孤独で虚しい世界”に生きることになります。
タイプ5の「自分は無能だ」という恐れに、タイプ4の「自分には存在意義がない」という恐れが加わるからです。
健全度の低い5w4の“負の流れ”を、順に説明していきましょう。
まず、健全度が下がった5w4は、他者を否定したり、人に対してイライラすることが多くなります。
タイプ5の“軽蔑心(人をバカにする)”と、タイプ4の“嫉妬心(他人が幸せに見える)”が混じり合うからです。
しかしその一方で、そのことへの後悔や自己嫌悪に襲われることにもなります。
そういった状況を生み出したのは、「世界と距離を置きたい」と願った自分自身のせいだと気付いているからです。
そしてその内、思考と感情が対立し、どちらも回らなくなっていきます。
(思考を使うと無感動で虚しく感じるようになり、感情を使うと思考の邪魔になると感じるようになるわけです。)
そこで、そういった煩わしさを回避するために、人間関係(を含む様々なもの)を切り離そうとしだします。
その結果、孤立していき、より心細さを感じる状況に陥っていきます。
そこに、タイプ5が感じやすい“虚無感”に、タイプ4が感じやすい“自己否定感”が加わり、“無意味感と自己不信に満ちた絶望の世界”を生きることになるわけです。
状態がひどくなると、(社会から孤立するだけでなく、)“慢性的な躁うつ病”が出るようになります。
(その結果、最悪の場合、自殺に至る可能性もあります。)
エニアグラム5w6(タイプ5ウイング6)の特徴は?
5w6は、“実際的な問題解決能力”を持つ人です。
タイプ5の「有能でありたい(博識でありたい)」という欲求に、タイプ6の「安全でありたい(安心を得たい)」という欲求が加わるからです。
その結果、「博識でありたい+安心を得たい=社会(≒自分を守ってくれる組織)の問題を解決できるように知識を使って有能さを示す」となり、“実際的な問題解決能力”を持つ人に繋がるわけです。
5w6は、一般的に「タイプ5=学者」という解釈がされるタイプです。
タイプ5が知性を重んじるだけでなく、タイプ5もタイプ6も思考センターに属することもあり、“知性溢れるタイプ(理屈重視)”だからです。
(※5w6は、全ての性格タイプの中で、もっとも知性的タイプだと言われています。)
というわけで、次に健全度別の特徴も見ていきましょう!
※「“健全度”って何??」という方はコチラをどうぞ。
>>エニアグラムの“健全度”を分かりやすく解説!
エニアグラム5w6の“健全”の特徴!!
“健全”な5w6は、“正確性の高い知的な成果物”を生み出します。
タイプ5特徴である“専門的なスキルや体系的知識の習得欲”と、タイプ6特徴である“正確さを求めて準備する慎重さ”を活かすからです。
(例えば、異なる情報を繋ぎ合わせて新たな気付きを得たり、情報を体系的に整理して未来予測を得たり、など。)
また、5w6は、探究の対象として“実際的なもの”に興味を持つのも特徴です。
タイプ5は“世界の事実を理解する事”に興味を持ち、タイプ6は“人や社会の役に立つ事”に興味を持つからです。
そのため、“情報として体系化されたもの(あるいはその余地があるもの)”であって、かつ、“実用的なもの(社会が求めているもの)”に関心を向けるわけです。
(それは、社会で実際に使われているような(それを扱う企業があるような)知識分野などです。例えば、化学や工学やIT関連の技術など。)
(ちなみに、そんな5w6に対して、5w4は内面世界に関心を持ち“空想的なもの”に興味を持つ傾向があります。)
基本がタイプ5なので感情表現は控え目ですが、タイプ6の“人を助ける姿勢やユーモア感覚”が加わることで、人に受け入れられる魅力を持っています。
その上、ウイングのタイプ6の持つ“社会性”が、“人との協調性、規律(ルール)の遵守、勤勉さ”も加えます。
そのため、組織の中でこそ優秀な成果を出す才能があると言えます。
さらに、親密になった人に対しては、“厚い絆と包容力”を示します。
タイプ5は“人と距離を置いて安全を確保する”傾向があり、タイプ6は“人を信用できるかどうか慎重に見極める”傾向があるため、逆にそのハードル(審査)をクリアした人に対しては、信頼して大切にするためです。
エニアグラム5w6の“通常”の特徴!!
健全に近い“通常”の5w6は、“知的探究の活動への夢中さ”を発揮します。
タイプ5特徴の“関心あることへの探究心”に、タイプ6特徴の“安心を得ることへの渇望”が加わるからです。
そのため、知識を深めることで安心を得ようと熱中するわけです。
(“知識を深めるテーマ”は、“自分が関心を持てること”と、“社会で求められていること”が合致するものになります。)
また、“落ち着きのある優しい人”として頼られます。
タイプ5特徴の“人や社会と距離を置く姿勢(冷静さ、知的さ)”に、タイプ6特徴の“仲間に受け入れられる姿勢(誠実さ、責任感)”が加わるからです。
ただし、不健全に近づいた“通常”の5w6は、“コミュ障”の特徴が色濃くなっていきます。
タイプ5特徴の“逃避癖(苦手なものは避ける癖)”と、タイプ6特徴の“臆病さ、慎重さ”が足し合わさるからです。
そのため、人間関係の面倒臭さを避けるようになり、社会性が乏しくなっていくわけです。
(タイプ5も6も思考センターであることもあり、“自分や人の感情の扱いが不得意(自分の感情を意識しない、人の感情を読み取るのに鈍感、など)”なところも影響していると言えます。)
ここに、タイプ5の“知的好奇心(知識マウント)”と、タイプ6の“防衛的姿勢(自分を守るために反抗する)”が影響して、ささいなことで攻撃的な議論をふっかけて敵を作ることもでてきます。
(“議論好き”で“安全主義”なので、間接的攻撃などの卑怯な手段を取ることもでてきます。(例えば、皮肉を言うなど。))
つまり、人間関係トラブルが起きやすくなるわけです…。
しかし、人と本格的に衝突するようなことがあると、のらりくらりとはぐらかします。
タイプ5の“興味のない事への無関心さ”と、タイプ6の“安全第一主義”から、相手と向き合うことは避けようとするからです。
エニアグラム5w6の“不健全”の特徴!!
“不健全”な5w6は、“人に対して疑り深く敵対的”になります。
タイプ5の「自分は無能なので社会の中で機能できない」という恐れに、タイプ6の「自分には支えがないので安心できない」という恐れが加わるからです。
そのため、タイプ5特徴の“「人からバカにされる」という不安”が、タイプ6特徴の“被害妄想”によって強化されます。
結果として、人への疑心暗鬼も増し、情緒不安定になり、人と親密になること自体を怖がるようになります。
(「助けて欲しい」と思いながら、手を差し伸べてくれる人を避けたり、抵抗したりすることもあります。)
さらにいくと、神経症(ノイローゼ)にまで至り、あらゆることにリスクを感じて、一切引きこもるようにもなります。
(究極的には、精神錯乱を起こすこともあります。例えば、想像上の敵に対して、怯えたり攻撃的になったり、など。)
エニアグラム5w6と5w4の雰囲気の違いは?(ウイング診断に使える特徴)

ここまでは教科書的なお話をしてきましたが、ここからは実際の5w4と5w6の人の“雰囲気”の違いを解説していきたいと思います。
自分や他の人のウイングのタイプ診断で迷っている人の助けになれば幸いです!
エニアグラム5w4と5w6の“センター(中枢機能)”の違いは?
まず、5w4と5w6の雰囲気の違いを探る上で、センター(中枢機能)に着目してみましょう。
“センター(中枢機能)”とは、人が良く使う機能を“本能・感情・思考”の3つに分類したものです。
詳しくはこちらをどうぞ。
>>エニアグラムの“センター(中枢機能)”とは?
まず、5w4の方からいきましょう。
タイプ5は思考センターですが、タイプ4は感情センターです。
感情センターの特徴として「恥を感じやすい」という点があります。
5w4の方には「恥を感じやすい」という感覚は…、あるようです。
恥を感じる瞬間は、“自分の中で失敗を感じたとき”というのも特徴のようです。
また、「人目がなくても、自分で自分を恥ずかしいと感じることがある」というのも特徴のようです。
(通常、感情センターは人からの関心を求めるので、人目のある場面で“恥”を感じることも特徴ですが、5w4は1人でいる時も恥を感じるようです。)
それと、5w4自身は、自分の中の“感情”の存在をどう感じているのでしょうか?
これ関しては…、「感情を揺らしたくない」という認識があるようです。
「感情を揺らしたくない」理由は、ベースがタイプ5だからだと考えられます。
健全度が高い5w4の場合は知性を補うために(自分の中の)感性を使いこなしますが、そもそもタイプ5は知性を重んじる分、“感情”の扱いは苦手な傾向にあります。
“感情”は、思考や知識で測り切れない曖昧なものだからです。
よって、健全度が通常以下の場合は、「感情は思考の邪魔」と考える傾向があるようです。
感情センター特徴の「物事を好き嫌いで判断する」という感覚はどうでしょうか?
(思考センターだと、判断基準が“損得”に置かれることが多いですが、)
5w4は、「“損得”以外で惹かれる感覚」として“好き嫌い”は感じているようです。
対して、5w6の方も見てみましょう。
5w6の方に“恥”をかいた経験について聞くと…、
それほどピンとこない(覚えていない)ようです。
(感情センターの特徴として「恥を感じやすい」という点がありますが、5w6にはそれはみられないようでした。)
ただ、強いて上げるなら、「知らないことをごまかしたことがバレた時(知ったかぶりをしてしまった時)は恥ずかしい」というのはあるようでした。
(“バカにされること”を嫌がるタイプ5らしい失敗と言えます。)
ただ、5w6は、タイプ6の社会性(周りからの信用を気にする性質)も影響するので、“周りからの信用を失う不安”を“恥”と示している可能性をもあるのかもしれません。
(なので、5w4の方が語る「人目がなくても、自分で自分を恥ずかしいと感じる」感覚とは少し違うのかもしれません。)
感情センター特徴の「物事を好き嫌いで判断する」という感覚はどうでしょうか?
それはあまりなくて、やはり“損得”感覚の方が大きいようです。
例えば、何かを辞めるときには、「嫌いだから」という理由よりも、「損だから」という理由の方が多いようです。
また、人と距離を置く場合は、「嫌いだから」という理由よりも、「怖いから(不安だから)」という理由の方が多いようです。
エニアグラム5w4と5w6の“社会的スタイル”の違いは?
次に、5w4と5w6の雰囲気の違いを探る上で、社会的スタイル(ホーナイ分類)に着目してみましょう。
“社会的スタイル”は、人(あるいは社会)との付き合い方の特徴を、「自己主張型・追従型・遊離型」の3パターンに分ける考え方です。
詳しくはこちらをどうぞ。
>>エニアグラムの“社会的スタイル(ホーナイ分類)”とは?
こちらはまず、5w6の方からいきましょう。
タイプ5は遊離型ですが、タイプ6は追従型です。
この特徴について考察するために、「周りから頼まれ事をされたらどうするか?」と質問をするとしましょう。
(通常、遊離型は「できれば避けたい」と考え、追従型は「役立ちたい」と考える傾向があります。)
5w6の方の場合は、、このように考えるようです。
「本当は断りたい。実際に最初は断る。でも、誰もやらないなら引き受けるかもしれない。」
これは、「“人の役に立つ”ということから逃げるのは、無責任だ」と考えるからのようです。
(だから、本当は嫌でも「我慢してやる」のだとか…。)
“無責任”というキーワードが出てくるのは、「人の役に立ちたい」と考える“追従型”の中でも、タイプ6としての特徴が影響しているのでしょう。
対して、5w4の方もみてみましょう。
5w4の方は、タイプ5もタイプ4も遊離型です。
なので、遊離型の特徴が強く出ると考えられます。
では、先ほどの質問「周りから頼まれ事をされたらどうするか?」にはどう答えるのでしょうか?
(通常、遊離型は「できれば避けたい」と考える傾向があります。)
5w4の方は…、「とにかく逃げる」ようです。(笑)
そもそも、“人の役に立ちたい”という概念が乏しいようで、「自分の為になるのならやる(そうでないならやらない)」という考えはないようです。
でも、どうしてもやらないわけにはいかない状況になったら、「責任は取らないよ?」と念押ししておくようです。
(最後まで逃げ道を残すというのは、回避型・思考センターのタイプ5の作戦なのかもしれません。)
エニアグラム5w4と5w6のモチベーション(満たされ方)の違いは??
最後に、5w4と5w6は、それぞれどうすれば満たされるのか(モチベが上がるのか、幸せを感じるのか)についても比較してみましょう!
まず、タイプのモチベから確認しておきましょう。
タイプ5は“何かを探究して解明すること(それによって自分の有能さを感じ、社会で生きていけるという感覚を得る)”で満たされると言われます。
その上で、その探究“何か”(テーマ)についての違いがあるようです。
5w4の方は、誰も明らかにできていない本質的なテーマに惹かれるようです。
(例えば、宇宙、人の根源、スピリチュアルなどの、解明が難しい抽象度の高いもの。)
その中でも、もっとも本質的な未解明テーマは“自分自身”という認識があるようです。
5w6の方は、実在するものや実生活に使えるものに関するテーマに惹かれるようです。
(ロボットの構造、ビジネスの仕組みなど。自分の手に負える範囲で解決できること。)

ここまで読んでみたけど、やはりどっちか迷うという方は、こちらの診断テストでタイプ4とタイプ6の項目を受けてみて下さい!
>>エニアグラムタイプ診断(正確版)